新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 用語集(ナ行)
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
そのまま、頭文字が「な」~「の」に該当する用語集です。
ネタバレ、憶測などを含みますので、それを容認できる方のみ、先へお進み下さいませ。
最終更新日:2015年07月05日
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太字が小見出し、[]はジャンル分類となる。
ジャンルは以下の通り。
[人物]…人物など生命(動物など含む)を示す
[兵器]…MSなどの兵器を示す
[科学]…兵器以外の科学技術や科学的な数字・根拠を示す
[世界]…世界観やその一般的な歴史、用語などに関する
[年号]…時間や時系列を示す
[組織]…国や組織を示す
[地名]…場所や地形を示す
青字が最新更新部分である。
説明文では、
『Frozen Teardrop』を“本作”、
『ガンダムW TV版』を“本編”、
『Endless Waltz』を“OVA”ないし“EW”
と記す。
-ナ行-
ナイナ・ピースクラフト[人物]
ミリアルドとルクレッツィア(ノイン)の間に生まれた双子の姉弟の姉。その容姿は美しく長い金髪を持つ女性。幼少期は『キュレネの風』として大統領府を離れ旅を続けたミリアルドと行動を共にした後、シュバイカー孤児院に預けられた。シュバイカー孤児院ではヒルデの他に、デュオと特に仲が良かった。
詳細はこちらを参照⇒ナイナ・ピースクラフト
ネオ・プラネイトディフェンサー[兵器]
ビルゴⅣに搭載されたプラネイトディフェンサーの電磁シールドシステムが強化された最新型。通常の3機1小隊で運用された場合、1機当たり8基、合計24基のネオ・プラネイトディフェンサーを複雑に三重構造で展開することで通常兵器はもちろん、新型のバスターライフルですら理論上完全に防ぎ切るほどの防御性能を持つ。
ナノ・ディフェンサー[兵器・科学]
対無人機用ナノテクノロジー兵器。もともとはAC195年ごろ、トレーズ・クシュリナーダが世界を席巻しつつあったモビルドールを一気に壊滅させようと設計開発を依頼していたもの。結果的な効果は《エピオン》の兄弟機として開発された《ガンダムアクエリアス》のアンチMDシステムに近いものと思われるが、コンピュータウィルスを強制送信するアンチMDシステムとは根本的な原理が異なっている可能性もある。
その後長い時を経て、MC暦に入ってからヒルデ・シュバイカーがラナグリン共和国の国立図書館のメモリー・ライブラリーから発掘した。
ナイナ曰く「科学技術が絶えず過去を凌駕して進歩し続けているといのは盲信」とのことで、現代においても十分に活用出来る技術らしくこの兵器を搭載した《トールギスヘヴン》は、250機の無人機を一気に無力化させた。理論は前時代のものだが、実用化に至ったのはナノテクノロジーが活発し応用が可能になったごく最近とのこと。
その仕組みは広範囲に散布される特殊な粒子か電磁波かによって、無人機に蓄積されたデータを一瞬にしてリセットしてしまう、というもの。そのことによって無人機は標的やフォーメーションなど蓄積されたデータを失い、行動不能に陥る。しかし、モビルドールのシステムを管理する者がいて、データをフィードバックすれば再起動は出来てしまう。
ナノテクノロジーで動いていると思われる『PPP』の呪縛からファザー・マックスウェルを解き放とうとナノテクノロジーの権威と呼ばれるまでになったヒルデ・シュバイカーが研究を再開したと言われており、その副産物として誕生した可能性もあるが、真相は不明。
ナノマシン[科学]
0.1~100nm(ナノメートル。1nm=0.000 000 001m)サイズの機械装置の総称。数々のSFや近未来作品に登場する目に見えない極小のマシンである。
『ガンダムW』シリーズにおいては本作で初登場するが、実際にそのナノマシンテクノロジーの研究は本編(AC195年)以前から長く続けて行われてきていたようだ。
ナノマシンへの命令方法は、光であったり、高周波音波であったり、単なる振動だったりと考えうるさまざまな形での命令伝達が可能となっているらしい。
基本的には地球圏・火星圏を問わず医療用として用いられ、地球圏でもAC暦の早い段階から実際に医療現場では使用されており、リリーナやパーガンにもそれを用いた医療跡が見られる(ただしこれらについては後付けの設定であり、TVシリーズやEWではそのような描写はほとんどない)。
MC暦においては火星でディズヌフ・ノイエンハイムの策略により火星移住の条件である、火星特有の風土病対策として予防注射の中に数個のナノマシンが混入されており、ディズヌフは『PPP』を利用し恐怖によって火星を支配しようと試みた。
また本編に登場したヒルデ・シュバイカーは現在、火星ラナグリン共和国においてこのナノマシンを中心としたナノテクノロジーの権威とされる。
虹の入江[地名]
月面の「雨の海」の北西部にある地名。広大で平坦な地域のようである。AC-187頃にはそこに反乱軍の新型モビルスーツ開発プラントがあり、大段にもその崖部分に滑走路や実験設備を置いていたが、これはD・D(プロフェッサーG)による強力なECM防護幕と月面迷彩ドームというステルス処理によって連合の監視衛星の目をごまかしていた。
ネオ・チタニュウム[科学/兵器]
あるいは「ネオ・チタニュウム合金」とも呼ばれる特殊素材。開発された経緯や年度に関しては諸説あるが、ガンダニュウム合金を用いたMS《ガンダム》の登場に際し、OZ・ロームフェラが既存のチタニュウム合金を改良し、ガンダニュウム合金に匹敵する素材となる合金を作り出そうとして生み出されたものだとする説が主流(他には、AC195年以前からガンダニュウム合金同様に存在はしていたが後述のコストパフォーマンスの悪さから普及してなかっただけとする説や、EVE WARSが集結した戦後にネオ・チタニュウムという物質が発見されそれを原料とした合金とする説などがある)。
諸説ある経緯だが、結果的に誕生した本合金はガンダニュウム合金に匹敵する堅牢性と軽量性を兼ね備えたものとなっており、一説にはその耐久強度はガンダニュウム合金を軽く超えるとさえ言われた。しかしながら、ガンダニュウム合金以上のコストパフォーマンスの悪さと整備性の劣悪さが指摘され、AC195年時点での兵器転用はなされなかった。
AC196年終わり頃にはプリベンターのデータバンクには詳細なデータがあり、破片を回収し解析すればそれが「ネオ・チタニュウム合金」であることが分かるようになっていたようだ。
結果的に地球圏において本合金を用いて製造された兵器は、確認されているだけでマリーメイア軍が用いたMMS-01《サーペント》のみに留まる。
AC197年時点で、サンクキングダム城にかけられているマルティクス・ピースクラフト王の肖像画はこのネオ・チタニュウムで保護されていたと言われ、その裏側には量子コンピュータ型AI《サム》が隠されていたが、これがサンクキングダムが滅亡したAC180年頃にはすでにこの仕様だったのか、その後にネオ・チタニュウムが用いられたのかは不明。
ネメス[兵器]
《リーオーV型》と呼ばれるタイプの《リーオー》。
詳細はこちらを参照⇒ネメス
ノーヴェ・ノイエンハイム[人物]
ノインとディズヌフの実父でノイエンハイム・コンツェルンの前々社長。ファザー曰く「典型的な市場原理主義者」とのこと。
詳細はこちらを参照⇒ノーヴェ・ノイエンハイム
ノイエンハイム・コンツェルン[組織]
創業はAD暦(西暦)後期。独語で『新しい家』の意味を持つ営利団体で、特に市場原理主義とも功利主義とも言われる利益優先式の思考を行動基準にしている。人の命のやり取りで儲かっているモビルスーツや武器開発に比べれば、惑星規模の環境破壊など大したことはなく、むしろ未来の人類のために行った行為は最大多数の最大幸福になる、と考えるような輩の集まり。
当初から疲弊し搾取し尽くされた狭い地球の慢性的な経済危機から脱却する為に、宇宙開発の複合企業グループとして新たな市場開拓の経済活動と、宇宙移民への支援活動を意欲的に継続。AC暦初期には後の宇宙コロニーの原型となる永住型宇宙ステーションを完成させる他、火星と木星の間にあるアステロイド帯から資源衛星(後のMO-Ⅱなど)を移動させ、コロニー建造の礎を築いた。
もちろん、基礎技術の特許を取得しており、コロニーが一つ完成すると濡れ手に粟の膨大な金額が転がり込む仕組みになっており、こうした利益独占の体制が初期の宇宙開発とコロニー建造を遅らせた側面を持つ。
その証拠に、ノイエンハイム社が持つ特許権が消失したAC130年頃から爆発的な第二次コロニー建設ラッシュが訪れている。
その後、さらなる未来を実現する惑星改造計画『テラフォーミング・プロジェクト』を開始し火星が第一ターゲットとなった。密閉ドーム型住居の開発、大気に人工フロンを散布して温室効果で温暖化促進。さらに資材運用の効率化のため第一衛星フォボスと繋げた宇宙エレベーターを完成させた。
しかしながら火星開発は巧く行かず、地球から火星までの距離が遠過ぎたことや薄い空気濃度、地球の三分の一の重力しかないことが影響し月面に人類が居住しなかった時のように移住計画は失敗。また、地球圏では地域紛争が乱発しており宇宙開発よりもモビルスーツなど武器製造の方が利潤を生んだ(結果としてモビルスーツや武器開発の中核にいたロームフェラ財団やバートン財団はその財力と権力を高めていった)。
火星にとってあまりに都合のいいことばかりのAC187年MO-Ⅶ落下はノイエンハイム社が意図的にやったとファザーは考えている。
また同様にモビルドールオートプラント『ウルカヌス』とそこにあったビルゴⅢを秘密裏に回収し利用したと推察している。同様にラナグリン共和国で発見された《ガンダムエピオン》は、AC196年からAC197年初頭頃までにディズヌフが、同機体をミリアルド・ピースクラフトから託され隠匿していたエルヴ・オネゲルを殺害し強奪したものである。
当時絶大な人気を誇ったリリーナ・ドーリアンがマーズ・テラフォーミングを推し進めたこともあって、その後エウロパの藻の影響も含め火星開発は急速に進み、相応の利潤を手にしたものと思われる。
それと同時に、どこまでの社員たちが知っていたかは不明だが、火星での利権と実権を確かなものにすべく、どこからかノーヴェが入手してきた『P4』の修復と改良、そして起動させることでナノマシンによる恐怖支配を目論み、MC0022年までに実現させた。
前々社長はノーヴェ・ノイエンハイム、前社長はディズヌフ・ノイエンハイム。ミリアルドに扮していたディズヌフ暗殺後のMC0022年時点の社長は不明。
ノベンタ[人物]
AC186年、地球圏統一連合軍大将。本編にも登場。トレーズの計略にかかったヒイロ・ユイが《ウイングガンダム》によってノベンタ元帥始め平和主義者の乗るシャトルを撃墜してしまい、死亡した。
詳細はこちらを参照⇒ノベンタ
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