生存報告
このたびの、東北太平洋沖地震ですが、こうして報告をしている時点でお分かりかとも思いますが、管理人である私・月詠およびその周辺には取り立てて怪我人や安否確認の出来ていない人、あるいは被害らしい被害はありません。強いて言うならば、自室の家具やら本やらが総倒れとなって壊滅的な被害を受けた程度です。努力と根性と時間さえあれば復旧出来るレベルですので、震源地に近く本当の意味で壊滅的な被害を被った東北地方や茨城県・千葉県(特に太平洋側沿岸にお住まいの方々)と比べれば、まったくもって軽度なレベルです。
埼玉でも震度5強~弱の強烈な揺れ。25年生きてきて、おそらくここまでの規模の地震をリアルに体感するのは初めてでした。自室以外の部屋でも棚に置いていたものが落下したりするなど、軽度ながら被害も出ましたが、何より震度5以上の揺れは冗談にならないレベルだと痛感。揺れが収まった後はちょっと膝が震えていたくらいです。そんな状況でも「(棚にあるつい先日買った)地デジ対応テレビが落ちないか心配だから見て来る」と言う母は、大物なのか「命あっての物種」という言葉を知らない無謀者なのか、果たしてどっちなのか(とりあえず全力で阻止したが)。
冗談ではなく、本当にこういう人はマジで多いと思う。テレビを見ていても、テレビ局内の地震発生直後の映像がちょくちょく流れているが、あそこにいる人たちがしていたのは棚にある放送機材やテレビを抑えたり、大量の書類が入っているであろうロッカーを必死になって押さえているのが、良い証拠。
確かにテレビやロッカーといったある程度の重量があるものが倒れて来るのは危険なことである。でも、それは本当に自分の命や安全より優先すべきか? そこで震度が一気に強くなって天井や照明が落下してきたら元も子もないではないか。
それならまずは、自分の身の安全を確保すべき。正直、画面を通していろいろ伝えてくれる側の人たちが、言っていることと真逆のことをしてるのだから、人間緊急時にはどうなってしまうか解らない良い典型。
まぁ、専門家でも何でもない私が断言するのは正しいかどうかわからないけれど、やっぱり「命あっての物種」だと思う。少なくとも自分の命や身の安全よりも、テレビやロッカーを重視する姿勢はちょっとどうかと思う。
まだまだ一か月近くは、最大でマグニチュード-1(今回は最大マグニチュード8.8なので、7.8前後)の余震がある可能性があると言われている。
もし、これを閲覧することが出来ている方々がいるならば、「命あっての物種」であることをぜひ忘れずに、自分やご家族、周囲の方々の身の安全と人命を尊重した避難と緊急対応を頭に入れて欲しいな、と思う次第です。
NoTitle
月詠さんもご無事で良かった、本当に良かった・・・。