新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 用語集(マ・ヤ行)
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
そのまま、頭文字が「ま」~「も」、「や」~「よ」に該当する用語集です。
ネタバレ、憶測などを含みますので、それを容認できる方のみ、先へお進み下さいませ。
最終更新日:2017年06月10日
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太字が小見出し、[]はジャンル分類となる。
ジャンルは以下の通り。
[人物]…人物など生命(動物など含む)を示す
[兵器]…MSなどの兵器を示す
[科学]…兵器以外の科学技術や科学的な数字・根拠を示す
[世界]…世界観やその一般的な歴史、用語などに関する
[年号]…時間や時系列を示す
[組織]…国や組織を示す
[地名]…場所や地形を示す
青字が最新更新部分である。
説明文では、
『Frozen Teardrop』を“本作”、
『ガンダムW TV版』を“本編”、
『Endless Waltz』を“OVA”ないし“EW”
と記す。
-マ行-
無慈悲な妖精たち[組織/兵器]
「マーシレス・フェアリーズ」と読む。ナイナが所属する火星連邦軍第909特殊独立戦隊のことであり、同部隊で運用されるカスタム・マーズスーツのこと。
詳細はこちらを参照⇒マーシレス・フェアリーズ
マーシャン[世界]
火星政府の自治権獲得に伴い、初代大統領のミリアルド・ピースクラフトが独立宣言の中で火星に住む人類(火星人類)のことを呼称する呼び名として使ったもの。
マーズアンモナイト[人物(生物)]
火星で数年前、遺伝子操作によって作られたアンモナイト。最大で二メートル近くになるものもいるという。トロワ・フォボスはデュオに加熱処理をしたものを振る舞ったが、食用として適しているのかは不明。
マーズスーツ[科学・兵器]
『火星改造作業用の二足歩行マニピュレーター付きMTF(=Mars Terra Fomer)』 を火星連邦初代大統領ミリアルド・ピースクラフトが指示し、戦闘用に改造させ軍事転用させたもの。略称はモビルスーツと同じ「MS」。
詳細はこちらを参照⇒マーズスーツ
マーズタイム[世界]
AC暦を使用していた頃、『深夜プラス37』に対応するべく考案された時間換算法。『火星時間』と記され、1時間に1分35秒ずつ割り当てる手法だったが、閏秒などの計算がややこしくすぐに廃れた。
マーズツーリング[世界]
その名の通り、火星をバイクやトライクで周遊旅行を楽しむこと。
マーズ・テラフォーマー[科学・兵器]
マーズスーツの原型となる作業用ロボット。ファザー曰く「肉体労働」とのこと。
マーズ・テラフォーミング[世界・科学]
リリーナ・ドーリアンも計画に参画していたと言われる、火星を人為的に人が住める惑星へと環境を造り替える計画。成功までの経歴は以下の通り。
1.地球圏時間の200年以上前からフロンの人工大気の温室効果で火星を暖めていた。
⇒しかし、まだ二酸化炭素が多く生物が呼吸出来る状態ではない
2.パラテラフォーミングの実行
⇒※パラテラフォーミングとはドーム状の施設を造り、その中の環境を地球化すること。
3.MO-Ⅶ火星落下事故。
⇒MO-Ⅶ内部にあった氷に『エウロパの藻』が紛れ込んでおり、火星で繁殖・増殖。わずか一年で火星の平均気温を上昇させる。
4.落下事故から数年で火星の砂漠の半分が海の水に満たされる
⇒酸素濃度の向上により気圧が地球と同等になり、テラフォーミング事実上完了。
これらの成功には功労者としてリリーナ・ドーリアンがその名を連ねているが、事実上ノイエンハイム社による独断専行で行われた、利潤追求のための結果だったという見方も根強く残る。
マイク・ハワード[人物]
トールギスを開発した科学者の一人。バーニア開発の第一人者。TV放映本編に出演していた「ハワード」と同一人物。
AC146年にはサンクキングダムを占領した反連合軍に参加し、《ワイバーン》の強化に携わっていた。その後《トールギス》を開発、AC195年にはデュオを始めガンダムのパイロットやミリアルド・ピースクラフトをサポートした。
詳細はこちらを参照⇒マイク・ハワード
魔王[兵器]
ガンダニュウム合金製モビルスーツ試作零号機《プロトゼロ》を経てD・Dが中心になって開発した試作一号機の一つ。当初から四足歩行による高速機動型として開発されていたが、ジェイ・ヌルが飛行形態への可変型を開発していることを知って可変機構を搭載しようとしていた。後の《魔法使い(ワーロック)》。
詳細はこちらを参照⇒魔王
マグアナック[組織、兵器]
1.タガログ語で『家族』を意味する単語。
2.本編にも登場した中東の反OZ組織。カトルに心酔し絶大な信頼を寄せる。
3.カトリーヌがプリベンターの追撃を振り払うために使用した独自のモビルドール。レプリカモビルドールと呼ばれている。
詳細はこちらを参照⇒マグアナック
マグネットシューズ[科学]
磁力靴。宇宙で活動する際に必要とされる装置の一つで、主にシャトルなどの外壁作業の際に磁力を発生させて外壁と足を固定する装備だと思われる。
マグネティックサンドストーム[科学]
「MSS」と略される、その名の通り磁気を伴った火星の砂嵐を意図的に引き起こすシステム。『ショーフック2』に搭載されている。
マックスウェル教会の惨劇[世界]
L-2コロニー群V08744にビル・マックスウェルが建てた教会でAC188年、コロニー住民の反連合派クーデターによって、240名余りの被害者を出した事件。その事件が起こった地が、かつてヒイロ・ユイの甥であるアイン・ユイとクシュリナーダ家の令嬢であるアンジェリーナ・クシュリナーダの結婚式が行われた場所と言うこともあり、教会名を取られて事件名として今でも記録として残っている。
余談だが、当時この教会に身を寄せていたガンダムパイロットの一人・デュオが、後に自分の性としてマックスウェルを名乗るきっかけとなる。
マリウス・ヒルズホール[地名]
マリウス・プラントのあった『嵐の大洋』にある『マリウスの丘』の溶岩トンネル。そこではルナ・チタニュウム(当時はネオ・チタニュウム)と呼ばれていた、MSの装甲や駆動部など大部分に使用される合金の原材料が採れたほか、新たな合金としてGND合金(後のガンダニュウム合金)の精錬を目指していた。
特にGND合金の原石が大量に採れたものの、AC190年時点ではすでに枯渇状態にあってその価値は低下していたと思われる。
マリウス・プラント[地名]
月面『嵐の大洋』と呼ばれる場所にあるロームフェラ財団が管理運営していたモビルスーツ工廠。かつては『マリウスの丘』と呼ばれる場所に存在し、地下にモビルスーツの装甲部分や駆動部分に用いられるルナ・チタニウム(当時ネオ・チタニュウム)と呼ばれる鉱物を採取出来たほか、成功はしていなかったがガンダニュウム合金の精錬を目指していた。
工場は最新鋭の設備がそろい、オートメーション化や労働時間短縮などの労働環境も整えていたが、重力が地球上の1/6しかない為、労働者のストレスが溜まり、反乱を引き起こしてしまう。
それが後の『第一次月面戦争』と呼ばれる『Ocean of Stoms WARS(嵐の大洋会戦)』のモビルスーツ同士の大会戦となる。
マリーネ・ドーリアン[人物]
本編では「ドーリアン夫人」と呼称されていたリリーナの養母。本作ではイリアが経営する火星僻地の「ウィナー・ホスピタル」の入院患者の一人。カトリーヌのことをリリーナと勘違いしていた。
詳細はこちらを参照⇒マリーネ・ドーリアン
マリーメイア・クシュリナーダ[人物]
EWに登場したマリーメイア軍の象徴的指導者。父親はトレーズ・クシュリナーダと言われているが、その真相は定かではない。マリーメイア事変後、デキム・バートンの凶弾を受けて倒れたが、一命は取り留めたようで、その後はAC197年春ごろにはトレーズ(と思われる人)の墓参りやリリーナの誕生日会に出席できるほどに回復した(しかし、回復はしつつあるがそれでも車いすは余儀なくされている)。
詳細はこちらを参照⇒マリーメイア・クシュリナーダ
マリーメイア事変[世界]
AC196年に起きた地球圏統一国家への宣戦布告、地球圏統一国家ブリュッセル大統領府占領事件。『マリーメイアの反乱』『マリーメイアの蜂起』など様々な呼び名がある。
トレーズ・クシュリナーダの実子を名乗るマリーメイア・クシュリナーダがトレーズの求心力を利用し旧OZ兵士などを主体にしたマリーメイア軍の結成ならびに同軍による軍事蜂起である。拠点としていたX-18999コロニーおよび資源衛星MO-IIIからの多面的強襲作戦によって大統領府を制圧するも、平和を望む市民たちが多数戦場へ駆けつけて平和の必要性と維持を呼び掛けるという異例の事態と、大統領府に潜入していたプリベンターのエージェントおよびガンダムのパイロットによって指導者マリーメイア・クシュリナーダの捕獲(負傷していたとも言われる)、実質的首謀者であったデキム・バートンを銃殺することで鎮圧した。
正史においてこの事件以降、ガンダムを始めとするモビルスーツはその後の歴史に登場しなかったはずだが……。
マリネリス峡谷[地名]
火星にある峡谷の一つ。この北側にキュレネがある。
マルス大陸[地名]
火星最大の大陸名。南半球にあり、かなり広大な大陸が一つに繋がっているようでファザーは「火星のオフロード(舗装されていない道路)・ツーリングには最適」と称した。ラナグリン共和国も存在するか隣接していると思われる。
マルタの鷹[世界]
カテリナとマルティクスが共に鑑賞したことがある映画。実際に1930年に発表された探偵小説であり、何度か映画化もされている。作者はダシール・ハメット。
マルティクス・レクス[人物]
AC145年夏にサンクキングダム王宮に入り込み、その後王族を人質にとった反乱軍に参加していた若き士官。当時の階級は大尉。ネズミや虫・爬虫類が苦手。映画も良く鑑賞したようである。
その後、カテリナと手を組み反地球連合軍としてAC146年4月の停戦まで戦う。停戦後は、カテリナに賛同し《シャーウッドの森》の参謀として参加。カテリナと長く帯同することで彼女に恋慕を抱いている。
後に、カテリナの娘と結婚し、『完全平和主義』を提唱するピースクラフト王になる。
詳細はこちらを参照⇒マルティクス・レクス
ミラートレース[兵器]
あるいはミラートレース・プログラミングと呼ばれるモビルドールシステムに組み込まれるプログラムの一つ。相手の動きを瞬時に読み取り、その行動と同じことを左右逆にして攻撃するもの。プログラムで動くため単調になりやすいモビルドールの行動を変則的にすることが出来る。
ミリアルド・ピースクラフト[1][人物]
ピースクラフト王家の血を継ぐリリーナの兄。『ゼクス・マーキス』の偽名でOZに参加しサンクキングダムを滅ぼした連合への復讐を実行。その後、『EVE WARS』にてコロニー市民による独立運動組織を母体としたコロニー側武装組織・ホワイトファングの代表を務めた。『EVE WARS』にて生死不明となるも、マリーメイア事件ではプリベンターの『火消しの風(ウィンド)』として活躍したのち、火星へ移住。
大統領の座を妻であるルクレッツィアの実兄に譲り、自身はナイナと共にとある目的のため火星で旅を続け、自身を『キュレネの風』と呼称していた。独自にMSを保有しており、旧友・エルヴの遺した何か(おそらくかつて自分が乗り、その後管理を任せていた《ガンダムエピオン》だと思われる)を捜している。
詳細はこちらを参照⇒ミリアルド・ピースクラフト
ミリアルド・ピースクラフト[2][人物]
何時の頃からかは不明だが、本物のミリアルド・ピースクラフトに取って代わってその代理として火星連邦政府初代大統領の座に就いた者。その正体は、ノインの実兄であるディズヌフ・ノイエンハイム。MC21年最初の冬(MC-0021年FIRST WINTER)、当時名無しだった少年(後のトロワ・フォボス)によって眉間を貫かれ死亡。
詳細はこちらを参照⇒ミリアルド・ピースクラフト[2]
ミリオン・リデルハート[人物]
AC148年に連合宇宙軍旗艦の《ヴェルソー》に准尉で補佐官として搭乗し、のちのAC186年には第一次月面戦争の際に連合の『静かな海』基地の月面宇宙軍指揮官。AC時代最後の大鑑巨砲主義者。
詳細はこちらを参照⇒ミリオン・リデルハート
ミル・ピースクラフト[人物]
ミリアルドとルクレッツィア(ノイン)の間に生まれた双子の姉弟の弟。その容姿は男性ではあるが、かつてのルクレッツィアそっくりで、トロワのように前髪がやや長い黒髪。カトリーヌが想いを寄せる一人。
詳細はこちらを参照⇒ミル・ピースクラフト
メディカル・カプセル[科学]
治療用のカプセルポッドだと思われるが、詳細は不明。一般的な装備なのか、ヒルデ・シュバイカーやキュレネの風(ミリアルド・ピースクラフト)、老師張(張五飛)も使用しており、銃弾に倒れたヒイロや意識不明だった五飛の意識をわずかな時間で回復させることが可能だった。
メディカル・ナノマシン[科学]
AC.197年時において最新の緊急治療用ナノマシン。ただし、サンクキングダムが過去に独自に開発したナノマシンの方が強いらしく、リリーナに用いた際にはことごとく最新型のナノマシンの方が敗北し駆逐されてしまっていた。
メリクリウス[兵器]
AC195年、五人の科学者によって《トーラス》をベースに建造された「最強の盾」のコンセプトを持つMS。
詳細はこちらを参照⇒メリクリウス
モガディシオ[地名]
アフリカ大陸東部に位置する都市。AC186年に反乱が起き、当時レイク・ビクトリア基地で教官をしていたトレーズ・クシュリナーダが、ゼクス・マーキスら5人の士官候補生を連れて初めてMSのみで行われた軍事作戦であり、この反乱を敵味方死亡者ゼロと言う結果を残したことが、後の世界でMSが広く普及してしまう原因となる。
反乱鎮圧後、連合軍によって当時大将であったノベンタの名を冠したノベンタ砲と言う巨大レーザー砲を配備する。
本編にも登場。AC195年、OZのオペレーション・デイブレイクによって地球連合軍が崩壊すると、残存兵がモガディシオ要塞に立て籠もり、それを討伐したのがOZのソマリア戦線第33独立部隊の任務であり、ゼクス・マーキスが《トールギス》と共にこの作戦に参加し、見事ノベンタ砲を破壊し、討伐・制圧に成功している。
モビルスーツ[科学・兵器]
『MOBILE SUIT=Manipulative Order Build and Industrial Labors Extended SUIT(建設及び工業労働用有腕式拡充型宇宙服)』の頭文字を取ったもの。略称はMS。本編に出て来るMSとは、それを軍事転用したものである。
詳細はこちらを参照⇒モビルスーツ
モビルスーツのさらなる解説はこちらを参照⇒モビルスーツ
モビルドール[科学・兵器]
『MOBILE Direct Operational Leaded Labor"』の略称。さらに略すとMDと表記される。
パイロットを必要とせず、プログラムだけで駆動するモビルスーツ。パイロットが存在しないので生身の肉体を無視した駆動や精密射撃が可能な一方で、プログラムの隙をつかれたり、融通が効かなかったり欠点もあった。
詳細はこちらを参照⇒モビルドール
モビルドールのさらなる解説はこちらを参照⇒モビルドール
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-ヤ行-
安らかな死[世界]
『PPP』と連動してしまったリリーナ・ピースクラフトに許された、ただ一つの死に方。『安らかな死』でのみ、『PPP』は発動しない可能性がある、と言われているが、実際にその確率は低いらしい。
オペレーション・ミュートスでは、リリーナが望むヒイロ・ユイによる殺害でこの『安らかな死』が起こせないかと画策されている。
闇に葬られた歴史[世界]
地球圏のヒストリーバンクにもラナグリン共和国のライブラリーにも残されていない歴史。AC190年前後に勃発した第二次月面戦争もその一つ。
遊撃隊[組織]
軍隊における一つの隊名・役割。国・軍・組織ごとにさまざまな解釈がある名称だが、「ピースクラフトファイル6」に出て来た地球圏統一連合軍陸軍においては、「その機動力を以て各部隊を支援する予備隊となり、時には一気に敵の主力を超えて敵陣後方を攪乱、増援補給の阻止、退却炉の封鎖など多様な任務をこなす」ことを目的としているようである。
有線式電子音響魚雷[兵器]
《ショーフック2》に搭載されていた間接攻撃用魚雷。高周波超音波と広範囲で膨大な量の水泡を発生させることで、水中にいる相手パイロットの耳と目を奪うことが出来る、一種の目晦ましのような魚雷。通常の潜水艦の場合はサブソナー士がいてすぐに交代することで対応するが、一人乗りのマーズスーツではそれが出来ないため有効な一打となる。
ユートピア海[地名]
火星の地名の一つ。現実の火星にも「ユートピア平原」があり、そこに起因しているのかもしれない。
ユーポートシティ[地名]
AC195年時におけるサンクキングダム王国の首都。それ以前のサンクキングダム時代からそうだったのかは不明。
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