BLOOD-C 総評
更衣小夜(きさらぎ・さや)は、表面上私立三荊(さんばら)学園で平和な学生生活を送る一方で、古来より“古きもの”を倒す浮島神社の巫女として、父親で神主の唯芳の命により、神社に奉納されている刀・御神刀で狩るという、「務め」を果たしていた。
激しくなる“古きもの”との戦い。犠牲になっていく街の人々、友人。そして彼女の前に現れた謎の仔犬は、小夜にすべてを思い出させようとする。
彼女が忘れているものとは、彼女が戦う“古きもの”とは一体なんなのか――
そんな『BLOOD-C』の私の評価ですが...
C
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
BLOOD-C 総評
放映日:2011年06月~2011年09月(全12話)
私が視聴した放映局:TBS
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:D
続きは劇場で!
というのは、個人的にどうなのかと思ってしまう。まぁ、確かにあれはあれで物語として一区切りは付けられたということになるのだろうが、それにしてもあんまりである。結局、この作品を通じて何を描き、何を伝えたかったのかがサッパリ伝わってこない。
また、ここまでのTV版の流れはさらに劇場版のためのプロローグに過ぎず、物語としての必要性が感じられないし、キャラクターもその多くが無駄遣いな感じがしてならない(犬とか委員長とか)。どうしてこうなったのか……。
演出 評価:B
賛否両論あるかとは思うが、戦闘シーンが個人的にはツボだった。結局のところ、小夜は所詮女子高生(の肉体)なのだから、そんな超人的な身体能力でバッサバッサと古きものを倒していけるわけがないのだ。その辺の、生々しいほどにリアルな身体能力をベースに描いた古きものとの戦いは、リアリティがあって単純に強いだけの主人公ではない点に好感が持てた。
心理描写の評価は作品的に心理描写が意味をなさないのでカット(笑
作画 評価:B
戦闘のモーションは非常に良く動いたと思う。良く動き過ぎて、作画のクオリティを下げなくては仕上がらないほどだったのだろう、と思ってしまうくらいだwww
そんなわけで単純な絵の出来具合とモーションやカット割りなどを含めた総合的な作画要素としては標準的なクオリティだと思う。
CAST 評価:B
これだけのキャストが集まっているのだからねw
個人的には福圓美里さんの演技力がパネェって思わされた。プロなんだから当たり前、と言われてしまえばそれまでだが、ねねとののの声音の微妙な使い分けはもちろん、腹黒いシーンや古きものに捕まってから殺されるまでの必至に上げる悲鳴は迫真の演技だったと思う。
OP/ED/BGM 評価:C
うーん、楽曲としては良いのかもしれないが、それがこの『BLOOD-C』という作品にとって良いかと問われると微妙なところ。こんな結末(笑)を迎えるなら、もっとダークな感じが良かった気がしてならない。
総合 評価:C
内訳:B評価(3点)×3+C評価(2点)×1+D評価(1点)×1=C(2.4点)
別に『BLOOD-C』だからC評価というわけではありません(笑
ただ、思ったよりも辛口の評価になったな、という印象。放映当初はかなり期待していたのだが、見事に裏切られた形だ。何が悪いってあの終わり方はない。TV版がすっかり劇場版のためのプロローグ的なモノになり下がってしまい、「じゃあ今まで毎週観てきたものはなんだったのか?」「最後は劇場に足を運ぶか、BR・DVD化するまで待って購入しろということか」という感想しか抱けない。
劇場版の制作が決まっていたとしても一定の終わり方、というものがあるだろう。例えば『ガンダムOO』は2ndシーズン放映中にはもう劇場版の制作が決まっていたが、あのまま仮に劇場版が公開されなくても問題ない終わり方になっていた。だが本作では「小夜の戦いはまだまだ続く!」という漫画の打ち切りのような強引な終わり方。おまけに左目を撃ち抜かれたはずの小夜が、どれだけかの年月を経ていきなり再起動とかもう勘弁してくれ、という感じ。
TVアニメ作品はTVアニメ作品なのだから、その後が劇場版だろうがOVAだろうが決まっていたとしても、ちゃんとまずはそこで一定の区切りと完結が欲しい、そうあるべきだ(これはもちろん自論なので、ほかのファンや視聴者の方に同じ価値観は求めないが)。
頑張って作られているスタッフの方々には申し訳ないが、この出来とこの内容なら悪いが劇場に足は運べないし、劇場版には手を出せない。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 委員長
もう名前すら忘れたw でも、結局委員長のあの本気モードは良かった。せめて彼が助かって、唯一の小夜の味方として動きだしたりすればまだ作品に対する印象も違ったかもしれない。
2位 如月唯芳
半人半妖の造られた存在。でも、偽りであったとしても彼が小夜に抱いた感情は決して嘘じゃない。委員長含め、この二人は「偽りを越えた本物の感情」を手にしたから評価している。
3位 犬
福山犬(笑 某作品とCLAMP繋がりで繋がっているのを思わせるキャスティングだが、結局のところこの犬の存在意義が少なくとも、TV中では感じられなかったのは残念。
- at 19:34
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
- TB(1) |
- CO(4)
- [Edit]
悪くはないですが、あまりにもわからないことがありすぎるとモヤモヤしてしまい批判の的になりますからね、でも何となくまとまった感じがしなくもないですがやっぱり何も解決してないんですね、劇場版はTV版とストーリーが違い別の作品になるらしく、もしかしたら劇場版でも謎が解決しないかもしれないですね
劇場版をやるのはいいですがもう少しまとめ欲しかったですね
それと、最近劇場版が多いですがそらのおとしものの劇場版観ましたか?自分はいろいろ重なって観れなかったので、とある魔術の禁書目録もなるので楽しみですね、今年はけいおんや
ストライクウィッチーズも公開なので出来るだけ鑑賞していきたいですね
ブラットCもどう違うのか観てみたいので公開されたら行きたいすね