アマガミSS+ 七咲逢 前編『ツヨガリ』
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[アマガミSS+ plus]
七咲逢 前編『ツヨガリ』
≪あらすじ≫
創設祭の日を境に付き合うことになった橘純一(たちばな・じゅんいち)と、後輩の七咲逢(ななさき・あい)。しかし逢は、昨年卒業した、文武両道の水泳部元部長の塚原響(つかはら・ひびき)が特に目をかけていた水泳部のエースにして現部長。当然、部活続きの逢と今年受験の純一はなかなか会う暇が作れない。
それでも互いになんとか時間を作っていく日々。朝は逢が橘家まで純一を起こしに通い、夕方は塾さえなければ純一が逢の部活が終わるまでプール傍で待っている。時折、純一の“変態紳士”な部分が暴走して男子厳禁の女子水泳部の練習風景を覗いたり、保健室で逢のお腹を枕に子守唄を唄ってもらったり、人目をはばからずイチャイチャしたりしているが、今年から水泳部に極秘入部していた純一の妹で逢の親友でもある美也や水泳部の部員など周囲から見ればそんな二人もどこか微笑ましい光景だった。
しかし、23日の創設祭が迫る中、純一は塾の模試でつまらないミスをしてしまい成績が低下。強制的に23日から始まる合宿に強制参加させられることになってしまった。
23日は、純一と逢が付き合ってちょうど一年となる記念日で、24日はクリスマスイブ。
恋人たちにとっても自分たちにとっても特別な日だっただけに逢も動揺が隠せないが、「先輩のため」と自分に言い聞かせて強がって見せる。せめてプレゼントだけでもと思った逢だったが、美也は「にぃに(純一)が予定よりも遥かに早く合宿に強制参加させられた」と慌てて告げてきて――
≪感想≫
誰もがお待ちかねの(?)七咲逢編のスタート。
記事で書いてきたが、絢辻詞編のテーマは“ライバル”、桜井梨穂子編のテーマは“変化”だと思っている。七咲逢編のテーマは“不変”だと思った。
パッと見だと、七咲逢編は受験や部活と言った障害を乗り越える“試練”だったり、あるいは“すれ違い”に見える。けれど、“試練”ならもっとこう二人の関係性にヒビが入るような(それこそ鬱だが別れ話が出るほど深刻な)展開になるはずだし、“すれ違い”と呼ぶには二人はちゃんと互いのことを想っていてすれ違ってはいない。
だから“不変”なんだと思う。
純一には受験があって、逢には部活がある。互いに今、安易に手放すことが出来ない立場にありながら、それでも純一と逢のラブラブ・イチャイチャっぷりに変化はない。むしろいい意味で悪化していて独り身には毒のように見えるくらい(笑)。ゆえに、“不変”。どんなことがあっても、この二人の恋愛はスタート(水着着用とはいえ制服のスカートたくしあげw)から今に至るまで、そしてこれから先もずっと変態的に愛し合っているのだな、と。
実は原作をプレイし終えた時、純一の性癖や行動を踏まえた時にヒロイン六人の中で一番付き合って純一が苦労する相手は七咲だとずっと思っていた。それは性格として難があるのではなくて、今回通り二人には別々の立場があるから二人一緒の時間を過ごすことはしばらく難しいのだと目に見えて分かっていたからだ。同級生の詞・梨穂子・薫は受験を一緒に乗り越えるわけだし、後輩の紗江は部活には入っていない(入るルートもあるんだけど)ので純一の受験は紗江の方が時間を作れるし、先輩のはるかは卒業済みなので同じ学校には通えないがはるかが大学生なので時間が作りやすい。けど、逢は家の手伝いや部活があって実は時間を一番作りにくい。
今の時代だと携帯電話やメールがあるからそうでもないのだけど、アマガミの時代設定だとまだ携帯電話が出てきていない(確か80年代後半~90年代初頭くらいだったはず。同会社から出ている『キミキス』よりも時代は前と言う設定なので)というのも、こうした部分をより印象的に魅せている。
なので、今回の二人の受験や部活と言うポジションは順当というか正統なアフターストーリーと言う感覚が今までの二人のヒロインよりも色濃く感じられた。
◆ツヨガリ -他よりも一歩大人な恋愛-
もちろんこれは逢のことなんだけど、この場合強がっているのは純一もそうなわけで。あの純一が付き合って一周年とか、クリスマスイヴとか、創設祭とかこれ以上ないチャンスイベントをみすみす逃すはずもなく、実は逢以上に悶々として悶えているのはきっと純一だろうな、とwww
おそらく、この二人の恋愛は、たぶん他のヒロインよりも大人びているのだと思う。例えば、詞との恋愛は他のどのヒロインよりも精神的に深く、また梨穂子との恋愛は他のどのヒロインよりも近い位置にあった。
その中で逢との恋愛が大人びて見えるのは、同じ時間を同じ空間で過ごすというこの時期特有の恋愛からはやや逸脱していて、同じ時間に同じ空間(学校)にいるはずなのに、愛を深めるどころか会うことすら叶わないという理不尽さがあるからだろう。
実際、社会人になってからの恋愛なんて純一と逢みたいなものだ。同じ職場だったとしても互いに抱えている仕事が違ったり、案件が違ったりすればお互いの予定がかみ合わないなんてことはザラにあるわけで、これがもし違う職場ならなおのこと。その中で「時間は作るもの」として、お互いに余裕がある時には相手に歩み寄ってなんとか時間を作ろうとするわけだ。
もちろん学生時代にだってこういうことは無いわけではないが、そうした互いの立場やポジション、そこから生まれる義務や責任感と言うものが色濃く見える分だけ、きっと逢との恋愛は他のヒロインの恋愛よりも大人びて見えるのだろう。
そして、二人の性癖もまた他のヒロインよりも大人びて……いや、変態染みて見えるw 想えば、確かに純一は変態紳士だから当たり前なんだけど、それを許容する逢もまた実は純一に負けず劣らずの変態。この二人がお似合いに見えるのは、お互い変態だからだと思ってる(マテ
というか、逢の方が前作『アマガミSS』では凄いことしてるんだよね。水着着用とはいえ制服のスカートをたくし上げたり、ブランコに座る純一に真正面から跨いで座ってキスしたり、二人きりの混浴温泉に裸で抱きついたり、保健室で股枕してもらったり、自室での添い寝してもらったり……。
くっそ、他のヒロイン譲るからちょっと純一そこ変われ(爆
◆余談
もう担当回が終わった詞。でも、当然七咲編だと問題が解決してないんだなぁと想わされる図書室でのシーンはやっぱり切ない。詞が図書室で勉強しているのは別に勉強するのが習慣になっているんじゃなくて、単に家に帰りたくないだけなわけだから……彼女が厄介事や面倒事のクラス委員や実行委員をやっていたのも、内申点などの策略とは別にそういう面もあったわけだから……ね。
あと、紗江。詞編では生徒会長に立候補させられ、今度はクラス委員か。これも裏で美也にゴリ押しされたんじゃないかと思うと、紗江はずっと試練が続いてる気がしてならない(ノД`) まぁ、これで彼女の弱気で内気な性格が少し改善されれば良いんだろうけどさ。
次回 七咲逢 後編『トウソウ』 普通に考えれば純一が合宿所から逃走してきて逢と再会と言う感じか。詞編や梨穂子編同様、アバンでさっさと逃走してきて逢とイチャついてればいいよ(`・ω・´)
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