インフィニット・ストラトス 第8話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[IS<インフィニット・ストラトス>]
『ファインド・アウト・マイ・マインド』
≪あらすじ≫
遂に始まった学年別トーナメント。一夏とシャルルのペアの初戦の相手は、何の因果か一夏を目の仇にしているラウラと優勝宣言をした幼なじみの箒。
箒との連携など考えていないラウラと、連携を前提に動く一夏とシャルルではチーム戦においてその差が見え始める。ISの操縦技術や判断力で一日の長があるシャルルが箒を撃破する間、一夏はラウラの抑え役として立ち回る。さらに一夏はその戦いの中でラウラが頼るAICの“弱点”に気付く。
箒を撃破後、二対一の状況を生み出した一夏・シャルルペアはラウラ機を撃破寸前まで追い込む。だが、そこでラウラのISは突然変異を始めて――
≪感想≫
あれ、実は千冬姉回?
ツッコみどころ満載なISなわけだが、いつもの五割増しでツッコみどころが多かった今回。だからこそ、今回は個人的にはもう千冬姉を推さずにはいられない。この記事を読まれる方はほとんど視聴済みだと思うが、今回はまず千冬姉オンステージに近い。教師の黒スーツ、ドイツ教官時代の軍服、そして学生時代のセーラー服とコスプレ(違)のオンパレード。
そして、弟である一夏の話をする時の千冬姉の表情を見逃すな。ある意味、千冬姉ストーカーに近い(爆)ラウラが「優しい表情」と断言するのだから、千冬姉がどれだけ唯一の肉親である弟のことを大切に想っているかが窺い知れる。千冬姉が一夏に真剣を使って稽古をつけようとしている時も同様だ。あの時千冬姉は、一夏が「剣の重み」の意味を知って嬉しかったのだろう。
そういうバックグラウンドがあるから、他人から弟を褒められても「それくらい出来て当然」と表面上は素っ気なく対応するのだ。この辺りは、身内のことを他人に表現する時の意図的に地位の低下をする古くからの日本民族っぽさも出ている。
そんな優しい表情だけでなく、ラウラには不適な笑みを浮かべて見せた。
「お前は私にはなれないよ」
これにはきっといろいろな意味が込められていたことだろう。その前からのやり取りを考えれば、ラウラはラウラ・ボーデヴィッヒであり、それ以上でもそれ以下でもない。だから他人にはなれない、ラウラはラウラだという彼女個人の存在や人格を認める意味がまず考えられる。
さらに突っ込めば、今の千冬の強さがあるのは一夏がいるからだ。そしてラウラには一夏はもちろん、一夏のような存在がいない。ラウラが千冬のような強さを手に入れるためには、守りたいと思う存在が必要になる。そしてラブコメ作品である本作では当然のようにラウラが惚れて守りたいと思うのは一夏だw
ゆえにこの発言は「お前は私にはなれないよ=まだまだお前みたいなひよっこには私の一夏は渡さんよ」とも取れるわけだ。
あぁ、ISでコメントをくれる方の中に「本作の真のヒロイン(ラスボスw)は千冬姉」とおっしゃっている方がいたのだが、改めて同感出来る。ヒロインに限定すれば当然私もシャルル無双にやられた一人なのだが(笑)、全キャラであれば間違いなく千冬姉を推すwww
いや、よくね? 自分にも他人にも厳しいけど、その裏で無条件で一夏の味方をし、誰にも負けないだけの愛情を一夏に送っているのがきっと千冬姉だよ? 恋愛とかそういう小さな枠ではなくて、主人公との絆という意味でこれ以上のモノはないと思う。もっと大きな枠で千冬姉というのは、この物語において魅力的なキャラクターなのだ。
あれで攻略でよいのか!?(笑
攻略される過程がさっぱり解らなかったwww いや、いいよ、うん。なんかね、ツッコんじゃいけないんじゃないかって思ってるw そうだ、そうだよ。この物語は学園ラブコメなんだから、いつまでもツンケンしてちゃウザいだけだもんね。だから、きっとラウラは攻略されたんだよ、うんwww
と、必死に自分に言い聞かせている(ノ∀`*)アイター
一夏とラウラの会話。あれを何となく夢オチっぽくした必要があるのかは疑問。もし私が改善するなら、物理的にあり得ないとしても、ラウラがあの黒いIS(VTシステム発動中IS)から解放されて一夏の腕の中で眠るまでのわずかな間のスローモーションの間でやり取りをさせる。そして、会話が終わったらラウラ気絶⇒保健室のシーンへ、という繋ぐかな。
もちろん物理的にISから解放されて一夏の腕の中に収まるまでであれだけ長い会話をすることはあり得ないのだけど、どこか夢オチっぽくしてしまうよりはマシなんじゃないかなって。まぁ、演出としてはこういう形の方が見栄えとしてとても綺麗なんだけど、さすがにアレじゃ千冬姉に対する自分勝手な先入観と併せて「ラウラ・ボーデヴィッヒ、特技:妄想癖」になってしまうってwww
IS戦闘
一夏の言葉が軽すぎるのは原作からの仕様なのかσ(^◇^;)
まぁ、前回でもAICを見て「解った」と言いながら突っ込んで停止してしまって「解ってねぇじゃん!」という失態をやらかした一夏w 今回もアバンから、学習能力ゼロで突っ込んで「ダメじゃんよ!」と一夏の言葉の軽さに頭を抱えたわけだが、ISを好意的に観ている私は「あれはシャルルとの作戦だった」と無理な解釈をしてみるwww AICに関してはおおよそ想定通りの弱点だった。まぁ、これに気付くから一夏は主人公なんだろうな、とも思った。
今さらだが、やっぱり一年最強のIS使いはシャルル(今回、女性名がシャルロットであることが判明。ここから先はシャルロットと記載)だった。ISの世代間格差を物ともしない武装選択や戦術判断力はもっと高く評価されるべきだろう。間違いなく一夏のパートナーがシャルロットでなければ、あそこまでラウラを追い詰めることはできなかっただろう。
零距離パイルバンカー(劇中だとちょっと違う名前だったけど、本質は一緒)は破壊力満点で、その上アニメーションとしても見栄えするかっこいい武器だった。複数の武器を巧みに操るところや、一夏のISへのエネルギー供給、冗談を口にするなど今回は間違いなく単純に“萌え”ではなく“燃え”の要素でもシャルロット無双になっている。
連携の大切さはISの記事で何回か記載しているので割愛。個人的に複数戦を想定していないラウラには敢えて箒を取り残した状態で戦うのも一つの手だと思っている。連携を取らないのであれば、ラウラがワイヤーで箒を投げ飛ばしたように、ラウラの脳内では二対二ではなく一対三で戦うことになるので有利に進む。箒は障害物として利用すればいいのだ。
まぁ、物語上VTシステム発動の都合があって、先に箒を倒す方法を取ったのだろう。これは箒の技量やIS性能よりも、シャルロット(あるいは一夏)の技量やIS性能が高いからこそ成り立つ選択肢だが、箒の剣技が全国大会優勝クラスなら放置もリスクがあると判断したのかもしれない。
さて、今回出てきたのはVTシステム。正式には『Valkyrie Trace SYSTEM(ヴァルキリー・トレース・システム)』だろう、おそらく。ヴァルキリーは北欧神話に出て来る「戦死者を運ぶ女」という意味を持つ複数の半神だが、広義における「戦乙女」の意味合いの方がこの場合強いのかもしれない(ちなみにヴァルキリーは、英語のワルキューレに当たるドイツ語である)。
ISを使えるのは基本的に女性のみなので戦う女性という意味で「戦乙女」の名を使ったのだろう。具体的なシステムはよくわからないが、IS操縦者の中でもトップクラスの人物(世界大会の上位者?)の戦技をトレースするシステムなのだろうと思う。そうでなければ、VTシステム発動時に千冬姉の居合切りが真似できるわけがない。
エースパイロットの戦闘パターンを使うことでマシンの挙動を高めて戦闘力を高めるパターンは、SFでは割と聞きなれたものである。有名なのは『機動戦士ガンダム』に出て来る高性能教育型コンピュータ。かの有名な「連邦の白い悪魔」と呼ばれた初代ガンダムのパイロットにしてニュータイプとして覚醒したアムロ・レイの戦闘データを蓄積したガンダムのデータの複製を、のちに量産型であるジムというロボットに移植したのである。このことによって、ジムに搭乗したパイロットはアムロほどではないにしろ、アムロの戦闘データを蓄積したコンピュータの自動判別によって、少ない訓練しか出来なかった未熟なパイロットでも高い戦果を挙げられたという。
それに近いシステムを国際的に禁じているのであれば、ことVTシステムに関して言えばこのシステムは危険性が極めて高いのだろう。実際にラウラはあの形で取り込まれてしまっており、さらに自らの意思は反映出来なかった。もしかしたら、あの状態はラウラの命すらも削るような危険な行為なのかもしれない。そうなれば、人体はISを動かすためのパイロットではなく生体パーツ化してしまうかもしれず、そういう意味で禁止されたのではないか、と考えられる。
余談
一夏の怪我があったりなかったりと作画ミス(というよりも、描きミスでありチェックミス)が多いな、と思う。怪我をした左腕の傷も肘くらいの位置だったのに、次の箒とのカットでは消え(右腕で押さえていて見えない、とも捉えられるが)、その次のカットでは復活したけど二の腕に近い位置に移動してなかったか?
さらに、トーナメントの日の夜には大浴場に入ったのに、怪我が無かったような……(汗
まぁ、千冬姉とシャルロットが可愛く描かれていたのでこれ以上の追及はしない方向で私は行きます(ヲイ
あと、どうしてシャルロットは「二人きりの時はシャルロットって呼んで?」って言いながら、結局本名で転入し直し(?)てるのか意味不明なのだが?
このセリフは、シャルロットが「二人きりの時は女性であることを意識して」というアピールと同時に「これは私と一夏の二人だけの秘密」という展開で、これは秘密情報の共有という恋愛劇で用いられるセオリーの一つ。
だが、次のシーンでいきなり明かしたら秘密の共有ではなくなるし、二人きりの時も何もこれから先は全校生徒がシャルロットを女性として意識してしまうのだから、このセリフの意味がまるでないのだけれど……。
原作がどうなっているのかなんて関係ない(なので、「原作ではこうでした~」というコメントは不要)。
アニメ作品として観た時にここのセリフ回しは完全に破綻しているのだけど、脚本家の方がどんな意図でこのセリフを喋らせたのか、私にはさっぱり解らない。
第9話『海に着いたら十一時(オーシャンズ・イレブン)』
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- [アニメ(放送終了):インフィニット・ストラトス]
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一夏がシスコンじゃなければこれで恋愛バトルは決着したんじゃないのって破壊力でした。恐ろしい子!さすが原作ナンバーワン人気(超断トツ)は伊達じゃないですね。
このあたりだけDVD買おうか迷って調べてみたら、DVD1巻の特典小説がシャルロット書き下ろしでした。アバンしか出番無いのに…なんて…商売上手なんだ…!! それでも気分良く買ってしまいそうな自分はもう完全にシャルロットに頭やられてるんだと思いますw