神様のメモ帳 1話(新)
『彼女について知っている二、三の事柄』
≪あらすじ≫
子供のころから転校ばかりしてきた藤島鳴海(ナルミ)は、何の期待もなくこの街に越してきた。が、入学した高校で出会ったクラスメイトの彩夏に連れてこられた『ラーメンはなまる』で、ニートたちと知り合い、あげく、その上の階にある『NEET探偵事務所』へラーメンの配達をさせられることに。出迎えたのは、パジャマ姿の幼い少女・アリス。そして部屋いっぱいにあるモニターからは、数日前にナルミが居合わせた、ある事件の現場が映し出されていた。
(公式HP Story page.1より)
※公式HPには音声が流れるページも存在しますので、注意を払った上でアクセスすることをお勧めします。
≪感想≫
感想、完全に出遅れちまったよorz
◆可能性と面白さを感じさせる60分!
アニメで第1話が放送時間拡大SPというのはちょっと珍しい。これは良く週一の実写ドラマなんかで見られる手法ではあるが、本作はこの60分という通常なら2話分の放映時間を巧く使った感じだ。とにかく、この作品の本筋であるNEET探偵とその取り巻きたちの日常をさっくりと描きながら、それでいて事件を一つ解決したのは作品の概要を掴みやすくしていて、初見としてはこの解りやすい形が大きく響いている。これで解決編が来週になると、ちょっと1話の掴みとしては弱い感じもするし。
主人公である鳴海は、典型的なラノベの主人公という感じ。転校続きでコミュニケーション能力にやや難があって、自我が薄く、何よりヒロインを中心とした取り巻きの事件に巻き込まれていくのは、もう典型というか王道というか……。
ヒロインは安楽椅子形式で基本的には自室から出ずに事件を推理するNEET探偵のアリス。探偵としての推理(頭脳労働)要素をほぼ彼女一人で担い、そのための素材(情報)集めで主人公が奔走する姿は前期まで放送されていた『GOSCIK』に近い。頭がいい分だけ複雑な言い回しで不思議っぽさやミステリっぽさを出しているが、ぬいぐるみ好きなど年相応の可愛さもあっていい感じ。
もう一人のヒロイン候補である彩夏は、探偵とは無縁の日常を表現するようなヒロインだ。自我が薄い主人公の手を取り引っ張って行き、何かとかまってあげる幼馴染的な感じにも見える。
彼らを取り巻くのは、ラーメン店店主にパチプロに、ミリタリーマニアにヒモに、極めつけは極道っぽい人まで、個性が強い。そりゃあこれだけの個性のキャラクターに囲まれれば、鳴海なんて存在感も薄くなると言うものだ(苦笑
こんな彼らが果たしてどんな物語を紡いでくれるのか。今期から始まる新番組の中では間違いなく注目作と言える。
◆アリスの可愛さが出るかどうかが勝負?
『GOSICK』ではヴィクトリカの推理能力よりも単純な可愛さが、序盤から中盤では視聴者の視聴継続を手助けしたと言っても、もはや過言ではないだろう。
それと同様の役割をアリスにも求められそうだ。すでに1話で十分に可愛さの片鱗は見せてくれたし(最後の最後で半裸おサービスカットまでw)、これは今後に期待といったところか。
個人的に、『GOSICK』では完全にあて馬で終わってしまったアブリル的なポジションっぽい彩夏には、アブリルの二の舞にはならずもっと積極的に鳴海やアリスと関わりながらも、彼らにとって探偵業務とは関係ない“日常”を表現するようなキャラクターであってほしいなと願うばかりである。
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この神様のメモ帳、原作からのファンで、今まで読んだライトノベルのトップ3に入るくらいすごく好きなシリーズなのでアニメ化して嬉しいんですが、やはり好きで思い入れがあるぶん不安で…。
ただでさえ映像化しにくい原作な上に話をいじるらしいのもあって、もはやどう足掻いても素直に視聴するのは難しそうです。
なのでもし継続して感想を書くのであれば、客観的な意見として参考にさせていただきたいと思います。
あ、一話はナルミが探偵業の手伝いしてる理由がよくわかんないなってこと以外は概ね良いオリジナル事件だったと感じました。