雑記3/17
ここのところ毎日のように雑記書いています。アニメやってないからね。私のBlogの雑記しか読まないリアルの友人は、ここ最近毎日のように更新しているのだが、喜んでいるのだろうか。それとも観ている暇もないくらい慌ただしいのだろうか。
さて、昨日の続きじゃないけれど、海外メディアからは今回の震災に対する被災地の方々の対応を「高い秩序」という評価もある。でもこれまた本当にそうだろうか?
福島原発問題は確かに重要だし、どこに住んでいても決して対岸の火事ではない。計画停電と併せて東電の対応はトコトン叩かれているが、その東電の方々がいなければこれほどの恵まれた電力需給はあり得なく、またこの非常時に最も汚染濃度が高い現場で退路をギリギリのところで踏ん張っているのも東電の方々である。
別に東電を称賛するつもりなんてさらさらない。40年前の設計の原発を使っていて、さらに原発は海岸沿いにあるのだから津波などで流されないような複数の場所に分散させ、緊急用発電機や予備パーツなどは備えておくべきだっただろう(現在報道されている通り、原発を冷却システムが作動していないのは電力不足やパーツ欠損があるなら)。それは、間違いなく東電の見通しの甘さだ。報道が後手に回り過ぎているのも事実。
でも、ここで犯人探しや責任者叩きをして何になる? そんなことは全部が終わった後でやればいいだろう? 無責任に東電叩いているなら、その人が原発行って作業してくればいい。出来ないだろう? 出来ないんだよ、私たちには。それだけの知識も技術も持ち合わせていないのだから。
だから、ひとまず緊急事態の今はなんとか東電の方々に頑張ってもらって、一秒でも早く100%安定させる状況にまで持って行ってもらわないといけないのだ。首相も言っていたではないか、「あなたたち(東電)しかいない」のだと。その通りなのだ。IAEA始め世界各国から援助や指導を受けることは出来るが、今その場にいる最も専門的知識と技術を持つのは日々原発を運営・管理していた東電の人たちなのだから、彼らに頑張ってもらわないと。頑張ってもらわないといけない彼らを今ここで叩くのは得策じゃない。犯人探しも責任の所在も、やりたきゃやりたいヤツらで全部終わってからやってくれ。そんな気持ちです。
そして、相変わらずちゃんと人の話聞いているのかと問い詰めたい日本の報道陣。おととい辺りはまだマシになってきた気もするが、原発問題や計画停電で混乱や不安を煽っているのはマスコミなんだよ? 理解しているのか、あの人たちは。
原発付近での40万マイクロシーベルトとか、まぁその辺りは良いだろう。さすがに一瞬だったかもしれないが、数字上は決して無視できるもではないだろうし。
でも、関東の放射線量1マイクロシーベルトを大々的に取り上げるのはどうなのよ? そうやってイチイチしつこく取り上げるのは不安を煽るだけだっていい加減理解しろ。おまけに取り上げるだけ取り上げといて、それが人体に即座に害を及ぼすどころか、健康を害することが基本的にほぼないのに、それを強調することもないのだから最悪なのだ。
取り上げるのはこの際仕方がないことでもあるのだろう。実際に通常とは違う数値がこの非常事態に検出されているのだから。でも、取り上げるならマスメディア最低限の責任として、「問題は全くない」と言うことをもっと強調すべきだ。
そんなんだから、官房長官から「過剰反応が見られる」と遠回しに苦言を呈されるんだ。本当に解ってる? 過剰反応しているのが誰なのか?
アンタたちが過剰反応したせいで関東の被災地である茨城や千葉、さらに福島への物資の輸送が止まってるんだ。ヘリ多用問題と併せて、本当に助ける気があるの?と問いたい。
精確に情報を伝えるのが仕事なのだから、精確に「人体に問題はない」と結論を伝えるところまで伝えろと言いたい。過程で不安を煽るだけ煽って、不安を煽れない結論を伝えきれないとかどこまで鬼畜なんだよ、日本のマスコミ。
今、本当に国民が欲しい情報は何か? それは正確で精確な情報はもちろん、起こってしまった被災から立ち上がるだけの活力や希望だろう? それを伝えるのが誰かと言えばマスコミじゃないのか? そのマスコミが今真っ先に伝えているのが活力や希望ではなく、不安や絶望と言うのは(それが事実であったとしても)情けない。実際に、今の現状は原発30km範囲の方々にとっては不安であり絶望な部分はあるだろうけれど、それ以外の地方の人々はそうではないのだ。
視聴率主義の悪しき側面(視聴率が取れるように、事実をよりオーバーに、ショッキングに伝えることで人々の関心を取ろうとする側面)が出てきたな、と思う。
そんなことを想ってあまりにも酷過ぎたので某局には実名で批評メールを送らせてもらったし、BPOにもご意見の一つとして送らせてもらった。こんなことして何かが変わるかは解らないけれど、でも誰かが苦言を呈しないといけない時ではないだろうか?
そうした批判がやっぱり各方面からあったのか、各局ともに昼から夕方にかけて被災地の方々がメッセージを伝えたい人のための時間を割いたり、東電に“喝”を入れるように従来の批判的な論調から「今、東電や自衛隊は許容量ギリギリの放射濃度のところで必死の作業をしている」というやや応援的な論調へと変わってきたのは良かったと思っている。
もし、これを見ているマスコミの方々がいれば、これだけは伝えたい。今は日本国民が一致団結してこの危機を乗り越え、岩手・宮城などの東日本太平洋側の復興にあたらないといけない時期だ。みんなの気持ちはきっと「頑張ろう日本」だと信じている。だからこそ、事実は事実として淡々と伝えながらも、被災者やそれ以外の日本人たちがもう一度この大震災から立ち上がれる有機溢れる報道をお願いしたい。
長くなったので追記でWeb拍手レス。
そういえば、昨日のWeb拍手200越えw ちょ、どうしたの? たぶん、初来訪の方が数作品のアニメを全ページ読んでは拍手してくれたみたいです。管理画面観て吹いたwww
Web拍手レス
>>ケイさん
>はじめまして。偶然このblogを拝見させて頂きましたが、まったくその通りだと思いました。今回の災害で、テレビの在り方に不満を感じずにはいられません。またそれに惑わされる、鵜呑みにする民間人にも腹が立っていました。このblogを見て、同じ事を思っている人も居るんだと、少しホッとしました。私は地道に身近な人達の誤解を解こうと訂正して、周りの人達から疎まれ始めてますが、少し勇気付けられました。
昨今、情報は氾濫している、と呼ばれるほどの時代になりました。ラジオ、TV、新聞だけでなく、雑誌、インターネット、携帯電話およびメール、Blog、twiiter、フェイスブックなどなど。
しかし、それだけ情報が氾濫している今、私たちには溢れた情報の中から正しい情報を取捨選択する能力が求められています。このコメントだけでは全て解りませんし、私だって完璧に情報の取捨選択が出来ているわけではないですが、少なくとも過熱しているマスコミの報道を鵜呑みにして慌てている方々よりは冷静に現実を観ていると思います。
TVや新聞に載る情報が100%正しいとは限らないのだ、ということだけ念頭に置いて今後も周囲の方々の誤解を解いて下さい。疎まれるのは誰だっていや。それでも、正しい情報を伝えようと奮闘しているケイさんの、その姿勢も間接的かもしれませんが、立派な復興支援の一つだと思います。
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