灼眼のシャナ 総評
平凡な日常を過ごしていた高校生の坂井悠二は、突如として時間が止まったような世界へと巻き込まれる。そこで自在に動く者たち――“燐子”(りんね)と呼ばれる怪物を前にした時、彼の前に名もなき少女が現れる。
彼女は悠二は“燐子”によって殺されており、この後その存在すら記憶から跡形もなく消え去り消滅するのだと告げる。しかし、彼の体内には“とある物”が眠っていたことから、名もなき少女は悠二を守ることに。
人として奮闘する悠二と、フレイムヘイズと言う存在に迷う名もなき少女――シャナ。二人の行く末は……
そんな『灼眼のシャナ』の私の評価ですが...
A
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
灼眼のシャナ 総評
放映日:2005年10月~2006年03月/再放送:2010年10月~2011年03月(全24話)
私が視聴した放映局:テレビ東京
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
序章があって、戦闘⇒悩み⇒戦闘⇒解決⇒戦闘⇒悩み~~と続く展開は如何にもラノベを原作とする本作らしい学園異能バトルモノと言う内容だと思う。再放送を視聴したわけだが5年前に作られた作品とは思えないほど、現在の作品にも通じる部分が多く、現時点における学園異能バトルモノのアニメ化のひな型的な存在だと理解出来た。
演出 評価:S
自分の存在が忘れ去られるかもしれない恐怖と、その後は自分が居ることで自分の大切な人たちや生まれ育った街を危険にさらしてしまうという悔いで悩む悠二。
一方で、フレイムヘイズとしての使命と、人としての恋慕の間で揺れ動くシャナ。
それぞれ立場が違う主人公とヒロインらしく、それぞれの立場にあった悩みがあってそこを心理描写として描けたと思う。
戦闘描写も、炎の粒子(?)は現在のバトルアニメと比較しても遜色ないほど美麗。
総合として見ても十分過ぎる出来栄え。
作画 評価:A
大きな作画の崩れも見られず、学園・戦闘パートでも大きな変化はない、高品質の作画。
CAST 評価:B
今やツンデレをやらしたら右に出る者はいないとさえいわれるほどの存在感を確立した釘宮理恵さん。彼女のツンデレ声優としての地位を確立したのは間違いなく本作のシャナ役であることを考えれば、感慨深い。
とは言え、5年も前の作品で今ではベテランな方々も若手だったわけで、そう考えると比較的若手が多かった現場なのだなと思う。むろん、江原さんやら何やら人の形をしていなかったり敵だったりにはベテラン勢が揃っていたわけだが。
OP/ED/BGM 評価:A
川田まみ、KOTOKO、高橋洋子、石田燿子というそうそうたるメンバーで彩られた楽曲たちのクオリティは高い。
総合 評価:C
内訳:S評価(5点)×1+A評価(4点)×3+B評価(3点)×1=4.0点(A評価)
今なお根強く高い人気を誇る『灼眼のシャナ』シリーズ第一期。当時は深夜アニメを視聴するような風習が自分の中になかった為視聴していなかったが、再放送ながら視聴してみると多くの人たちがこのシリーズやその続編に熱狂するのも頷けるというものだ。
スリリングな戦闘シーン、丁寧なキャラクターの心理描写、悠二を中心に繰り広げられる恋物語。
今ではお約束になっている必須要素が全て盛り込まれているような感じだった。当時の現状は良く分からないが、間違いなく本作の登場と成功が、その後のラノベ原作アニメの興隆の一翼を担ったことは想像に難くない。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 マージョリー・ドー
何だかんだで好きなキャラ。第二期をうろ覚えながら覚えているのでなおのこと。
2位 アラストール
なんかこう、シャナのお父さんチックなところがwww
3位 ヴィルヘルミナ
個人的には第二期の方が好きですけどね。
- at 23:41
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