新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 悲嘆の夜想曲・序 ピースクラフトファイル1
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
悲嘆の夜想曲・序 ピースクラフトファイル1
≪あらすじ≫
ヒイロたちプリベンター、ゼクス・マーキス上級特佐のいるラナグリン共和国、そしてリリーナ率いる火星連邦軍。三つ巴の戦いは火星連邦軍の大部隊が《キュレネの風》の《トールギスヘヴン》の能力によって無力化すると、三陣営は撤退を開始した。
ミリアルド・ピースクラフトとルクレッツィア・ノインの双子の子供の一人ミル・ピースクラフトは、ヒルデ・シュバイカーから送られてきたファイルとリリーナがプリベンターで得たファイルを組み合わせた「ピースクラフト・ファイル」の閲覧を開始する。
そこには若き日の指導者ヒイロ・ユイと彼に関わった二人のピースクラフト王女の物語が彩られていた――
≪感想≫
いつかは始まると思っていたピースクラフト編。思いのほか歴史は遡り、何と指導者ヒイロ・ユイがまだ十代だった頃にまで戻っているのは驚きだった。
個人的には《キュレネの風》はどんな立場で活動しているのか知りたいところだったが、今回はヒルデ・シュバイカーが生存している可能性を高めたことと、ミル・ピースクラフトの裏切りフラグが立ったことで満足しておこう。
ミル・ピースクラフトは、姉ナイナに比べれば圧倒的に描写が少ないキャラクターだった。その彼を今回からは主観として扱い、彼がピースクラフト・ファイルを閲覧する形で物語は進んでいる。
思えばプリベンター側からはカトリーヌが裏切っているわけだが、それなら火星連邦側からも誰か裏切ったとしてもおかしくないわけだ。ガンダムWではもともとそう言った裏切りや策謀といったものがやや薄い側面があるものの、ゼクス・トロワ・五飛などは立場を変えたり表面上裏切って見せたりということもあるので、まったくそう言った要素がないわけでもない。
ファザーらからすればデータ不足で覚醒させられたリリーナ・ピースクラフトはかつてのリリーナとは違う存在。リリーナがその不足したデータ分を補おうとしてプリベンターからデータを獲得しその結果として使っているのがピースクラフト・ファイルだとすれば、それを閲覧したミルの主観や価値観が変動して裏切る、という可能性もないわけではないだろう。
まぁ、ミルが裏切る先がプリベンターなのかラナグリン共和国なのかはまだ不明だが……。ただミルとトロワ・フォボスはカトリーヌの想い人としての立ち位置があることを考えると、この二人が共闘する可能性は少ないのか?
さて、ピースクラフト・ファイルはAC130年まで遡る。ヒイロ・ユイと二人のピースクラフト王女とのやり取りはもしかしたら、AC195年のヒイロ・ユイとリリーナ・ピースクラフトに通じる部分が出て来るのかもしれない。そして、その中にもしかしたらリリーナ・ピースクラフトが、リリーナ・ドーリアンではない由縁が隠されているのかも、と今から来月が楽しみである。
『ガンダムW ENDLESS WALTZ 敗者たちの栄光』はレイクビクトリア基地編。五飛と五飛の妻である鈴蘭、そして老師Oのやり取りが追加されています。来月はシェンロンガンダム無双来るか?
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「素晴らしいわ!あなたが言ってる言葉がひとつも理解できない!」
ずっこけました
Wなセリフでまさにwwwな気分です
漫画版で真ナタクが登場したり、カトキアームズのMGが発表されたりで今月号は個人的にかなり熱い内容でした!
TV版とトールギスもMG化すると狂喜乱舞モノなんですが・・・