戦国乙女~桃色パラドックス~ 総評
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[戦国乙女?桃色パラドックス?]
天真爛漫で好奇心旺盛な日出佳乃(ひで・よしの)は、神社にお参りをしていると突如謎の光に包まれて戦国時代に飛ばされてしまった!? しかも飛ばされた戦国時代には、男は誰ひとりいない女性だけの世界!?
そんな世界で彼女が知り合ったのは、織田ノブナガと明智ミツヒデという彼女が持つ歴史の教科書と同じ名を持つ武将だった。
彼女はノブナガの好意でヒデヨシという名で、ノブナガ・ミツヒデと共に全てを揃えれば天下統一が出来ると言う伝説の真紅の甲冑集めに参加する。
一方、ヒデヨシの他にもう一人現代からこの似て非なる戦国時代を訪れた者がいて――
そんな『戦国乙女~桃色パラドックス~』の私の評価ですが...
B
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
戦国乙女~桃色パラドックス~ 総評
放映日:2011年04月~2011年06月(全13話)
私が視聴した放映局:テレビ東京
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
異世界召喚モノとしては王道なシナリオ。だが、その随所に王道であったとしてもなかなか描き切れない部分を描き切ってくれたのは好印象(詳細は後述)。
演出 評価:A
バトル要素、心理描写共にしっかりと描いていた印象。特に心理描写は豪傑揃いの戦国武将をベースにしたキャラクターで構成されているため、我の強いキャラも多い分だけ描かれ甲斐があったのではないだろうか。
作画 評価:B
ベースとなる原画を忠実にアニメーションにしていった印象。
CAST 評価:B
当初は原作パチンコでの豪華過ぎるキャスト陣がおそらくこのアニメ化に際して大きく足を引っ張っていた。原作では、田村ゆかりさん、中原麻衣さん、植田佳奈さん、千葉紗子さん、釘宮理恵さんらといった現在では超豪華なキャストで構築されていたわけだが…。
結果的には、そういった原作に及ぶかどうかと問われれば微妙かもしれない。でも、次代を担う若手で再編されたキャストは決して違和感があったわけではないし、アニメ版戦国乙女の名に恥じない魅力をキャラクターに添えてくれたと思う。
OP/ED/BGM 評価:C
もはや1クールやれば数本は出て来るアニメ内キャラクターで組んだユニットによる楽曲なので、それ自体は特に工夫があることではないかなぁ、と思ってしまう。
ただEDの演出は個人的にとても好きだった。作品にも寄るがEDは無駄に動かないで、ああいう静止画を最大限利用するようなEDの方が余韻を楽しみつつ趣もあって良いと思う。
総合 評価:B
内訳:A評価(4点)×2+B評価(3点)×2+C評価(2点)×1=B(3.2点)
Aランクまでもうひと押し、といった具合。うーん、評価しておいて難だけどそれなりに楽しめた割には点数が伸びてないな(苦笑
さて、後述としていたシナリオの部分だが、異世界召喚モノの大きなアドバンテージはギャップだと思っている。例えば、本作のように現代から戦国時代にタイムスリップした場合、現代で得ている歴史の知識はもちろん、現代人特有の感性が戦国時代と大きなギャップを生むことが、異世界召喚ないしタイムトラベルモノの醍醐味。
本作ではヒデヨシが最後までその役目を全うしてくれた。召喚されてしまった世界で彼女は武勇で活躍するわけではない。戦いでは特に役には立たないし、武道に秀でるわけでもないし、歴史の知識を活かした戦術を練るわけでもない。
でも、それが普通な気がする。彼女はしょせんまだまだ女子中学生でしかないのだ。最後まで彼女は論理的にノブナガや伊達先生を説得することはなかった。彼女がしたのは感情的に「やめてー」というだけ。でも、それしか出来ないのは彼女が最後まで女子中学生で在り続けたからかな、と思える。その分だけ、彼女の現代人としての感性がノブナガやミツヒデに影響を与えられたわけだし。
同様に、伊達先生は最後の最後まで伊達家による歴史の改変を諦めていなかった。私やあるいは他の視聴者なら「伊達家によって統一される世界が正しいとどうして言えるのか?」と彼女を追い詰めることが出来るだろうし、シナリオとしてもそうやって先生を改心させることは簡単に出来たはずだ。
でも、それをしなかった。
それはヒデヨシは女子中学生だからそこまでまだ考えが至らないからだし、かといって他の戦国武将たちもまた「自分の家で天下統一を」と考えているから伊達先生を責めることは誰にも出来ないからなのだ。それはあの時代で野心を持っていた者ならば誰もが考えていた感性であり感情だからである。
真紅の甲冑が消滅するまで自分の野心をたぎらせ続けた伊達先生は悪く言えばDQNでウザいキャラだが、良く言えば彼女は現代に帰るその瞬間まで戦国武将“伊達マサムネ”であり続けたことだと思う。
並みの異世界召喚やタイムトラベルモノなら、ヒデヨシは女子中学生なのになんか活躍を始めちゃって、伊達先生は最後にはその世界ではなく現代(私たち)の感性によって改心させられてしまったはずだ。そうならなかった点は、異世界召喚やタイムトラベル作品として非常に好感が持てるし、興味深い点だったと言える。
本作はホールに最新機種として出回る『CR戦国乙女2』の宣伝を兼ねたものであったことはおそらく間違いない。それだけに他の作品のように「DVDが売れれば第二期」という安易な形で第二期を期待出来るようなものでもない。まぁ、もし『CR戦国乙女2』が成功して3が出るようなことがあればアニメ第二期も?
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 織田ノブナガ
若手起用といったが、実際のところノブナガは豊口めぐみさんだからなぁ。このキャラクターだけはホントしっかりしていた感じ。
2位 明智ミツヒデ
ある意味主人公。もはやお決まりかもしれないが、本能寺の変をしっかりと描きつつ歴史改変出来たところは面白かった。
3位シロ
佐々木望さん、なにやってるんすかwwwヘ(゚∀゚ヘ)
- at 20:56
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
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