インフィニット・ストラトス 第6話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[IS<インフィニット・ストラトス>]
『ルームメイトはブロンド貴公子』
≪あらすじ≫
シャルル・デュノアに次いで今度はドイツからIS学園1年1組にやってきた転入生ラウラ・ボーデヴィッヒは、担任である千冬を「教官」と呼び慕ったかと思えば、目に見えて千冬の弟・一夏を激しく敵視していた。
ラウラの背景に、かつて世界大会二連覇が確実視されながら一夏が誘拐されその救出のため決勝戦を棄権した千冬の存在が深く絡んでいることを知った一夏は、誘拐された当時の自分の不甲斐なさを嘆く。
一方、シャルルとは男同士仲を深めていたのだが、ふとした拍子に一夏はシャルルが女性であることを知る。そこでシャルルは自分が、父親であるデュノア社社長と愛人の間に出来た子供であり、極めて特異なケースである一夏と白式のデータを盗むために送り込まれたのだと語る。
その言葉に一夏は――
≪感想≫
第二世代vs第三世代
シャルル専用ラファール・リヴァイブ
・マシンガン
・スナイパーライフル
・シールド(パイルバンカー内蔵?)
第二世代だが、どうやらカスタムタイプらしい(確かに前回、真耶先生が使ったリヴァイブとは違って見えた)。前回含め、どうやらISには拡張スロットがあるらしく、リヴァイブはその拡張スロットに多様な装備を搭載することで汎用性を獲得しようとしているっぽい。シールド裏にパイルバンカーらしき装備も見えたが…。
ラウラ専用第三世代IS
・巨大実体砲弾
名前、その他武装はまだ分からないものの、とりあえず長距離砲撃型っぽい。大型砲としては比較的珍しい実弾仕様(?)になっているのは、シャルルが指摘したようにドイツ製第三世代ISが、その他第三世代と異なり、光学う仕様となるレーザー砲を搭載し切れなかった技術的不足があるからか。あるいは、レーザー砲を搭載出来ない程、他の何かに莫大なエネルギーを割いているのか…。
とりあえず、出て来た第二世代と第三世代。実際に、世界的にも物語的にも第三世代を中核としてISは動いていくのだろう。その中で、今回出て来た2機のISとその適合者は真逆の特性を持つと言える。
シャルルとリヴァイブの場合、ISの方が世代として一世代前のモノと言う技術的に劣っている部分がある。だが、兵器として求められるのは、「いつ壊れるかもしれない高性能試作機」ではなく「多少スペックが低い量産型であっても確実に安全に作動する機体」なのだ。ガンダムなどのロボットモノを観ているど、そうしても高性能試作機が何でもかんでも秀でているように見えるが、実際に考えてみれば運用を含めた兵器・機械としては信頼性の低い、使い勝手の悪いものでしかない。
うーん、この記事を読んでいる人にもっと分かりやすく書くと、ゲーム機。ゲーム機は発売当初の、いわゆるファーストロットと言われる初期生産分では不具合が多く、そこから改良を重ねた後期生産分では不具合は限りなく少なくなる。こんなことがあるからか、私の周りでも「ハードのファーストロットは買わない」という友人も少なくない。特にPS3発売当時はこんな会話を友人たちと何度もしたものだ。
さて、話を戻すとこの場合、シャルルは後期生産型PS2、ラウラは初期生産型PS3といったところ。
ラウラなど第三世代ISには確かに一つ上の世代の技術やスペックがあるのかもしれないが、その反面故障や不具合、危険性が多く内包している。対してシャルルはスペック的には劣るのだが、後期生産分であるため故障や不具合が少なく確実に安定して作動するし、ハードに対するソフトも充実しているはずだ。
しかし、スペックとして劣っていることに変わりはない。
もしこれでシャルルがラウラと対等に渡り合えるのだとすれば、シャルルは現在登場しているヒロインたちの中で操縦適性・技術の面では最強と言うことになるかもしれない。というのも、ひとつ前の世代の機体で対等に渡り合うならば、そこには極めて高度な判断力があるはずである。さらにリヴァイブの特性上、瞬間的に最適な武装を選択・装備し、使用することになり、単純に機体を動かすだけには留まらないさらに高い判断力と戦術眼が要求されるはずだからだ。
一方、ラウラ。彼女の場合は、ISは第三世代。シャルルのシールドにあっさり防がれてしまったが、前述のようにシャルルの技能をヒロイントップクラスと位置付けて「あれは防いだシャルルが巧いだけ」と仮定すると、火力も申し分ない。あれだけ大型の砲撃ならシールド数値をかなり減らせることだろう。おそらく他にも何か武装はあるはずで、仮にも第三世代に位置付けられるならスペック的にはそれなりに高いのだろう。
そうなると問題はラウラ自身か。あの金色の左目がどんな意味合いや特性を持つのかによってもいろいろ左右されるだろうが、兵士としてはやや情緒不安定。千冬を説得したいのか、一夏を抹殺したいのか、あるいはそのどちらにせよ、初登場からの言動を振り返れば戦略や策略には乏しい直情型の人間で、それだけで兵士としては判断力や戦術眼のポイントからシャルルには劣りそうなのだ。だからこそ、あの金色の目がカギ。
さてはて、余談。
今回一夏とシャルルの会話からISにも拡張スロットがあるらしいこと、ISには機械と適合者の状態が高まると自然発生するワンオフアビリティがあることが判明した。拡張スロット辺りは現代のPCなどにも似ている部分なのか。一夏のIS<白式>はこの拡張部分の全てをワンオフアビリティに費やしているとのこと。
そうなると逆に他の機体はそれなりに拡張スロットを別のことに用いていることになる。例えばリヴァイブの多様な武装ももしかしたら拡張スロットによるものなのかもしれない。
押しつけの善意は悪意と何ら変わらない
ラウラに視点を移すと、彼女からすれば千冬への提言は彼女を思ってのことだった。彼女は純粋に千冬に惚れこんでいるのだろう。もちろん、そこにはラウラが勝手に作り上げた“織斑千冬”像があって、それを彼女が実在の千冬に押し付けようとしているだけだが、それでもラウラからすれば善意なのである。
だが、ラウラの提言を受けた千冬は明らかに腹を立てていた。千冬が教師としてIS学園にいるのには当然理由がある。理由はもちろん定かではないが、一夏にとっての千冬がそうであるように、千冬にとっても唯一の肉親である一夏の存在がきっと大きいのだろう。一夏の近くにいることが出来て、一夏のために時間を割くことが出来て、いざという時一夏のために力になれる場所。
それがきっと千冬にとって教師と言う立場だったに違いない。一夏がIS学園に入学してきたのは偶然だが、学園の教師ならば国家の代表やそれを育てる立場に比べてずっと一夏の傍にいることが出来るだろう。何かあった時にも、普通の教師と同じように年休を使って休めるはずだが、国家代表ともなればそうもいかない。そしていざという時には解雇覚悟で学園内のISを持ちだして一夏を守れる。
千冬にとって一夏を誘拐された事件は、それそのものと同じくらい“国家代表”という縛りが想像以上に面倒だと気付いた事件だったに違いない。国家の代表と言うことは、それは国の威信をかけた戦いだ。しかも連覇が有力視されていたのならなおのこと、国家や国民の期待を強く背負う。それだけならば良かったが、一夏が誘拐されたことでおそらく千冬は「事件解決は他の者に任せて大会に集中しろ」と何度となく言われたはず。
それが千冬にとっては許せないことだったのだろう。彼女のことだから、きっと一夏と同じように手にしたISの力は大切な人を護る力として認識していたはず。それなのに、いざ助けようとした場面で国家だの代表だのに縛られて守りたい者を守れない。
それでは千冬にとってはダメなのだ。
だから千冬はラウラの提言を切り捨てた。ドイツで教官をするということは、一夏のいる日本に居られなくなることと同時に教官という立場や職責が一夏を守る時の足かせにしかならないことを彼女は代表やかつての教官時代に身にしみて知っているから。
加えて言えば、彼女は厳しいが生徒思いの教師だろう。その彼女の前で、彼女の教え子を侮蔑するような言動は、千冬の逆鱗に望んで触れるようなものだ。
「そこまでにしておけ、小娘」
「少し見ないあいだに、随分偉そうになったな」
「15歳で選ばれた人間気取りか、恐れ入る」
そう静かに激怒したのも頷ける。ラウラにとっては善意だったのかもしれないが、相手のことをまるで慮らない押しつけだけの善意は相手から見れば悪意以外の何物でもないのだ。
ちなみに「選ばれた人間気取り」という言い回しをドイツ代表候補生のラウラに言う辺りは皮肉なのだろうかね。日本もそうだが、第二次世界大戦時にはドイツでも選民思想が強く広まっていた。ナチスによるユダヤ人の迫害や虐殺含めたかつての選民思想を加味してラウラをドイツ人に設定したのであれば、ちょっと凄いと思う。こういう萌えも一つの売りにする作品でそう言うところまで加味するのは、あんまり耳にしないし。
そう言えば…
一夏「千冬姉っ!」
千冬「学校では“織斑先生”と呼べと言っているだろう」
一夏「でも、今は二人っきりじゃないか! 俺のことも一夏って呼んでくれよ」
千冬「は? いや、待て、織斑。何を言って――」
一夏「くっそー……じゃあ、学校から出れば“千冬姉”って呼んでいいんだな」
千冬「いや、…そういうことではなくてだな。肉親だからこそ学内ではTPOを弁えろと」
一夏「じゃあ学外に行こう。よし行こう。すぐ行こう(と言いつつ千冬の手を引っ張る)」
千冬「ま、待て、一夏(と言いながら引っ張られたままされるがまま)」
一夏「やっと名前で呼んでくれたな、千冬姉(ニコッ」
千冬「ッ! ま、待てと言っているだろうッ///」
と言うシーンが今後あったら良いな、と思います、はい(ノ∀`*)アイター
第7話『ブルー・デイズ/レッド・スイッチ』
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、yahoo系、nifty系、so-net系はほぼ全滅。楽天系は調子がいいと送れます。
※楽天系は文字化けしておりますm(_ _)m
・http://84870.blog13.fc2.com/blog-entry-1521.html
・http://ailestrike2.blog45.fc2.com/blog-entry-202.html
・http://alicetail904.blog42.fc2.com/blog-entry-570.html
・http://angel-teruteru.at.webry.info/201102/article_15.html
・http://animeyotabanashi.blog63.fc2.com/blog-entry-567.html
・http://animumeso.blog101.fc2.com/blog-entry-2446.html
・http://aniponda.blog119.fc2.com/blog-entry-817.html
・http://arpus.blog121.fc2.com/blog-entry-1473.html
・http://blog.crosschannel.jp/Entry/2543/
・http://blog.goo.ne.jp/nexusseed/e/fd3fc32e49810e00e0c4172c7
d6f1ea2
・http://blog.livedoor.jp/electro_railgun/archives/51726473.html
・http://blog.livedoor.jp/geallza/archives/51198701.html
・http://blog.livedoor.jp/kansaianime/archives/51739577.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51688732.html
・http://blog.livedoor.jp/ren_ka_blog/archives/51644617.html
・http://blog.livedoor.jp/rin20064/archives/52144011.html
・http://blog.livedoor.jp/soul_mu/archives/65498581.html
・http://blog.livedoor.jp/superunkman/archives/50818407.html
・http://blog.livedoor.jp/t_cherry398/archives/51570187.html
・http://blog.livedoor.jp/utakana/archives/51822909.html
・http://blogreblog.at.webry.info/201102/article_21.html
・http://blogs.yahoo.co.jp/tebuku/28052487.html
・http://bluebluesilvermoon.blog38.fc2.com/blog-entry-3366.html
・http://cristal1102.blog84.fc2.com/blog-entry-546.html
・http://ecolekyouzai.hamazo.tv/e2857904.html
・http://enkaigakari.seesaa.net/article/185375375.html
・http://fanblogs.jp/gyobayashi/archive/2146/0
・http://fovsaikou.blog129.fc2.com/blog-entry-789.html
・http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11
・http://hakuheisen914.blog6.fc2.com/blog-entry-1783.html
・http://haruhiism.blogism.jp/archives/52090082.html
・http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-1733.html
・http://hinaxnagi.blog31.fc2.com/blog-entry-1902.html
・http://hissy00.blog39.fc2.com/blog-entry-1370.html
・http://hyumablog.blog70.fc2.com/blog-entry-2126.html
・http://jidarakulife.blog58.fc2.com/blog-entry-248.html
・http://junkheadnayatura.blog24.fc2.com/blog-entry-1533.html
・http://kakioki60.blog129.fc2.com/blog-entry-607.html
・http://kakureotanchi01.blog20.fc2.com/blog-entry-320.html
・http://kaz.anime-life.com/Entry/87/
・http://kazekura.seesaa.net/article/185371935.html
・http://kira47.blog58.fc2.com/blog-entry-623.html
・http://kodoku21.blog83.fc2.com/blog-entry-1302.html
・http://kokorokotoba0502.blog38.fc2.com/blog-entry-827.html
・http://kouyanoblog.blog61.fc2.com/blog-entry-3644.html
・http://kuraltuka.blog8.fc2.com/blog-entry-563.html
・http://kyotofan.net/books_anime/is/is06/
・http://maguni.com/diary.cgi?no=1310
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-3286.html
・http://merkmals.blog31.fc2.com/blog-entry-1566.html
・http://najigo.blog31.fc2.com/blog-entry-356.html
・http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-1317.html
・http://ngelas.blog72.fc2.com/blog-entry-372.html
・http://nontananime.blog33.fc2.com/blog-entry-262.html
・http://norarincasa.blog98.fc2.com/blog-entry-104.html
・http://okirakutama.blog108.fc2.com/blog-entry-207.html
・http://oozoraxx.blog134.fc2.com/blog-entry-381.html
・http://outerloop.seesaa.net/article/185652672.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/accessairphoto/diary/201102110000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/blackwidow/diary/201102110000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201102110001/
・http://plaza.rakuten.co.jp/eyeshield10/diary/201102110001/
・http://plaza.rakuten.co.jp/oboro1964/diary/201102110000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/ozuma/diary/201102110000/
・http://pottopetoru.blog22.fc2.com/blog-entry-1043.html
・http://ren.anime-japan.net/Entry/804/
・http://rfldse.blog92.fc2.com/blog-entry-1165.html
・http://riksblog.fool.jp/public_html/mt5/anime/now/2011/02/
is-06.html
・http://sagaturedure.blog31.fc2.com/blog-entry-4575.html
・http://seraraku2.blog59.fc2.com/blog-entry-5377.html
・http://scriptor.blog54.fc2.com/blog-entry-609.html
・http://shino134.blog22.fc2.com/blog-entry-1156.html
・http://shirokuro585.blog109.fc2.com/blog-entry-531.html
・http://shirousausa.blog106.fc2.com/blog-entry-266.html
・http://shittakaanime.blog86.fc2.com/blog-entry-261.html
・http://sironsiron.blog70.fc2.com/blog-entry-869.html
・http://soraxcan.blog59.fc2.com/blog-entry-2468.html
・http://spadea.jugem.jp/?eid=9794
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-2896.html
・http://subcul.jugem.jp/?eid=1859
・http://sumi4460.blog63.fc2.com/blog-entry-2730.html
・http://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/blog-entry-3314.html
・http://tenmasanblog.blog112.fc2.com/blog-entry-1112.html
・http://thunderbreak137.blog103.fc2.com/blog-entry-407.html
・http://tsukataga.blog54.fc2.com/blog-entry-632.html
・http://vnr2034.blog133.fc2.com/blog-entry-726.html
・http://wendykai.blog60.fc2.com/blog-entry-1269.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
- at 02:57
- [アニメ(放送終了):インフィニット・ストラトス]
- TB(67) |
- CO(7)
- [Edit]
シャルルの破壊力凄いですね。最近花澤さんがメインキャラを演じているとそれだけで作品のグレードが一段階アップしてるんじゃないかって思うぐらいで。
「食べさせて」
「だめ…?」
とか超やばかった…!