新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 用語集(カ行)
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
そのまま、頭文字が「か」~「こ」に該当する用語集です。
ネタバレ、憶測などを含みますので、それを容認できる方のみ、先へお進み下さいませ。
最終更新日:2017年07月08日
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太字が小見出し、[]はジャンル分類となる。
ジャンルは以下の通り。
[人物]…人物など生命(動物など含む)を示す
[兵器]…MSなどの兵器を示す
[科学]…兵器以外の科学技術や科学的な数字・根拠を示す
[世界]…世界観やその一般的な歴史、用語などに関する
[年号]…時間や時系列を示す
[組織]…国や組織を示す
[地名]…場所や地形を示す
青字が最新更新部分である。
説明文では、
『Frozen Teardrop』を“本作”、
『ガンダムW TV版』を“本編”、
『Endless Waltz』を“OVA”ないし“EW”
と記す。
-カ行-
火星[地名]
地球、宇宙空間ラグランジュ・ポイントのコロニー群に次ぐ第三の人類の住処。幾つかの特徴がある。
・火星の重力は地球・コロニーの三分の一。
・一日=24時間37分
・一年=687日
・一年の長さがコロニー標準時間(地球AC歴)の倍近くあるせいか、四季にはそれぞれ「FIRST」と「NEXT」の二度ある(※FIRST WINTERやNEXT WINTERのように。ただしSECOND SPRINGの描写もありNEXTとSECONDの違いは明示されていない。基本的には「最初の冬」などの使い方の方が一般的のようだ)。
・上記の標準時間の変更による『火星歴(マーズ・センチュリー/MC)』の採用
・火星には二つの月(衛星)フォボスとディモスがある。地球のMOONのように白くは輝かない。
・火星の強い磁気を伴う砂嵐は従来のMSやMDの稼働を停止させるほどの規模。
・木星の第二衛星エウロパで発見された耐乾性の藻が偶然火星に落着したことでテラフォーミングは急速に進み成功を収めた。
・火星人類をマーシャンと呼ぶ。
・現在の火星の総人口は約二十億人。
・現在火星移住の際には、特有の風土病対策などの予防接種が義務付けられている。
(その中に『PPP』と連動するナノマシンが混入されている)
上記の理由(特に地球圏のAC歴ではなく独自のMC歴の採用)により、地球圏と火星圏の歴史は隔絶された。
AC187年にMO-Ⅶが火星南半球に落下して以降、エウロパの藻によって地球に近い大気が形成されつつあるが、AC197年の時点でそれでもヘルメット無しではいられず、パラテラフォーミング・ドームの中でしか暮らせない現状。そのため、移民機関も都市計画もなく、政府機関も有名無実だった。
市場原理主義のノイエンハイム・コンツェルンによるテラフォーミングだった為、火星移住者の中心的存在は地球圏の『完全平和』を窮屈に感じていた自由主義者たちと市場開拓に色めきたった功利主義者たちが占めており、残りは地球圏にいられなくなって逃げ込んだ無法者や荒くればかりだったという。
火星への移住は簡単な書類と風土病の予防ワクチン接種だけであっさり入植出来たこともあり、結果として権力や金、腕っ節が全ての災いの星と化しており、子供や女性が割を食って戦災孤児や商売女の数も増える一方。さらに火星連邦政府が宗教からも多額の税金を取っており、お尋ね者の名前と言うだけで税務署が多額の税金を吹っかけて来ることもあるという。
これらのことが示しているように地球圏ほどの歴史がなく平和維持システムが出来上がっていなかったため、独立宣言後から火星の治安は大幅に乱れている。これらを治めるため二代目火星連邦政府大統領リリーナ・ピースクラフトは完全平和主義を目指すが、前述のように地球圏ほど歴史の積み重ねと平和維持システムが成熟していないため、火星ではまだ完全平和主義が実現する土台は出来上がっていないとする声もある。
火星国家の独立宣言[世界]
MC17年、火星連邦政府初代大統領ミリアルド・ピースクラフトが粘り強い交渉の結果、地球圏統一国家から自治権を獲得したことを発表、それによる火星圏の地球圏からの独立の宣言。MC歴の採用、火星人類(マーシャン)という呼び名の名乗り上げなどが行われ、これを契機に地球圏と火星圏の歴史は隔絶される。
火星再建[世界]
マーズ・レコンストラクション。ゼクスから「地球圏への帰属」が求められたことに応じてドロシー以下統一国家が承認し、現在の戦後処理(新たな大統領の選出と復興)をすることを意味している。
火星南北戦争[世界]
現在の火星連邦政府とラナグリン共和国の現状を、地球兼統一国家が極秘裏に命名している名前。当初連邦内では「火星内紛」や「ラナグリン紛争」とも呼ばれていた。
火星の風土病[世界]
火星特有の風土病で、急激な老化現象を引き起こす。原因は未だ不明で、地域差・個人差が生じる。作中ではミリアルドは発症していないか軽症なため実年齢(40代前後)のままだが、デュオ・トロワ・カトルは周囲の人物から「初老」と見られることもあるなど重度に発症していると思われる。
火星への移住では風土病の予防ワクチンを射(う)つことが義務付けられている。
火星連邦軍[組織]
火星連邦が保有する軍事組織。あのファザーやヒイロを以ってしても「最後までバレずにハッキングすることは無理」と言わせるほどの極めて高いセキュリティを持つ監視衛星などを保有する。
火星連邦軍第909特殊独立戦隊[組織]
火星連邦軍内部に存在する特殊部隊。ナイナ・ピースクラフトの直属部隊でエリシウム島に在沖していた。通称「無慈悲な妖精たち(マーシレス・フェアリーズ)」。
詳細はこちら⇒無慈悲な妖精たち(マーシレス・フェアリーズ)
火星連邦政府[組織]
火星に存在する国家を統括する組織。地球における『地球圏統一国家』のような存在だと思われる。
民主的な方法により代表が選出され、初代大統領であるミリアルド・ピースクラフトが務めた(大統領と代表の違いは不明だが、おそらく地球圏統一国家との交渉を務める『代表』のことだと思われる)。ピースクラフト代表による粘り強い交渉のおかげで、過激な独立戦争という手段を取ることもなく、一滴の血を流すことも無く地球圏統一国家から火星政府の自治権を獲得した。
ミリアルド・ピースクラフト暗殺後、二代目大統領にコールドスリープから意図的に不足した情報のみを与えられ覚醒させられたリリーナ・ピースクラフトが務め、その際かつてのサンクキングダムのような非武装・非暴力の『完全平和主義』を宣言し、ラナグリン共和国との和平を望んだ。
火星連邦ホバー艦[兵器]
火星連邦所属の大型ホバー艦。《ショーフック2》の誘導・牽引で用いられた。
カタリナ[地名]
月面にあるクレーターの一つ。この地下にも反乱軍の基地がある。
カテガット海峡[地名]
現在のデンマークのユトランド半島とスカンジナビア半島の間にある海峡で、北海とバルト海の間にある水域のうちバルト海に近い南東部を指し示す。
カテリナ・ピースクラフト[人物]
AC130年春に誕生したピースクラフト家の双子の王女の一人。後の世に『閃光の女王(ライトニング・クイーン)』と呼ばれるほどの戦績を残したパイロットでもある。
美しい金髪と透き通る青い瞳を持っており、その容姿はリリーナに限りなく近い。15歳から若き日の指導者ヒイロ・ユイを家庭教師に迎えていたこともあり、彼とも交友があった。
非常に活発で《ワイバーン》に搭乗し、サンクキングダムへの核弾頭ミサイル攻撃を未然に防いだこともあった。その後、当時サンクキングダム王宮に立てこもっていた反連合軍兵を束ね上げ、AC146年4月の停戦条約締結まで戦い続け、その後は《シャーウッドの森》の中核メンバーとして《シス・マーキス》を名乗り行動する。
ヒイロ・ユイが提言したAC173年の『《宇宙の心》宣言』の草案には彼女がヒイロに宛てた手紙が起点となったとも言われている。また、この二人に男女の関係や気持ちがあったのではないかとする説もあり、彼女自身はヒイロ・ユイに恋心を抱いていた。
詳細はこちらを参照⇒カテリナ・ピースクラフト
カテリーナ・ピースクラフト[人物]
“カテリナ”が誰かとの間に授かった娘で、ミリアルド・リリーナの母親、ナイナ・ミルにとっては亡き祖母にあたる人物。名前以外の詳細は不明。
詳細はこちらを参照⇒カテリーナ・ピースクラフト
カトリーヌ・ウード・ウィナー[人物]
W教授(カトル・ラバーバ・ウィナー)の年の離れた妹。試験管から生まれた出生から自分の命を軽く見ている節がある。とある出逢いをきっかけにリリーナ・ピースクラフトの完全平和主義に同調し、リリーナ殺害を任務とするプリベンター(ドクトルT・W教授)と袂を分かち、未完成の《プロメテウス》を強奪した。
詳細はこちらを参照⇒カトリーヌ・ウード・ウィナー
カトリーヌ・ウィナー[人物]
名前のみ登場。イリア、カトル(W教授)、カトリーヌなどの母。カトルのみ試験管ではなくその身で出産したが、そのことが原因で命を落とす。
詳細はこちらを参照⇒カトリーヌ・ウィナー
カトル・ラバーバ・ウィナー[人物]
本編・EWに登場した《ガンダムサンドロック》《ガンダムサンドロック改》のガンダムパイロット。
本作ではW教授として登場するが、その髪は金髪ではなく銀髪になっているようだ。
詳細はこちらを参照⇒カトル・ラバーバ・ウィナー
ガンシップ・アーマー[兵器]
AC146年当時の最新鋭大型戦闘機。性能や用途に応じて3種類が存在した。
詳細はこちらを参照⇒ガンシップ・アーマー
完全平和主義[世界]
AC180年前後に発せられた非武装・非暴力・非戦争を掲げる思想主義で、その最初の提唱者はサンクキングダム王国の国王ピースクラフト王であったとされる。
AC173年春に指導者ヒイロ・ユイによって出された『宇宙の心宣言』に起因していることは言うまでもなく、宇宙で出された『宇宙の心宣言』と地球で出された『完全平和主義』の二つの平和主義宣言により、武力でモノを言わせてきた地球圏統一連合に危機感を募らせてしまい、指導者ヒイロ・ユイ暗殺、サンクキングダムへの武力介入のきっかけとなってしまう。
AC195年、サンクキングダム王国を再興したリリーナ・ピースクラフト(リリーナ・ドーリアン)の台頭により再び注目されるが、地球圏統一連合を乗っ取ったOZを事実上支配するロームフェラ財団の武力介入によってサンクキングダムは再び解体されてしまい、その思想は一見すると再度頓挫したことになるが、リリーナによって巧みに利用され『世界国家宣言』へと繋げることとなる。
さらにMC-0022 SECOND SPRINGのリリーナ・ピースクラフトによる第二代火星連邦政府大統領就任時には、火星連邦政府でこの完全平和主義を掲げることを宣言した。
プリベンターの老師張はこの思想について「『完全平和主義』が厄介なのは、非武装・非暴力を掲げていることよりも、自由と独立を謳い上げていること」「『完全』である以上、一切の例外を認めようとしないこと」を問題視し、地球圏においてこの『完全平和主義』が成果を見せているのは、戦争続きだった地球圏に棲む人類が平和を望み平和を維持する精神に成長していることと、プリベンターが極秘裏に兵器を奪い取って革命を制御しているからだと評した。
同時に現在の火星圏では『PPP』とその連動キーとなっているリリーナ・ピースクラフトの存在のせで『完全平和主義』は通用せず、逆に騒乱が増えて名もなき多くの人々が不幸になっていくだけだと分析もしている。
ガンダニュウム合金[科学・兵器]
宇宙でのみ精錬可能な合金類。この合金によって製造された高性能人型汎用モビルスーツを『ガンダム』と呼称している。宇宙で、しかも特定の精錬方法でしか製造することが出来ず、非常にコストが高く大量生産・量産に伴うコストダウンもほとんど見込めないため、『ガンダム』が登場するまではモビルスーツの部材として使うことすら検討されていなかったが、ガンダムの登場以降、その性能に対抗するため一部のMSで取り入れられていくようになる。
ガンダニュウム合金のさらなる解説はこちらを参照⇒ガンダニュウム合金
ガンダム[世界・兵器]
ガンダニュウムという特殊な合金を用いた高性能モビルスーツの通称。通常のヒトスリー・バンクには『ガンダム』の名すら登場せず、たいていのガンダムが共通して持っていた型式番号の頭文字『XXXG』のみで表現されており、『EVE WARS』や『マリーメイア事変』を解決に導く活躍をするも、そのような扱いのため伝説として語り継がれることさえなかった。かつてその存在を知る者からは『封印された記録』とも揶揄される。
詳細はこちらを参照⇒ガンダム
ガンダムエピオン[兵器]
AC195年、トレーズ・クシュリナーダが《トールギス》や地球に降下した5機のガンダムを研究して開発したOZ製ガンダム。AC195年では《ウイングガンダムゼロ》と並ぶ最強の機動兵器《ガンダム》の中でもさらに最強と呼ばれた。パイロットはヒイロ・ユイ、ミリアルド・ピースクラフトが務め、『EVE WARS』で行方不明となる。実はミリアルドによって火星に隠され、その管理は彼の友人でもあるエルヴ・オネゲルが行っていたが、『PPP』起動に狂気的執着を見せるディズヌフ・ノイエンハイムによって強奪された。
その後MC21年最初の冬にラナグリン共和国で極秘裏に残存・保存されているのが発見され、MC22年プリベンター基地を強襲する機影の中に本機の姿があった。
詳細はこちらを参照⇒ガンダムエピオン
ガンダムサンドロック[兵器]
AC195年、オペレーションメテオで地球に降下した特殊任務用ガンダムの一機。素手でガンダムの関節を破壊するほどのハイパワーと分厚い装甲を兼ね備えた機体であった。後に自爆されるも復元。宇宙に上がった後、《ガンダムサンドロック改》へと改造される。パイロットはカトル・ラバーバ・ウィナー。
詳細はこちらを参照⇒ガンダムサンドロック
ガンダムサンドロック改[兵器]
AC195年、《ガンダムサンドロック》をパワーアップさせた改良機。本格的な改良は施されず、主に宇宙戦闘用にスラスター類を強化し、武装の一部を変更した程度に収まっている。AC196年、マリーメイア事変解決のため戦線に投入された後、自爆処理で破棄されている。パイロットはカトル・ラバーバ・ウィナー。
詳細はこちらを参照⇒ガンダムサンドロック改
ガンダムデスサイズ[兵器]
AC195年、オペレーションメテオで地球に降下した特殊任務用ガンダムの一機。機動性に秀で、電子戦装備を搭載したステルス強化機であった。のちにOZに鹵獲され、大破。その後《ガンダムデスサイズヘル》へと改造される。パイロットはデュオ・マックスウェル。
詳細はこちらを参照⇒ガンダムデスサイズ
ガンダムデスサイズヘル[兵器]
AC195年、《ガンダムデスサイズ》をパワーアップさせた改良機。大破した《ガンダムデスサイズ》をOZに捕虜として捕まっていた五人のガンダム開発技師たちが強化したもので、特に長所であったステルス能力と短所であった防御性能を同時に補う「アクティブクローク」と呼ばれる防御とステルス性の向上を兼ね備えた大型ウイングユニットを装備するのが特徴。パイロットはデュオ・マックスウェル。
詳細はこちらを参照⇒ガンダムデスサイズヘル
ガンダムのパイロット[世界]
ガンダニュウム合金製MSの中でも、特に著しく人型を模した高性能型MS《ガンダム》の専任搭乗者を指す名称。
《ガンダム》を動かす専任搭乗者には高いMS操縦技術はもちろん、電子戦や対人戦などそれ以外にも多様な技量が求められているため結果的に単なる「優秀なパイロット」の枠に留まらず、単身で戦局を打開出来るポテンシャルを秘めた「非常に優秀な兵士」としても認識されることとなった。そのため、各時代において巨大組織からは《ガンダム》と言う兵器と同等以上に危険視され、EVE WARS終盤以降はレディ・アンやサリィ・ポォなどから絶大な信頼を寄せられていた。
劇中では、ヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛の五名が該当する。MC暦の頃にはプリベンター内部ではこの五名に加えミリアルド・ピースクラフト(ゼクス・マーキス)もガンダムのパイロットと認識されている資料もあるが、先の五名は彼を六人目のガンダムパイロットと認識している様子はない(もともとミリアルドがOZの兵士だったことや、下記の意味を考えると彼はガンダムのパイロットとは言えないからだろう)。
ガンダムのパイロットたちは、自身と自身が搭乗する《ガンダム》を政治的プロパガンダとして使われることを拒み、それを避けるためにいかなる時の勢力の巨大組織にも加担せず、各個人だけで戦い続ける傾向が強い(無論、潜入目的だったトロワ(OZ)、正義の存在を確かめるためだった五飛(マリーメイア軍)など例外的な判断はあった)。
ガンダムヘビーアームズ[兵器]
AC195年、オペレーションメテオで地球に降下した特殊任務用ガンダムの一機。多数の機関砲とミサイルを内包する火力に秀でた機体で「移動弾薬庫」と呼ばれるほどの重武装機であった。後に宇宙戦闘に対応するため《ガンダムヘビーアームズ改》へと部分的な改造が施される。パイロットはトロワ・バートン、一時期ヒイロ・ユイも搭乗した経験がある。
詳細はこちらを参照⇒ガンダムヘビーアームズ
ガンダムヘビーアームズ改[兵器]
AC195年、《ガンダムヘビーアームズ》をパワーアップさせた改良機。本格的な改良は施されず、主に宇宙戦闘用にスラスター類を強化し、武装の一部を変更した程度に収まっている。AC196年、マリーメイア事変解決のため戦線に投入された後、自爆処理で破棄されている。パイロットはトロワ・バートン。
詳細はこちらを参照⇒ガンダムヘビーアームズ改
キマイラ[兵器]
護衛用初期型宇宙《リーオー》。
詳細はこちらを参照⇒キマイラ
キャシィ・ポォ[人物]
プリベンターに所属している女性エージェント。階級は准佐。母親はサリィ・ポォだと信じて来たが、実際にはサリィの母であるキャサリン・ポォのDNAによって復元されたクローン人間だった。老師・張の命を受けて『オペレーション・ミュートス』を発動する為に三つのデータファイルを持参して、火星にあるプリベンター火星支局北極冠基地へ向かう。
詳細はこちらを参照⇒キャシィ・ポォ
キャスリン・ブルーム[人物]
本編、EWに登場した、トロワ・バートンが身を寄せたサーカス団の花形スター。本作にもドクトルT(トロワ・バートン)と共に行動し、彼から要請を受けトロワ・フォボスの短期集中訓練を担当したり、大型空母のオペレーターを務めたりしている。
詳細はこちらを参照⇒キャスリン・ブルーム
キャサリン・ポォ[人物]
サリィ・ポォの母にしてキャシィ・ポォの遺伝子提供者。L-1コロニー群の医療設備であるメディカルセンターでドクターをしていた。
詳細はこちらを参照⇒キャサリン・ポォ
キャメル[地名]
双瘤に似た山のこと。この麓にある港町にシュバイカー孤児院がある。
キャンサー[兵器]
OZがAC195年前後にロールアウトした新型水中用MS。MSとあるが、脚部は無く人型には程遠い形状をしているため、どちらかと言えばMAに近い。
詳細はこちらを参照⇒キャンサー
キューバンエイト[科学]
横8の字の形を描く連続宙返りを行う、飛行技術の一つ。五飛の《エピオンパイ》に追い詰められたゼクスの《エピオン初号機》が使用し、これによって急接近出来た《エピオンパイ》のシールドをヒートロッドで深い傷を与えた。
キュレネ[地名]
1.ギリシャ神話に出て来るライオンを対峙する勇猛果敢な妖精の名前。
2.マリネリス峡谷北側に位置する大砂漠の中にある小さな町。
キュレネ学派[世界]
古代霧社の哲学で、ソクラテスから派生した快楽主義の一つ。功利主義に通じるもので、キュレネ学派にとって快楽こそ善であり、苦痛は悪とされている。とある哲学者が究極の快楽について「快楽とは苦痛の少ない状態をいう。つまり、究極の快楽とはまったく苦痛のない状態『死』を意味する」と語った。ファザーと『キュレネの風』がラフロイグを殺害する前に使った一説。
キュレネの風[人物]
火星の小さな町・キュレネで戦い続けている男の渾名。その正体は本物のミリアルド・ピースクラフトであり、「風」の名はかつてのコードネーム『火消しの風(プリベンター・ウィンド)』を意識しているものと思われる。
詳細はこちらを参照⇒キュレネの風
キーリア・カタロニア[人物]
ドロシーの父親。連合軍大佐⇒AC184年に准将⇒AC186年連合軍最高司令官、連合軍統括本部元帥。
連合軍の変人と言われながら、トレーズの優秀さをいち早く、新進気鋭であったモビルスーツやそれを用いた戦術論を教え込んだ張本人。
詳細はこちらを参照⇒キーリア・カタロニア
キロン[兵器]
サジタリウス級月面巨大戦艦の第三番艦。
詳細は参照こちらを参照⇒ポロス
キング・オブ・スペード[人物]
《シャーウッドの森》に参加していたマルティクスがAC146年当時に使っていたコードネーム。
詳細はこちらを参照⇒マルティクス・レクス
グライフ[兵器]
《リーオーIV型》と呼ばれるタイプの《リーオー》。
詳細はこちらを参照⇒グライフ
クラブオブシックス[兵器]
“無慈悲な妖精たち”を構成する一機。ほかの「No.6」を冠する機体と連携する、陸戦型重装備MS。
詳細はこちらを参照⇒クラブオブシックス
クラブオブジャック[兵器]
火星連邦政府が有するマーズスーツの一機。ビームタバールを装備した近接戦闘型。ミル・ピースクラフトがパイロットを務める。
詳細はこちらを参照⇒クラブオブジャック
クラレンス・セプテム[人物]
連合宇宙軍所属の将校。AC148年当時少佐で《ヴェルソー》で司令官を務めていた。
詳細はこちらを参照⇒クラレンス・セプテム
グランシャリオ[兵器]
W教授らが用意していた戦艦。「北斗七星」の名称である。TVシリーズの外伝漫画『G-UNIT』にも同名の戦艦が出てきているが、それと同一型なのか違うのかは定かではない。
詳細はこちらを参照⇒グランシャリオ
クリュセ海[地名]
火星の地名の一つ。規模は不明だが、海でそこに浮かぶ孤島にドクトルTやW教授の秘密工廠の一つがあり、そこはドクトルTが主に活動していたからかサーカス小屋に偽装されていた。
墓場軌道(グレイヴヤード・オービット)[科学 / 地名]
地球圏外にある墓場とされる場所。実際に存在しており、現実も大気圏での摩擦処理によって廃棄出来ない人工衛星などはこの軌道に乗せられる。
AC世界においても同様のものと思われる。また似て非なる名称として非公式ながら「新機動戦記ガンダムW Endlesswaltz 最強プレイングブック」に「戦士の墓」というのもある。
クローバーオブエイト[兵器]
“無慈悲な妖精たち”を構成する一機。ほかの「No.8」を冠する三機と連携するための機体。
詳細はこちらを参照⇒クローバーオブエイト
クローバー級双胴式大型戦闘空母[兵器]
AC146年当時の地球兼統一連合軍の海軍艦隊の戦力の一つ。
詳細はこちらを参照⇒クローバー
クローン[科学]
AC180年代には再生医療の延長線上にある《スペア》という概念を実現するために一部で熱心に研究されていた分野。キャサリン・ポォもその一人だった。
月面地上戦用トラゴス[兵器]
月面用の《トラゴス》。《トラゴスⅡ》と呼ばれる。
詳細はこちらを参照⇒月面地上戦用トラゴス
乾坤一擲[世界/兵器]
「運を天に任せて、のるかそるかの大勝負をすること。天下をかけて一度さいころを投げる意」から来ている言葉である。第二次月面戦争で《魔法使い》のサブパイロットをしていたと思われる竜妹蘭に関連していると考えられる。
フェンリルモードの《魔法使い》にセットされているこのプログラムを発動させると、飛必沖天でパージした装甲をプラネイトディフェンサーのように無線遠隔兵装としてコントロールすることが出来る。
拳銃[兵器]
一般的に片手で持って携行、発射することが出来る小型銃を指す。銃には回転式と呼ばれるリボルバータイプと、自動式と呼ばれるオートマチックタイプに大別出来る。
ケンタウルス[兵器]
移動要塞と呼ぶべき月面巨大戦艦。《サジタリウス》の姉妹艦。
詳細はこちらを参照⇒ケンタウルス
コーデリア・フィッツジェラルド[人物]
のちのレディ・アン。士官学校を飛び級トップというだけは語りつくせぬ圧倒的な成績で卒業後、AC-187年には連合宇宙軍基地に赴任している。
詳細はこちらを参照⇒レディ・アン
降下用簡易スラスター装置[科学]
松葉杖に似た、落下の際にヘリコプターのプロペラのようにスラスターを高速回転させながら噴射し、落下スピードを著しく減速させる装置。AC197年にヒイロを除くデュオたち四人は、この装置を使い上空から極秘裏にサンクキングダム領へ降下した。
おそらくAC195年、連合軍基地に捕えられたヒイロを救出した際にデュオが使用したものと同型だと思われ、一般的に普及しているかどうかはともかくデュオはこの装置を高く信頼しているようだ。
頑丈そうに見えるが繊細な装置らしく使用前には彼自ら点検を欠かさず、武器として造られていないため強度不足で鈍器として二回も使うともうヘナヘナに曲がってしまう。デュオ曰く「あの装置、高いんだぞッ!」とのこと。
ちなみにMC暦においても二代目デュオも保有しているようで、ヴァン戦で墜落する《魔法使い》からの脱出の際に使用した。
拘束部隊[組織]
軍隊における一つの隊名・役割。国・軍・組織ごとにさまざまな解釈がある名称だが、「ピースクラフトファイル6」に出て来た地球圏統一連合軍陸軍においては、「相手の主力を前面に意図的に展開させ、動きを止めておく」ことを目的としている部隊。本隊、打撃部隊、遊撃隊と連携を取り、これに近いものとしてソビエト連邦下の機甲師団が考案した『縦深作戦』があるとマルティクスは語っている。
コスモアルマ[組織]
地球圏統一連合軍宇宙軍の名称。
認知的不協和(コグニティブ・ディソナンス)[世界/科学]
作中においてヒイロとリリーナが覚醒する際、欠陥したデータによって覚醒させられたことによる二律背反状態。ゼクスファイル内に本来いなければならない人物データが消されたことによって矛盾が生じた結果だと言われる。
現代でも同様の単語は存在しており、社会心理学用語である。具体的には「人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す」社会心理学用語。残念ながら詳しいことは専門家ではないので、各々で調べていただきたい。
ゴールデンフリース[兵器]
《スペースエアリーズ》と呼ばれる宇宙タイプの《エアリーズ》。
詳細はこちらを参照⇒ゴールデンフリース
コロニー風邪[世界]
AC186年、L-2コロニー群を中心に拡大していた新種のウィルス。死亡率、感染率共に40%を超えるほど危険度の高いウィルスであった。
当時ロームフェラ財団を取り仕切っていたヴァン・クシュリナーダがその財を使い、医療水準の高いサンクキングダムの医療チームにワクチン生成を依頼。人道的立場から医療チームがそれを了承しワクチンを配布することで、感染拡大を阻止した。
余談だが、後のデュオ・マックスウェルと呼ばれるガンダムパイロットも感染していたはずだが発症していない。また、彼の親友との関係と別離が「デュオ(“2”という意味)」と言う名前の意味に強くこめられている。
コロニー型ビーム砲[兵器]
地球攻撃用ともいわれるコロニー型の超大型ビーム砲。コロニーキャノンともいわれる。プリベンターの記録にすら残っていないが、AC196年4月ヒイロ・ユイにはこれの破壊任務が与えられていた。
コロニーの完全統一宣言[世界]
AC172年、指導者ヒイロ・ユイによって発表されたもの。
発表当初は、これで地球とコロニーが対等な立場になると期待されていたが、地球側が主体でコロニー間の輸出関税率引き上げなどが行われる上に、地球側は軍事力をちらつかせる外交をしていたと言われ、後に“『力』のない外交は、『絵に描いた餅』以上に性質(タチ)が悪い”と酷評されることもあった。
コロニー問題協議機関[組織]
詳細は不明。指導者ヒイロ・ユイがその代表を務めていた。
コンパクト型無線機[科学]
AC197年頃、レディ・アンが所持していた携帯化粧用具としてのコンパクトの形状をした小型の無線装置。「OZライン」を復旧させ使えるようにしたトロワとカトルはこれで、内部で人質となっているレディ・アンと連絡を取った。
ちなみにAC195年には同じくコンパクト型の爆発装置も彼女は有しており、特別な任務を帯びる女性エージェントが違和感なく持つ小物として「コンパクト」という存在は都合が良かったことがうかがえる。
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