2011年4月新番チェック(TIGER & BUNNY、俺たちに翼はない、STEINS;GATE)
TIGER & BUNNY
第1話「All's well that ends well. 終わりよければすべてよし」
凄く濃い作品になるのだろうな、と言う予感だけがヒシヒシと伝わってくる。そもそもにして引退間近とさえ見えるベテランと、颯爽登場した新進気鋭のルーキーがコンビを組んで何かをしていくという展開は、ハリウッドのアクションムービーっぽい設定。
2時間枠くらいでぶっ通しで観る分には面白そうな設定だが、それを1クールないし2クール引っ張られるのは下手をすると苦痛にしかならない可能性もありそうで不安もある。
ヒーローですら視聴率や宣伝の道具にしてしまう浅ましさが、とても現実とリンクしていると思ってしまう。視聴率のためなら何でもアリ的な風潮すらある今のマスメディアが、このまま行けば本当に将来こんな話があるのかもしれないと思ってしまう。
これを通じてメディアを痛烈批判してくれる作品なら喜んでみるのだが、おそらくそうはならないのだろう(笑
俺たちに翼はない
第1話「たとえばそんなメルヘン」
いろいろとカオスだったなぁ、というのが率直な感想。どこをどう評価すればいいのか解らないw 最初はもっと単純なハーレムアニメかと思ったら、次のターンであっさりと変わり、さらに次のターンでもまたコロッと変わって、最後のターンで戻ったわけだけどさ。キャラ名を考えれば多少繋がりはありそうだが……。
正直、キャラ数が多過ぎるのが難点。2話以降どう描いていくのか解らないが、どの道このキャラ数だとするならば1クールではかなり厳しい。よほど駆け足で進むか、“浅く広く”描く形になるのは目に見えている。
まぁ、本当の意味で感想のことなんかも気にせず気楽に観る分には良いのかもしれない。とりあえず視聴はするが、記事化までは至らないかもしれない。
STEINS;GATE
第1話「始まりと終わりのプロローグ」
タイムトラベル系のループする展開がメインとなるのだろうか? ループ系らしく主人公には時折ループ以前や他のループでの記憶が混じっているようだ(メールのことや、紅莉栖のこととか)。
世界観や設定としては一番好みだし、興味深くもある。キャラデザも個人的にはとても好み(紅莉栖とか)。系統的にはペルソナ系かと思っていたが、調べたらメタルギア関連のイラストやブラックロックシューターのイラストを提供してきていたようである。
非常に多くの謎を撒き散らす展開だけに、それをどこまで回収出来て物語として成立できるかがカギ。余裕があれば個別にカテゴリーを作って、短文でも良いから記事も書きたい作品(少なくとも『DOG DAYS』『日常』『神のみⅡ』の3本があるので、本当に余裕があればだが)。さて、今期作品でその余裕が果たしてあるかどうか…。
ちなみに後で知ったのだがこの作品、『CHAOS;HEAD』と世界観を同じくするモノらしい。確かにタイトルに『;』があるところとか、主人公が厨二病なところとかソックリだった。感覚としては『月姫』『Fate/stay night』らTYPE-MOON作品に近いのだろう(事件の起こった場所、年代が違うだけで根本としての世界観は一緒。だから作品を超えたこと(名前だけのキャラの登場、過去の事件のことが未来の作品で知れ渡っているなど)があるのかもしれない)。
期待度は今期作品の中でもかなり大きめ。2話以降も視聴し余裕があれば記事作成もしたい。
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