バカとテストと召喚獣にっ! 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[バカとテストと召喚獣]
進級テストの点数によってクラス分けが行われ、設備の優劣の差が厳密に出るという先進的な教育機関「文月学園」。そこに最底辺のFクラスに在籍するバカ・吉井明久という少年がいた。彼の周りにはかつて神童と呼ばれた坂本雄二、双子の姉がAクラスに在籍する性別“秀吉”とまで言われる中性的な木下秀吉、保健体育には滅法強い盗撮(?)のプロ土屋康太、ドイツからの転校生である島田美波、そしてAクラス入りが確実視されながら体調を崩したせいでFクラスになってしまった姫路瑞希がいた。
なんやかんやでひと悶着あった一学期も終わり、明久たちは彼の姉・玲の運転で海に行くことになったのだが――
そんな『バカとテストと召喚獣にっ!』の私の評価ですが...
A-
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
バカとテストと召喚獣にっ! 総評
放映日:2011年06月~2011年09月(全13話)
私が視聴した放映局:テレビ東京
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:B
単発から2話くらいで終わる展開には好感が持てるテンポの良さと面白さがあり、安定した第二期だと思わせてくれた。その一方で全体の1/3近くを使ってまで行われた合宿編は同一のネタを引っ張るに引っ張り続け、なかば無限ループのように毎回同じ目的とネタではさすがに飽きる。
コメディベースの作品であるだけに、もっとテンポの良さが欲しかった。
演出 評価:S
アニメだからこそ出来る演出というのが随所にみられた、第一期から継承されたさすがの演出面。特にアニメであるという部分を誇張するような記号的・抽象的な表現が多々見られる点は「アニメを作っている」という認識を監督はじめスタッフの方々が強く持っているからだろう。
作画 評価:A
特に目立った崩れもなく高水準の画質に加え、上記演出を効果的に見せる記号化表現とパステルカラーで彩色を行う工夫は評価すべきポイントだろう。
CAST 評価:B
ほぼ固定キャストを第一期から継承しているので、良くも悪くもこれが当たり前だと思ってしまっている。むろん、第一期から第二期まで期間があったため、その間にキャストの方々も実力がレベルアップ。だが、レベルアップしたがゆえに、違和感があったりなかったりと、シリーズ作品は難しいモノだと認識した。
OP/ED/BGM 評価:B
OP・EDともに正直第一期の方がやはりインパクトがあって楽曲的にもクオリティがあったように感じてしまった。やはりたった1クールで優秀すぎた前シリーズのモノを超えるというのは難しいのかもしれない。
総合 評価:A-
内訳:S評価(5点)×1+A評価(4点)×1+B評価(3点)×3=A-(3.6点)
なんやかんやで楽しめた第二期。シナリオ的にもう少しテンポが良ければもっと高評価をするに値するモノになった気がする。
この手の作品はやっぱりいかにテンポ良く楽しめるか。1話完結から全2話前後の短編の話であればあるほど面白いというのは、もしかしたら皮肉なのだろうか。そうした1話完結や短編を連ねた結果が1クールという長さのアニメになっている典型的な作品が、本作と言えるのだろう。
良くも悪くも円熟期に入ってきた感のある同作。原作のストックがたまれば、第三期ということもあり得るのかもしれないが、その時にはぜひ円熟期らしいよりテンポの良い面白いコメディ作品を期待したい。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 霧島翔子
個人的に好きなキャラクター。本来ならAクラスでまったくクラスが違うキャラクターなのにすっかりレギュラー化しているのは、それだけ愛されているキャラクターなんだろう、と思う。
2位 木下優子
秀吉じゃありませんwww 出番が少ないAクラスキャラ。秀吉と双子なのでもっと出番があっても良いと思うんだ。そして、何気に明久は瑞希や美波より彼女の方が適しているのではないかとも思ったり(ぉ
3位 工藤愛子
茶目っけ全開のボクっ娘キャラって、ある意味凄い属性の詰め合わせwww 優子よりはまだ出番があるけど、やっぱりもっと出番が欲しい(笑 そういえばFクラスの二大ヒロインがランクインしていないこの事実……いや、あの二人は本当に明久のことが好きなのか、最近嫉妬という理由にしては言動が不明確すぎるので(爆
- at 18:42
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
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