新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 連鎖の鎮魂曲I
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[新機動戦記ガンダムW]
連鎖の鎮魂曲I
≪あらすじ≫
ヒイロ・ユイが覚醒する一年以上前。
かつてトロワ・バートンを名乗っていたドクトルTは、一人の『名無し』に目を付け、自らの後継者として仕立て上げた。全ては、火星連邦政府の初代大統領ミリアルド・ピースクラフト暗殺から始まった、火星の未来に対処するべく――
一方、W教授には年の離れた妹・カトリーヌがいた。カトリーヌは、日に日に憂いを帯びて行く。
そんな時、火星には二代目の大統領が選出される。その名はリリーナ・ピースクラフト。かつての彼女のように完全平和主義を立ち上げる彼女に、カトリーヌが同調。開発中の4機のMSの1機を強奪して行き、かつて悪魔の兵器とされたモビルドールシステムを駆動させる。
そんな彼女の前に現れたのは、白雪姫と魔法使いに乗ったヒイロとデュオだった――
≪感想≫
新章開幕。
これまではずっと本編から見て過去の話をしていたが、今回は本編のエピローグであり、本作にとってプロローグに当たる部分から入る。
トロワ、カトルはもちろん、ゼクス、ノイン、レディらのその後も描かれているので、ガンダムW本編を知る人にとってはなかなか衝撃的(ミリアルドは暗殺されるし、それをノインは実は知っていたっぽいとか)。
さらに、『ガンダムW』の世界観を意識してか、トロワ・カトルの後継者はもちろん、ゼクスの後継者まで登場。
地球圏と火星圏の違いや設定も明らかになっているので、設定好きにもたまらないのではないだろうか? ガンダムWはEWの最後で、「その後地球圏にはガンダムを始めMSの存在が出て来ることはなかった」と明言されているが、そうしたEWの終わり方を土台にした続編として、「戦火の舞台が、地球ではなく火星であり、火星圏は地球圏から独立したため、EWの終わり方に矛盾しない」という形を取っているのは、反則スレスレというか巧いなぁと思う。
次回はいよいよ新型ガンダム白雪姫・魔法使いが明らかになる?
『ガンダムW ENDLESS WALTZ 敗者たちの栄光』は、ヒイロをデュオが救出するシーン。ハワードがピースミリオンを開発した時のことも語られています。
美麗なコミックですので、これはこれで楽しめると思いますよ。
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