2011年4月新番チェック(ノイタミナ枠2作品1話、そふてにっ 2話)
[C] THE MONEY OF SOUL AND POSSIBILITY CONTROL
第1話『complication』
相変わらずメッセージ性の強く作品を連発してくれる『ノイタミナ』枠。その中でもかなりストレートに訴えかけて来るものがありそうな作品。お金そのものを題材にし、独自の金融街のシステムを持ち込んだ世界観とストーリーは、私たちに改めて(お金を含めた)モノの価値と言うものを再認識させてくれそうな予感がある。
世の中、お金が全てなのか。お金があれば、安定した生活はもちろん、遊ぶことも、恋人も、時間すらも手に入れることが出来るのか。
貧乏ゆえに、安定した将来を渇望した結果、今安定した生活を送れず、飲み会に行く(遊ぶ)ことも、彼女(恋人)を作ることも、かけもちのバイトに追われ時間も手に入れることが出来ない公麿。彼は異空間の金融街で何を得、何を失い、そしてそこから何を学びとるのか。
『ノイタミナ』枠は全10話と相変わらずの短さの中で作られるため、上手く纏まるか纏めに失敗するかの両極端になることが多いが、本作が前者で纏められることに期待するばかりである。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
第1話『超平和バスターズ』
『C』同様に、ノイタミナ枠らしいメッセージ性の強そうな作品。
時間が流れているのだから、その流れの中で変わっていくものがあって当然。いや、それどころか時間の流れと共に多くのものが変わっていってしまうわけだけど、その中にある“変わらないモノ”がどんなものなのか。変わってしまったことと、変わらなかったことの違いは何だったのか。
そこから何を得るのか、何を失ったことに気づくのか。
『C』の初見感想に似ているかもしれないけれど、伝えたいメッセージが違うだけで私たちにいろいろなものを通じて監督始めスタッフの方々が伝えたいモノがあるのだとヒシヒシと感じられる。やや鬱っぽくなりそうな予感も個人的にはあるのだが、それ以上にこの作品を通して何を訴えかけてくれるのか、楽しみにしたい。
そふてにっ
第2ゲーム『ぱつきんっ!』
今回は琴音回であり、エリザベス初登場回。当面は、それぞれ主要キャラの当番回を回していきキャラを引き立てながら中盤へ雪崩れ込む感じか。
相変わらず健全そうな部活系アニメをしつつ、要所でしっかりエロとコメディを混ぜ込んでくる姿勢は面白さが安定している。三島木先生の意外過ぎる過去(公式HPちゃんとチェックしてなかったけど、普通に書いてあったw)や実力も明らかになって、いよいよこれからといった感じか。
とりわけ琴音にとっては図らずも、三島木先生は普通に淡い想いを抱いた相手であり、実は自分と似た境遇にあった先達でもあったわけで、より関係性や絆を強く実感出来るシーンが多かったことも作用して、エリザベスとの三角関係は今後ともコメディとしてくれると面白くなりそうである。
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