日常 総評
時定高校に通う三人の女子高生「ゆっこ」「みお」「まい」。バカな「ゆっこ」、BL同人誌を書く「みお」、仏像大好き謎すぎるプライベートを持つ「まい」の三人は何気ない日常を、ちょっとした非日常へと変えていく。
一方、東雲研究所では「なの」と呼ばれる超高性能ロボットと、それを作ったと思われる小学生くらいの女の子「はかせ」が二人で生活していた。そこへさらに黒猫「阪本」が加わり、かみ合わない会話を連発。
そんな『日常』の私の評価ですが...
B
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
日常 総評
放映日:2011年04月~2011年09月(全26話)
私が視聴した放映局:TOKYO MX、テレビ埼玉
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:C
2クールということで、どうしても間延びしてしまった感じは否めない。キャラクター総数が多いぶんだけ焦点が拡散してしまい、人気・話題の高いキャラがメイン回とそうでない回での盛り上がりの起伏の差が激しいことも気づかされた。
1クールならもっと凝縮・濃縮で出来たのではないかと思ってしまう。
演出 評価:S
日常系のアニメなのにまるでバトルものや格ゲーを彷彿とさせる描写の数々は、さすがというべきか。この辺のメリハリの利き方が非常にうまくて、上手いなと思わせるところだろう。
作画 評価:S
もともとの原画を重視したであろう作画。割とデフォルメというか意図的に崩した作画も多い分だけ、そこをどう評価していいかは難しいところ。作画はもしかしたら綺麗に描くより崩して描く方が難しいのかもしれないし。
ただ細部まで描き込まれた小物や背景の凄さを考えれば、やはり作画レベルはかなり高い。
CAST 評価:B
どういう基準で選んだのかが良く解らないキャスティング。主要なキャラクターのCVは、割と同じあるいはその事務所預かりの方が多く、業務提携ではないけれど意図的に特定の事務所から多くキャスティングしているようにも感じる。それが良いか悪いかは判断が難しい。実際、そうであったとしても問題ないくらいメインキャラの声に違和感はなかったし、演技評価も悪くないと思う。
その一方で、次回予告に大物・人気声優を多くキャスティングしており、どういうコスト配分になっているのかは気になるところ(苦笑
でもまぁ、新人から新米くらいのまだまだ経歴の少ない声優の方々が多くこの作品を通じて世に知れ渡って、そして自分自身もレベルアップして今後たくさんの作品に出てくれれば良いなと思うし、後進育成面を評価してこの評価。
OP/ED/BGM 評価:B
中毒性の高いOP。これをどう評価するかは人それぞれだけど、個人的にはまぁまぁかな、という感じ。EDの方が好きだけど、第二期EDは詰め合わせのような感じになったのは演出面としては巧いと思う反面、少し残念とも思ったり。
ただ、どちらにせよOP・ED共に演出能力は高い。
総合 評価:B
内訳:S評価(5点)×2+B評価(3点)×2+C評価(2点)×1=B(3.4点)
1クールならもっと高い評価だったかも。
そう思わせるような、やや中弛みしてしまった感じは否めない。2クールを選択したのは京アニのチャレンジ精神だったのか、それとも勝算はあったのか、その辺は良く解らないが、そう感じてしまう。
作り方はとても丁寧で演出も「京都アニメーション」の名を冠するに相応しいレベルの高いものだっただけに、『セイクリッドセブン』とは真逆に尺の多すぎさが仇になってしまった感じがする。
第二期は、話の展望として望むのは難しそう。ODAとかで出そうですけどね。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 阪本
白石さんのキャラだけどその声が巧くあてはまった良いキャラクターだったと思う。
2位 なの
メインキャラ。個人的には前期のトンデモな機能がたくさん出てきた時の方が面白かった。
3位 みさと
ツンデレならぬガンデレwww コメディだからこそ出来る、どこからともなく出てくる無数の銃火器はかっこよくて好きだった。
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