ひぐらしのなく頃に #22
ひぐらしのなく頃に 第22話「罪滅し編 其ノ壱 幸せ」
なに、ひぐらしでブルマ祭り!?(違 しかも色とりどりって意味不明orz まぁ、それは別に良いんですけどね(良いのかよっ
まじめな話、アニメとしては最終編となるんでしょうね、たぶん。とうとう「ひぐらし」もここまで来たかって具合です。
では、続きはOPENからどうぞ。
<あらすじ>
「……人って、幸せになるために、どれだけの努力が許されるのかな……?」
ダムの元工事現場。レナの独白を、ただ圭一たちは聞くことしか出来なかった。
「じゃあ始めるよ! 竜宮レナ、一世一代の頑張り物語を!!」
◇ ◆ ◇ ◆
いつもの部活動の光景。本日は校庭全体を利用した水鉄砲による銃撃戦。両手持ちの大型水鉄砲で圭一を狙い撃とうとする魅音だったが、圭一の動きの方がそれを上回る。最小限の動きで交わすと、一瞬で間合いを制す圭一。トリガーが引かれた瞬間、魅音の脱落が決まった。
その頃、別の場所ではレナと沙都子の戦いが始まろうとしていた。トラップに関してこのメンバーでは右に出る者はいないと言われる沙都子。その力を遺憾なく発揮して、レナが隠してあった水鉄砲に撃てない細工をして気づかなかったふりをして敢えて残すというトラップを発動する。だが、そこは頭の回転速度とキレは魅音に負けず劣らずのレナ。ルールを最大限に利用し、撃てなくなった水鉄砲を破壊し、飛び散った水を投擲で沙都子に命中させるという荒業に出る。
とうとう圭一とレナの一騎打ちとなった。圭一は装備する2挺拳銃で攻めるが、レナもとっさに沙都子が用意していた1艇の銃を手に取る。辺りに走る緊張感。勝負は一瞬だった。ほぼ同時の決着。だが、勝負とあらば早かった方を勝者とするしかない。
しかし、魅音は2人の戦いっぷりに再試合とすることを提案。だが、そこを圭一とレナは逃さない。
―――言い逃れはさせない
そんな想いと共に圭一とレナは敗者である3人に罰ゲームを要求するのだった。
エンジェルモートでの罰ゲームは、一風変わった格好でのウェイトレスとしてのバイト。梨花はエンジェルモートの制服と見せかけて、スクール水着にそれ風のスカート、魅音はセーラー服に赤いブルマに猫のしっぽ、沙都子に至ってはゴスロリ調のメイド服で接客中。沙都子に(冗談交じりと信じたいほど)執着を見せる入江の登場と罰ゲームは賑わった。
そんな折、エンジェルモートを訊ねる1人の女性。レナに「リナさん」と呼ばれた女性―――間宮リナは、満席で座れないことを愚痴りながらも、レナの好物のケーキを含めて3人分のケーキを購入してエンジェルモートを後にした。
興宮から雛見沢へ帰る途中、圭一とレナは2人っきりだった。つい先日まで都会暮らしだった圭一は思いのほか満喫出来ている雛見沢の生活に「幸せ」を感じていると言う。1年前に転校してきたレナも圭一の意見に同意すると、これからさらに宝探しに出かけると言う。しかし、雲行きは悪く、今にも雨が降り出しそうだ。心配する圭一に配慮しながら、それでも宝探しに行くと言うレナに圭一の方が折れる。
圭一と別れ、宝探しの現場に着いたレナ。だが、宝探しする素振りはない。そこでレナは、宝探しをすることなく廃車となり他のゴミと一緒に埋まった状態になったバスに入る。そこは電気まで通ったレナのもう1つの家。レナだけの部屋。そこでレナはやはり落ちてきた雨粒に、回想する……かつての生活に。
両親の離婚。それが幼かったレナには1つの契機となった。母のことは好きだけど、父ではない男を作って離婚しようとする姿勢は納得出来なかった。だから、レナは母に着いて行くことを良しとせず、父に引き取られることを望んだ……必死に一緒に来ないかと誘う母の手を振り切って。
―――不幸だなんて想っちゃいけない
レナは過去を思い出し、必死に自分の心を抑えこむ。ここで不幸だなんて思ったら、自分を引き取ってくれた父が不幸にしたみたいだ。だからこそ、とレナは必死に思い込む。
雨の振る中、レナは自宅へと帰宅。レナの父は、その姿を見るとすぐにバスタオルをレナの頭にかけてくれ、軽く拭いてくれた。そんな父に促され、居間に入るとそこは、レナの知っていた居間から一変していた。「リナさんに選んでもらった」と言う家具がそこにはいたる所に並んでいた。代わりに居場所を失った前の家具は、雨の振る中外の庭に放置されている。その様子に複雑な表情を浮かべるレナ。さらに、レナは父に明日、仕立てたジャケットを取ってきて欲しいといわれる。レナには何となく判っていたが、改めて問う。
「それって、リナさんに見立ててもらったの?」
応えはYESだった。
翌日、洋服屋に行くと渋滞でまだ着いていないという。仕方なくレナは近くの喫茶店で時間を潰すことに。レナから少し離れた斜め後ろ席では怒声が飛ぶ。喫茶店に似つかわしくないその声質にレナは少しだけ振り返る。そこにはいかにもガラの悪そうな中年の男性と、逆にいかにも気の弱そうな男2人組。ウェイトレスが注文を取りに来たので一度は無視しようかとも思ったが、声の大きい男の声は嫌でもレナの耳に入って来た。頭の回転と勘の鋭さでは同年代のソレを遥かに上回るレナは、男たちの話の内容をだいたい予想出来た。だが、事態は想定の範囲外へと動き出す。
ガラの悪い男の連れの女性が漏らす、おそらくは彼らの次のターゲットであろう人物について。それにレナはことごとく身に覚えがあった。心当たりがあった。別れた奥さん、慰謝料、その金額などそれは、全部自分の父に当てはまること。レナの表情が変わる。いつの間にか、全神経は耳に集中し、アップルパイが運ばれてきたことにすら気づかない。
ついに男たちはサインをしてしまい、これからさらにローンを組みに行くらしい。出て行くところで、レナは出口に視線を走らせる。入って来たヤクザ風の男にヘコヘコしているガラの悪い男の端に映った女性。それは見間違うはずもなく、レナの知る間宮リナだった。
リナと入れ替わりで入って来たヤクザ風の総支配人・葛西と魅音の妹・詩音が店に入って来る。レナは詩音に名前を呼ばれてそこでようやく2人の存在に気づく。気軽に挨拶をしてくる詩音だが、いつものように返事は出来そうになかった。つい先ほどまでリナのしていた会話が事実ならば……そう思っただけで一層表情は凍りつく。
レナは思い切って、葛西にリナたちについて訊く。自分のような子供に話せる内容ではないのか、最初ははぐらかされていたが、自分の怒声と、いつもとは違うであろう自分の様子を感じてくれた詩音の助けもあって訊き出したいおおよその内容を訊き出せたレナはそのまま店を飛び出す。
ガラの悪い男は北条鉄平。沙都子と同じ苗字だが、今のレナはそれに気づく余裕はない。そして、その連れの女性は水商売をしている間宮リナ。鉄平はリナのヒモで、リナは鉄平を利用し、男をたぶらかしお金を巻き上げて生計を立てているという―――そう、今日みたあの男たちのように。
レナの視線はリナを捉える。その目に前ほどの好意的な光はない。あるのはただ1つ。
敵意のみ。
<感想>
コミカルな部分では銃撃戦がなかなかに面白かった。特に圭一は、さすがですよね。最小の動きで回避し、ピンポイントで頭部を撃ち抜くその姿は正しく最強のMSパイロット……あれ、作品がズレてる( ̄∇ ̄;) 申し訳ないです。でも、2挺拳銃の扱いもばっちりでしたからね。最新型では2挺拳銃の機体を乗りこなし……あれれ、またズレてる( ̄- ̄;)
さて、シリアスな部分では、レナの過去についてわかりましたね。今まではずっと前の学校で騒動を起こして転校してきたことくらいしか判ってませんでしたから、両親の離婚やらなにやら色々彼女の周りで起きていたって知ってちょっと驚きです。
<MVC>
葛西
あのガラでまさかパフェを頼むとは( ̄- ̄;) そのギャップが素敵です、葛西さん。あんなボディガードがぜひ1人は欲しい(ぉ しかも、喫茶店を経営するほどお金持ちなようで(でも園崎家の資金??
にしても、前回までの目明し編での詩音がアレだったので、今回の詩音にはちと安心。相変わらず鋭いところはあるようですけどね。詩音もずっとこんな風なら良いのに。
<私的推理>
1.レナのバス部屋
いわゆる「秘密基地」と言うやつでしょう。でも、子供が作る秘密基地にしてはやたらと居住性に満ち満ちている。ちょっと不自然に思った方もいるはず。
これはおそらく、自宅に帰り辛い時の逃げ場、なんでしょう。特に、間宮リナの存在がちらつき始めた頃から。私の推測では、この基地が作られたのもこの頃、あるいはこのように電気まで引かれた居住性の高さが目立ってきたのがこの頃だと思われます。
レナは良くも悪くも、この年代では間違いなくずば抜けた頭の回転の速さと勘の鋭さを持ちます。また、レナの過去にはかつて知らず知らずのうちに自分が母の愛人と遊んでいたと言う経験もある。それらも踏まえて、レナには「間宮リナ」と言う存在が、父の新たな交際相手だと察し、さらにレナは邪魔しないようにした、と言うことでしょう。
邪魔しないように、と言うとだいぶ肯定的に捉えていますが、実際は過去の経験から似たような場面にもう巻き込まれたくないという否定的な捉え方の方が強いのではないか、とも思いますが。
まだ其の壱なので、情報不足。推理もまともに出来てません(´・ω・`)ショボーン 次回からはもっと本編も動くでしょうから頑張りたいです。ところで、罪滅ぼし編って新編ですか、それとも何かの回答編ですか??
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://aaillnv.blog16.fc2.com/blog-entry-373.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/d3b224257b13b386419a093d69b56f5b
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/50613644.html
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50421541.html
・http://blog.livedoor.jp/paprika200502/archives/50693552.html
・http://blog.livedoor.jp/radical_weapon/archives/50682433.html
・http://blog.livedoor.jp/xenon44/archives/50545880.html
・http://endless-space.jugem.jp/?eid=1037
・http://firelife.blog55.fc2.com/blog-entry-267.html
・http://hakuroupunk.blog56.fc2.com/blog-entry-242.html
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-493.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-180.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2006/08/post_0ee2.html
・http://tamayuru.blog21.fc2.com/blog-entry-292.html
・http://twodimension.blog59.fc2.com/blog-entry-107.html
・http://www.todasoft.net/blog/archives/2006/08/_22_1.html
・http://zdryeo.blog43.fc2.com/blog-entry-205.html
- at 22:31
- [アニメ(放送終了):ひぐらしのなく頃にシリーズ]
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<私的推理>の部分を読んで、鋭い考察に思わず唸ってしまいました。
あ、ちなみに罪滅ぼし編は新編です。何かの回答編ではありません