Steins;Gate 第10話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[Steins;Gate]
『相生のホメオスタシス』
≪あらすじ≫
フェイリスが送ったDメールによって萌え文化としての秋葉原が消滅してしまったことに驚愕する倫太郎。さらに男だったはずの漆原るかは、るか自身が送ったDメールによって本当に女として生まれて来ていた。
2通のDメールで世界が大きく変容し、人の性別まで変えてしまった事実に恐れる一方で、倫太郎は冷静にそれでも自分がいて、まゆりがいて、ダルがいて、紅莉栖がいて、るかがいて、萌郁やフェイリス、バイト戦士とも変わらず面識があるという変化のない人間関係を分析していた。
そんなある日、倫太郎はバイト戦士こと阿万音鈴羽と彼女が東京にいる理由を知る。「顔も知らない父親と逢うこと。そして逢えても逢えなくてもたった一度のチャンスがあり、それを迎えたら東京を離れるつもり」 そういう鈴羽に倫太郎はDメールを使って父親に鈴羽を置いていくなと告げれば良いとアドバイスし、鈴羽もラボメンに引きこむ。
そのたった一度のチャンスが訪れた。倫太郎は鈴羽を尾行しようとするが、紅莉栖に咎められてやむなく断念。父親に逢えても逢えなくても必ずラボには顔を出すようにと倫太郎は厳命したが鈴羽は現れない。その時、倫太郎の携帯には鈴羽から「さよなら」とだけ書かれたメールが。それを見た倫太郎は――
≪感想≫
◆心優しきマッドサイエンティスト-英雄と対極に位置する者-
今回の見どころは二つ。一つは過去のDメールでいろいろと変わってしまった現在の現状、そしてもう一つは紅莉栖、まゆり、鈴羽といったヒロイン級のキャラクターへの倫太郎の優しさ。
そもそもマッドサイエンティストとはどんなものかと考えれば、「常識や周囲への迷惑・影響を鑑みず、自らの野望を達成するために狂ったように行動する科学者」というのが一般的な認識だろう。マッドサイエンティスト本来の定義からもしかしたらこれは外れているかもしれないが、そもそも倫太郎が本来の定義を知った上で“マッドサイエンティスト”を名乗っているかどうかは怪しいラインなので、そこは気にしないことにする。
さて「厨二病」とラボメンにも言われてしまう倫太郎。自らを勇者や英雄とは名乗らずに、悪と認識されるマッドサイエンティストを名乗るところも、そう言われてしまう由縁なのだろう。
だが、もしかしたらそれは倫太郎だからこその優しさではないかと考えてしまう。
例えば、勇者や英雄といった者たちがどんな行動をするのかと考えれば「世界平和や大勢の人たちのために“善”となる行動をする人のこと」ということだと考えられる。対してマッドサイエンティストは「自分のために自分が“善”と思う行動をする人のこと」と言えるだろう(その“善”が一般常識や倫理観から鑑みて“善”と言えるかどうかは解らないが)。
もっと解りやすく言えば、“世界平和”と“自分の大切な人”の二択を迫られた時に前者を選択出来る人が英雄、後者を選択してしまう人が非英雄(マッドサイエンティスト)と考えられると、仮定する。
(※細かい点だが「反英雄」ではない。反英雄だとその人は「世界に“悪”となる行動をする人のこと」を指してしまう。悪を振りまくのではなく、英雄とは違う行動をする英雄非(あら)ず者を非英雄と造語で現している)
それを踏まえた上で、倫太郎は自分の大切な人のためなら世界を変えることすら厭わない。彼にとってラボメンは「友人が欲しかっただけなのかもな」と口にしてしまうほどかけがえのない大切な人たち。その人たちのためなら、何だかんだと理由をつけて世界を変えてしまうかもしれないDメールを送ることを容認し推奨する。
もしかしたらそのDメールは世界を悪い方向へと導いてしまうかもしれない。だが、そんなことは倫太郎には関係のないことなのだろう。彼にとって大切なのは“世界”ではなく、目の前にいる“大切な人たち”なのだ。
もちろん、厨二病であっても一般的な常識や倫理観も弁えている倫太郎はその決断に苦悩する。苦悩するが、最後には大切な仲間のために、世界を敵に回すことも実は厭わない。そんな倫太郎は非英雄を名乗るに相応しい、心優しきマッドサイエンティストと呼べるのだろうし、そうした彼の優しさが前面に出ていたのが今回の10話だったのだと思える。
それと同時に不安なのは、いずれ倫太郎は「世界と仲間」という二択ではなく「仲間と仲間」という二択に迫られそうな予感がある、ということか。すでに改変してしまった世界を、倫太郎が元に戻したいと願うことがあるとすれば、それは少なくともここまでDメールを送り求める変化を得た「萌郁」「るか」「フェイリス」の願いを切り捨てなくてはいけない、ということになっている。心優しい彼が、果たしてそれに耐えられるのだろうか…。
◆伏線を列挙して考察してみる
もはや毎回恒例w たぶん最終話直前くらいまでは続くのだろうなwww
1)世界線数値
・ 1話のメール送信後 ⇒「0.571024」
・ 7話のロト6実験後 ⇒「0.571015」
・ 8話の萌郁実験後 ⇒「0.523299」
・ 8話のルカ実験後 ⇒「0.456903」
・ 9話のフェイリス実験後 ⇒「0.409420」
New今回の自分へのメール後 ⇒「0.337187」
とうとう数値は1%から離れには慣れ0.3%台へ突入。鈴羽を東京に引きとどめると言うことは、1%の世界線を超えることを大きく後退させると言うことらしい。
それでも今のところ倫太郎に実は不自由はない。秋葉は萌え文化の聖地ではなくなってしまったが、彼が大切にしているラボメンとの人間関係に変化はほとんど生じていないのだから、当然と言えば当然か。
2)阿万音鈴羽=タイムトラベラー説
今更列挙することもなく多くのBlog様でもそういう予想が十分されているわけですが。
ずっと謎だった明らかに不自然な形で落着した人工衛星。そもそも大気圏外にある人工衛星は大気圏突入の摩擦熱で融解し消滅するのだが、そうした高熱を受けた影響すらなくビルの上で原型をとどめて存在していること自体がまずあり得ない。
そんな人工衛星が出現したのは鈴羽とほぼ同時期。そして、鈴羽が姿を消すと人工衛星もその姿を消した。そうなると、人工衛星=タイムマシンということになるのではないだろうか。
鈴羽の探す父親が「タイムマシンオフ会」に参加していたことも、こう考えてしまう大きな要因だ。もしそう遠くない未来に鈴羽の父親がタイムマシンを完成させ、それを鈴羽に託して姿を消したのだとすれば……。可能性はないわけではないだろう。
3)鈴羽の正体、鈴羽の父親の正体
まず父親の方だが、「タイムマシンオフ会」に参加する予定だった、という時点ですでに劇中キャラではダルしかいない気がするわけだがwww 鈴羽が姿を消した世界線で鈴羽が父親と逢えなかったと仮定したとき、ダルは倫太郎に呼び出されてそのオフ会には参加しなかったことを考えれば、余計にそう思ってしまう。
鈴羽の父親は“バレル・タイター”と名乗っていたようだ。barrelは英語で「樽」。ダルという愛称からもじった可能性もあるし、本名が「橋田至(はしだ いたる)」なのでその最後の二文字を使った可能性もある。
titorは調べたが確認出来なかったのでおそらく造語。どこから引用したのかはさっぱり不明だが、何か複雑な意味があるのかもしれない。下手したら「はし だいた る」と自分の名前の読み方を分割して繋ぎ合わせたところから引っ張ってきたとも考えられるが……さすがにこんな単純じゃないか。
そして鈴羽の正体だが、たぶん彼女こそが“ジョン・タイター”。johnはあまりに一般的(?)な名前過ぎてどこから引っ張ってきたかは解らないが、父親がバレル・タイターを名乗っていればその娘である彼女がタイターの姓を使って別の名を名乗っていると考えるのが自然ではないだろうか?
4)倫太郎のリーディング・シュタイナー
最初に発現したのは2000年のようだ。倫太郎は2000年問題云々と上げたが、元々の世界線では2000年はジョン・タイターが現れた年だ。ならば、そこに何か関係があるのではないか。
現在はDメールを送信することによる世界線の変化を倫太郎は感じ取っているが、世界線が変化すればいいわけだからDメールが必ずしも絡む必要はない。例えば、「2000年にジョン・タイターが出現した世界線」から「出現しなかった世界線」に移動したり、あるいはジョン・タイター自身が何か世界線を変えるような大きなことを引き起こしたりすることでも、倫太郎は世界線の変動を感知出来るはずだ。
◆おまけ
紅莉栖がヒロインっぽくめっちゃデレて可愛くなってたwww キャラデザが、じゃないよ? やっぱりキャラデザも大切だけど、本当に可愛いと感じるのはセリフや行動だと痛感したwww
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
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- [アニメ(放送終了):Steins;Gate]
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これはそうでしょうね
だからこそラボメンは彼の元に集まってくるのだろうし、るかにあんな事をしても離れていかない
常識的に見ると特に女性陣からは見限られても文句がいえない行動(笑)