お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! 総評

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※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。

お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!　総評
放映日：2011年01月～2011年03月（全12話）　
私が視聴した放映局：東京MXテレビ

総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。


シナリオ構成 評価:A
単純なラブコメやハーレムとはやや色合いが異なる、策士っぷりが全ヒロインに見て取れる構成はなかなか斬新で面白い。主に彩葉、奈緒を中心に「いかに修輔をオトすか」を念頭に置いた情報戦や戦略が組み込まれており、そうした観点で観ても十分楽しめる。

減点分は、やはりオリジナル回か。特に10話・11話は結局最終話にほとんど絡んでこないなどその意義に疑問すら感じる。それならいっそ、10話「最後の繭佳回」11話「最後の彩葉回」とすることで実質的に12話「最後の奈緒回」と併せてラストスパートとした方が盛り上がったかもしれない。


演出 評価:B
可もなく不可もなくと言った具合だったが、たびたび起こる妄想パワーの演出には頭が下がる。製作時間も少ないであろう中で、「限られた時間と予算とマンパワーの中で、どこに力を入れるのか」と言う部分を良い意味で間違っている感じが個人的に大好き。


作画 評価:B
人によっては目の下や肩の線が～とあるが、チラッとWeb立ち読みしていた原作と見比べると動画となるアニメに巧く対応した作画だったような気がする。手足がヒョロッとしている部分などは完全に個人差と言ったところか。


CAST 評価:S
キャスティング能力よりも、キャストされた声優の方々の頑張りにこの評価w　キタエリこと喜多村英梨さんの演技力と言うか、声音の使い分けが光った。他にも、メインキャストである井上麻里奈さん、荒浪和沙さんはなかなか際どいセリフを連呼させられるシーンも多かったけれど、とても良かったと思う。


OP/ED/BGM 評価:S
OP・ED共にとても中毒性が高く、耳に残る感じ。単純な中毒性や印象度なら今期のOP・EDの中でもトップクラス。


総合 評価:A
内訳：S評価（5点）×2+A評価（4点）×1+B評価（3点）×2＝4.0点。SS=cccc00
2011年1-3月クールの中で、数少ない肩の力を抜いてみることが出来たアニメの一本。とにかく修輔と言う主人公をいかにしてオトすかを考え、ライバルを出し抜き、妨害し、時に自分もハァハァするヒロインたちのハーレム展開は、お約束ではあるがだからこそ安定していた側面も否めない。

ペンギンさんなど規制のために動物たちも頑張ってくれた。2010年秋は光と影が大活躍だったわけだが（笑）新たな試みではないかと思う。

思春期男子特有のエロさと下ネタがあるので万人受けするオススメ作品と言うことは出来ないものの、それが平気だという人にとってはシリアス展開の多い昨今の作品の中で、文字通り「一服の清涼剤」的な役目として見ることが出来る作品だったと評価したい。

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おまけ
ベストキャラTOP3
1位 土浦 彩葉
策士なヒロイン大好きです。と言うか、部屋を望遠鏡で監視し携帯電話に発信器を仕込み、夜間にはナイトスコープを持ちだしてまで監督するその完全ストーキングっぷりに痺れる憧れ…いや、憧れはしないけどwww　個人的な見解では唯一主人公に対して真剣な恋愛感情を抱いていたと思っている節もあって、私の中ではヒロイン三人組の中でも好きなヒロインです。


2位 加藤 春華
「あんた、絶対言い死に方しないよ」はもはや、このアニメの定番的な名台詞w　


3位 近藤 繭佳
BL大好き委員長。BL大好きという設定からやや倦厭していたものの、従来のBL大好きキャラとはやや一線を画す存在。従来だとBL好きが高じて主人公と主人公の友人をBLに走らせて自分が満足しようという節のあるキャラクターが多かったため好きではない属性だったが、繭佳の場合は現実と創作の区別がついているようでそんなことをせず、主人公である修輔は修輔として見て、楽しんでいる辺りが良かった。