Steins;Gate 第19話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[Steins;Gate]
『無限連鎖のアポトーシス』
≪あらすじ≫
残るは桐生萌郁の送ったDメールを打ち消すのみ。万全を期したい倫太郎は、この世界線でのまゆりが死ぬデッドラインを見分けるため、わざと行動を起こさない。どんな理由があろうとまゆりの死を目にし続け精神が摩耗し切った倫太郎に、紅莉栖が手を差し伸べる。
まゆりには紅莉栖が沿い続けることになり、倫太郎は萌郁の居所を探すことになった。ラボメンではなくなった萌郁の居場所はあっさりと見つかったが、彼女はすでに自室で首をつって自殺していた。
デッドラインを見分けたのち、タイムリープで過去に遡った倫太郎。萌郁の家を襲い、彼女から携帯電話を奪い取り、Dメールを送るが世界線は変わらない!? 倫太郎はすぐに萌郁が、自分の知る内容とは別の内容のメールを送ったのだと気づき――
≪感想≫
◆倫太郎の心情-女の子の顔を平気でぶん殴る-
最近はそうでもなくなってきたが、一昔前は男の主人公が女の子の顔面を殴り飛ばすなんてことはまず考えられなかった。基本的にそういう状況にはならないような作品が多かったこともあるだろうし、一昔前に流行した作品だと殴り合いに発展するような作品は男キャラばっかりのバトルものだったこともある。
ただ、そうした背景には「アニメは少なからず子供のためのもの」という認識があったのだと思う。バトルものでは殴り合いを始め喧嘩やそれ以上の格闘技的な展開は避けられないが、“それでも女性だけは殴らないし、そういう状況をそもそも作ってはいけない”というのがどことなく感じられた。視聴する子供たちにとって、見本となる部分が少なからずアニメには求められていたのだ。
そんなアニメや漫画を見て育ってきたし、もともとの日本人が持つであろう民族的あるいは宗教的、倫理的な観点からも「男が女を殴るなんて」とその行為自体を否定的ないし批判的に捉えてきた。もしかしたら男女差別な精神にはなるのかもしれないが、その発想や思想は「レディファースト」という言動に近いモノなのだったのだろう。
ただ最近の作品はそうでもないわけだ。
別に男女平等が謳われる世の中だから男だろうが女だろうが殴り飛ばしてるわけではないだろうが、ただリアルっぽさを追求する思考が視聴者や購買者層、そして製作者にあるからなのだと思う。
倫太郎の行動もそうだろう。
彼にとって桐生萌郁は、すでに“ラボメン”ではなく“敵”なのだ。タイムリープとDメールを繰り返してきた倫太郎にとって、何度も何度も何度も何度もまゆりを殺した憎き敵。それこそ赦されるのであれば、萌郁を殺害したい衝動にだって駆られたことがあったと思う。
敵を前に性別なんて関係ない。敵は敵であり、自分の大切な者を容赦なく奪った相手に慈悲が必要かと問われれば、必要ないと考える。それは一種の本能だ。だから状況が整えば、感情の赴くままに憎しみを最大限に籠めて彼女の顔を殴り、押さえつけ、相手の心の傷を抉り、罵倒し、強姦する。それだけの憎悪が岡部倫太郎という人間の中には内包されてきた。
その一方で、倫太郎には理性的で冷静な部分も残されている。この世界線の萌郁は、何もしていない。倫太郎の憎悪は今の桐生萌郁からすれば八つ当たり以外の何ものでもないことを彼は理解している。
そう、この0.523307における桐生萌郁は、ずっと信じていたFBという上司から連絡がない状況に絶望し、引きこもり、精神的に追い詰められて自殺する哀れな女の娘でしかないのだ。そんな彼女に別の世界線の彼女がした罪に対する罰を、憎悪という感情のまま与えていいのだろうかと倫太郎は悩む。
そうでなければ倫太郎が、萌郁がFBという上司に依存し続けることに異を唱えたり、居場所を探し続ける萌郁にラボメンという居場所を与えた時のことを思い出したりはしなかっただろう。
誰もが解っているように、倫太郎の本質は優しさである。憎悪などという単語とは真逆のベクトルを突き進む青年が彼なのだ。もしも、倫太郎の本質が優しさでなかったなら、彼は桐生萌郁を殺害する準備を整えて彼女の部屋を訪れたかもしれない。「彼女はまゆりを殺したのだから……今度はまゆりを救うために彼女に死んでもらう番だ」と考えたとしても、おかしくないし不思議ではない。
でも、その道を選ばない時点で、実はこのシーンには倫太郎の憎悪の裏にちゃんと彼の本質が見え隠れしていることをうかがい知ることが出来るのである。
◆伏線を少し列挙してみる
1)世界線数値+タイムリープ考察
・ 1話のメール送信後 ⇒「0.571024」
・ 7話のロト6実験後 ⇒「0.571015」
・ 8話の萌郁実験後 ⇒「0.523299」
・ 8話のるか実験後 ⇒「0.456903」
・ 9話のフェイリス実験後 ⇒「0.409420」
・ 10話の鈴羽を呼び止め時 ⇒「0.337187」
・ 16話の世界線移動時 ⇒「0.409401」(誤植?)
・ 16話のメーター数値 ⇒「0.409031」(誤植?)
・ 17話の世界線変動時 ⇒「0.456914」
・ 18話の世界線変動時 ⇒「0.523307」
今回は変動なし。
変動しなかった理由は二つ。
1.萌郁は倫太郎の知るDメールとは別の内容にすり替えてDメールを送っていた
(携帯の機種変ではなく、IBN5100の居場所を過去の自分にメールで送った)
2.萌郁が信じるのはFBのメッセージのみ
つまり、萌郁の過去の言動を変更するためには萌郁自身ですらダメで、FBという人物でなければいけないということだ。そのために倫太郎はFBを探し出し、FBのアドレスから萌郁にDメールを送らないといけないという、とんでもないハードルを抱えさせられたわけだ。
何せ相手のFBは普通に考えればSERNのエージェント。戦闘力など同世代の男子と同等あれば良く、むしろ平均を下回りそうな倫太郎では、萌郁のように力ずくでどうにかならない可能性の方がはるかに高いのだ。
ここをどうクリアするのかが見ものかな。倫太郎たちの謎発明が役に立つのか、あるいはもっと別の手段があるのか……。
◆桐生萌郁を分析してみる
桐生萌郁。せっかくのメイン回なので、もっと彼女を掘り下げてみよう。
彼女に身寄りはいない。両親が不慮の事故にでも遭ったのか、それとも捨てられたのか、物心ついたときから孤児だったのか、それは解らないが少なくとも身寄りのないまま高校時代は過ごしていたようだ。元来の口下手で控えめで引っ込み思案な性格のせいで、おそらく学校でもまともに友人は出来ず、他人にロクに必要とはされず、ある時自殺を決意するが、それを留めたのがFBという謎の人物。
FBに必要とされたことで、他人に必要とされるという外的欲求によって満たされた萌郁はFBの部下としてIBN5100を追い続け、さらにタイムマシンを開発した倫太郎たちを襲撃し、拘束ないし殺害までする。精神的にFBに強く依存しており、彼の命令ならば殺人すら行う。
と、まぁこんなところだろう。
見る人が見ればかなり不遇な人生を送っているとも捉えることが出来るかもしれない。真面目な話、もしも『Steins;Gate』という作品で萌郁が立派に一ヒロインのギャルゲーだったなら(どうやら萌郁ENDはないらしい)、倫太郎はFBに代わる彼女の精神的支柱になるか、あるいは彼女の他者へ依存する状況を打開しようといろいろ相談に乗ったり協力したりサポートしたりしていく内に恋愛に発展するだろう(それはそれで見てみたいが、本作だとやはりまゆりを殺害し続けたことが影響して萌郁ENDは倫太郎の精神的にありえなかったのだろう)。
彼女を語る上で携帯電話は外せないアイテム。口下手な彼女にとって文字という媒介を使える携帯電話はこれ以上ないコミュニケーションスキル用のアイテムだったのだろう。その気持ちはちょっと理解出来る。対面で話していると、どうしても「ついうっかり」で余計なことや相手を傷つけることを口にしてしまうこともあるし、私も多弁な方ではないから文字の方が思っていたことを具現化しやすい。
もちろんコミュニケーションはそうした「ついうっかり」で発した失言のリカバーも含めたものだし、特に日本語は声に出した時の抑揚で同じ言葉、文章でも意味がガラリと変わるケースもあるからこそ、対面での会話というのは面白さもあるのだけど、おそらく萌花にはそうした部分は理解が難しかったのだと思われる。
もう一つのアイテムはIBN5100。彼女はただこれをひたすらに追っていた。ただ、これを彼女が追い続けた理由は彼女の意思ではなく、彼女の上司であるFBの命令だったからだ。
とてもラスボスっぽいFB。実際にFBはSERNのエージェントだろう。おそらくは極東支部とかそんな感じの部署に所属している統括的な人間。そうでなければ、中・長期的な育成が必要な桐生萌郁に声をかけたりはしない。
現地で身寄りがなく、マインドコントロールしやすい相手として萌郁はおそらく選出された。現地諜報員を現地調達するやり方は理に適っている部分があり、用済みになれば放置したり処分したりすれば良いだけであり、自分たちの手を汚さずいろいろな仕事が出来る。
彼女はFBの力になりたくて、おそらくDメールでIBN5100の在り処をかつての自分に送ったに違いない。だが、彼女の送ったDメールは時系列でいえば直近。十年以上前に送られたフェイリス、るかのDメールの方が先に影響を及ぼしてしまったわけだ。
フェイリスのDメールによって彼女の父親によってIBN5100が売買されたことでIBN5100は柳林神社にはなくなり、
るかのDメールによってるかが女になり昨年IBN5100は壊れてしまい、
萌郁はある意味、意味のないDメールを送っていたことになる。意味のないDメールだから彼女はそのままFBの下で働き続けることが出来、タイムマシン回収と開発者の捕獲作戦(まゆり殺害)の実行部隊に選ばれた。
だが、今の世界線では違う。フェイリスも、るかもDメールの内容を否定し本来の在り方に戻ったことでIBN5100は本当に柳林神社にあった。おそらくこの世界線の萌郁はDメールの内容を恐る恐る確認した結果として本当にIBN5100があったことで、それを回収したのだろう。
そして萌郁は用済みとなった。
FBがメールで書いていたように適性に合った仕事を任されるのであれば、本来萌郁は実行部隊の適性を持っていたとは考えづらい。もともとの身体能力が高いとかそういうのもあるのかもしれないが、萌郁のコミュニケーション能力では部隊連携が取りづらいのは明白だ。それでも彼女が実行部隊になったのは、IBN5100が回収できない現状において、FBが忠誠心だけは高い彼女を有効活用しようとした結果ではないだろうか。
つまり、彼女は最初から携帯電話を駆使したIBN5100捜索員としてFBから雇われていた。だから、彼女がIBN5100を入手しそれがFBの手に渡れば、萌郁は用済みになってしまう。切り捨てられてしまうのだ。
萌郁が信奉するFBのためを思って送ったDメールによって、実は彼女はFBから切り捨てられてしまうという、自分で自分の首を絞める行為をしてしまったのだ。
皮肉なことだが、それはもう一つある。倫太郎だ。
彼女からすれば倫太郎は観測対象ではあったが接点はなく、突如として当人が自室に入り込んできて襲いかかってきた。恐怖の対象でしかないはずだが、萌郁からすればそれすらも、もしかしたら「他人から必要とされている」と感じてしまったのかもしれない。
萌郁にとって他人から必要とされている要素がプラスに働いているのがFB、マイナスに働いているのが倫太郎。倫太郎に殴られ、蹴られ、罵倒され、強姦紛いのことをされても、それは同時に倫太郎が萌郁だけを見ているとも捉えられる。誰にも注目されず、誰からも必要されていない彼女にとって、実は倫太郎が取った直接的な行動は物理的にも精神的にも、萌郁に「FB以外の人間から必要とされている」と感じさせたのではないだろうか。
だからこそ萌郁は、自分の手首に残ったアザを見て何かを思い立ち、部屋を立ち去ろうとするリンタオルにメッセージを残してくれた。
そのメッセージによれば、どうやらIBN5100の受け渡しはコインロッカーで行われたようだ。彼女はFBに一度も会っていないということなので、確かに入手したIBN5100をどこかで受け渡さなければならないわけだから、そういうタイミングは必然的に存在する。
倫太郎は次回、おそらくこのタイミングまでタイムリープし、そこでIBN5100を回収しに来た人物「FB」の正体を突き止めることになるのだろう。まゆりを助けるためなんとか頑張ってほしいところである(まぁ、Dメールを否定し続けている現状で、薄々この先にある倫太郎が直面する本当の大問題があると気づいているが……)。
そういえば、今回倫太郎は4日前にタイムリープしていたが、これは48時間(2日)分ずつ過去に戻り続けたってことでOK?
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、nifty系、so-net系はほぼ全滅。livedoorは調子がいいと送れます。
・http://28903894.at.webry.info/201108/article_13.html
・http://adria7.blog92.fc2.com/blog-entry-904.html
・http://alicetail904.blog42.fc2.com/blog-entry-831.html
・http://altria98.blog113.fc2.com/blog-entry-919.html
・http://ameblo.jp/brook0316/entry-10975335138.html
(http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201108100001/)
・http://animedouganews.blog44.fc2.com/blog-entry-1978.html
・http://animegm.blog.fc2.com/blog-entry-361.html
・http://animehigurasi.blog92.fc2.com/blog-entry-362.html
・http://animenogazou.blog.fc2.com/blog-entry-66.html
・http://animetureduregusa.blog65.fc2.com/blog-entry-1124.html
・http://animumeso.blog101.fc2.com/blog-entry-2742.html
・http://aniponda.blog119.fc2.com/blog-entry-1112.html
・http://blog.crosschannel.jp/Entry/2833/
・http://blog.goo.ne.jp/gurimoe/e/fa2a59291859f3f0b9bbbbfe523
b5157
・http://blog.goo.ne.jp/mio793/e/8597b3113c79c412ba8197a98ba5
0c58
(http://plaza.rakuten.co.jp/blackwidow/diary/201108100000/)
・http://blog.goo.ne.jp/nijigen-complex/e/7a8faeab159b44ccd8
843128a29c9436
・http://blog.livedoor.jp/fa_oka/archives/51956908.html
・http://blog.livedoor.jp/mattari_6/archives/51773784.html
・http://blog.livedoor.jp/mjotvithr/archives/2979492.html
・http://blog.livedoor.jp/ms_2001/archives/51198846.html
・http://blog.livedoor.jp/rin20064/archives/52205636.html
・http://blog.livedoor.jp/s_396n/archives/51772980.html
・http://blog.livedoor.jp/sumi4460/archives/66684149.html
・http://blog.livedoor.jp/t_cherry398/archives/51616774.html
・http://blog.livedoor.jp/voler/archives/52863342.html
・http://blogreblog.at.webry.info/201108/article_10.html
・http://bluebluesilvermoon.blog38.fc2.com/blog-entry-3584.html
・http://disorellan.blog61.fc2.com/blog-entry-1169.html
・http://fanblogs.jp/gyobayashi/archive/2407/0
・http://fllayg.com/?e=2133
・http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-6491.html
・http://hibikidgs.blog.fc2.com/blog-entry-885.html
・http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-2121.html
・http://hyumablog.blog70.fc2.com/blog-entry-2463.html
・http://infinite3cosmos.blog66.fc2.com/blog-entry-748.html
・http://innamiblog.blog28.fc2.com/blog-entry-185.html
・http://irizasama.blog95.fc2.com/blog-entry-931.html
・http://junkheadnayatura.blog24.fc2.com/blog-entry-1755.html
・http://kagura77.blog99.fc2.com/blog-entry-2927.html
・http://kakioki60.blog129.fc2.com/blog-entry-879.html
・http://kaz.anime-life.com/Entry/683/
・http://kenohito.blog67.fc2.com/blog-entry-1164.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-3999.html
・http://maguni.com/index.php/view/1434
・http://naruhya.blog.so-net.ne.jp/2011-08-10
・http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-1560.html
・http://okirakutama.blog108.fc2.com/blog-entry-281.html
・http://picoro106.blog39.fc2.com/blog-entry-5319.html
・http://plutor.blog83.fc2.com/blog-entry-1380.html
・http://rabiko.blog13.fc2.com/blog-entry-2560.html
・http://sagaturedure.blog31.fc2.com/blog-entry-4979.html
・http://scriptor.blog54.fc2.com/blog-entry-1094.html
・http://seigenjikan.blog2.fc2.com/blog-entry-2023.html
・http://seraraku2.blog59.fc2.com/blog-entry-5949.html
・http://shinsakuranikki.blog90.fc2.com/blog-entry-4310.html
・http://shirokuro585.blog109.fc2.com/blog-entry-769.html
・http://shirousausa.blog106.fc2.com/blog-entry-420.html
・http://sigerublog.blog137.fc2.com/blog-entry-410.html
・http://sironsiron.blog70.fc2.com/blog-entry-1490.html
・http://soraxcan.blog59.fc2.com/blog-entry-2843.html
・http://spadea.jugem.jp/?eid=11874
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-3172.html
・http://subcul.jugem.jp/?eid=2129
・http://takaoadventure.blog98.fc2.com/blog-entry-2486.html
・http://v1kutor1ka.blog38.fc2.com/blog-entry-1193.html
・http://yamitarou.blog75.fc2.com/blog-entry-2969.html
・http://yukigetu356.blog36.fc2.com/blog-entry-460.html
・http://yuruhou.blog65.fc2.com/blog-entry-330.html
・http://yusyu.blog34.fc2.com/blog-entry-952.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
Web拍手に頂いたコメントは後日『雑記』にてお返事させていただきます。
- at 12:18
- [アニメ(放送終了):Steins;Gate]
- TB(57) |
- CO(10)
- [Edit]
NoTitle
おk。さかのぼれる限界時間的に、IBN奪還作戦はかなりきわどいんですよね。
萌郁が別世界線でやった事は赦し難いですが、もし出会いの順番が違えば、と考えずにはいられません。