新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 悲嘆の夜想曲Ⅱ ピースクラフトファイル3
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
悲嘆の夜想曲Ⅱ ピースクラフトファイル3
≪あらすじ≫
母国サンクキングダムへの核攻撃を防いだカテリナは、そのまま《ワイバーン》と共に地球へと降下。サンクキングダムへの理不尽な核攻撃を前にカテリナは、反連合軍と手を結び、そのまま自由を取り戻すため連合と戦うことを決意する。
新しい仲間、改造される《ワイバーン》の突出した性能、卓越した戦術眼、ずば抜けたカリスマ性。
すべてがカテリナに有利に働き、サンクキングダムと反連合軍は連合に対して情勢を優位に進める。そんな中、連合の幹部たちは、カテリナをピースクラフト代表としてロームフェラ財団に呼び出している隙を狙って、反連合軍を攻撃しようと画策するのだが、思わぬ内通者がいて――
≪感想≫
なんといっても《ワイバーン》の飛行とECMを駆使した戦闘シーンは必見! ECMというジャミング・電子戦装備というのは本編のデスサイズの系譜が持っていたシステムではあるが、それが本編ではなかなかどのように有効なのか示しづらかった。
しかし、小説版ということもあって電子戦の重要性をしっかりと描ききっている。読めば「電子戦カッケー」と思えるに違いない。《ワイバーン》もさらにパワーアップしており、規格外の飛行性能と出力はまさにこの時代における“ガンダム”的なポジションなのだと感じることが出来る。
ハワード、プロフェッサーGもさりげなく登場w 原作ファンもニヤリと出来る『閃光の女王』という二つ名もいよいよ出てきた(『閃光の~』と言えばゼクスの渾名だが、その大本はここにある)。
だが、今こうして活躍しているカテリナの運命は敗北と決まっている。すでにこの先、「連合に敗北し多額の賠償金を請求されたサンクキングダムは、ピースクラフト王(ミリアルド、リリーナの父)がサンクキングダムを医療国家として立て直したことで、再建されていった」という歴史が確定しているわけだから、もうすでに私たちはカテリナの敗北(あるいは死)を知っているわけだ。
そう思うと、この先どうなるのか気が気ではない。
カテリナの娘とピースクラフト王は結婚し国を再建、ミリアルドらの子宝に恵まれるわけだから、血筋としては断たれたと思われるサブリナがカテリナの代わりに処刑されるとか、そんな展開になってしまうのだろうか?
そして、カテリナ、ミリアルドの血を明らかに受け継いでいるっぽいナイナもいよいよMSで出撃か?
次号も見逃せない内容となっている。
『ガンダムW ENDLESS WALTZ 敗者たちの栄光』はオペレーション・デイブレイク編。デスサイズは新装備があるそうで、来週お披露目ですよ。今まで出てきたヘビーアームズ、サンドロック、シェンロンの新装備はカラーページで解説付きでした。
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