AFCアジアカップ2011 日本2-1シリア
前回長々と語ったので、とりあえず簡潔に。
ヨルダン戦よりは組織力に偏るいつもの日本に戻った印象(その分、パスが目立ち過ぎてシュートを放つべきシーンでもパスに流れてしまう悪い癖も頻発したが)。その中で連携を高め、パスによって相手を崩してゴールを狙う形もいつも通りか。良くも悪くも初戦の入りとしてはチャレンジし過ぎた前回への戒めだと思うし、ザッケローニ監督としてもアジア杯では成績が求められるだけに、2010W杯の形に戻した方がチームが安定すると考えたのだろう。
実際にチームは安定していた。しかしながら、やはりW杯の時と比較するとDFラインに中澤・闘莉王のいない穴は大きく、日本代表にとってもしかしたら点が取れるFW以上に育成・強化が急務なのはCBのDFなのかもしれない。
メンバーは負けられない試合だと言うことで火が着いているのか、皆さん頑張られていたと思う。特に途中出場というメンタル面やコンディション面で難しいながら、攻守にピッチを駆け抜け、日本の二点目(どうやら代表全体で通算1000ゴール目らしい)のPKをもぎ取った岡崎選手の根性には感服する。
ちなみに試合は荒れに荒れた。イエローカードも後半特に乱発され、レッドカードも一枚ずつ(シリアの選手はイエローカード二枚の累積)。日本にとっては正GK川島の次戦出場停止は痛い。相手がサウジアラビアであることを考えても痛すぎる。
そのシーンに関してはとやかく言うまい。ピッチ上では審判の判断は絶対なのだから、どうにも出来ない。ただ、ドーハという場所は日本にとって鬼門なのだろうな、と再認識した。というか、PKになる判定にもカメラ判定導入しようぜ、と思う。実質的に点数が入る可能性がきわめて高いわけだし。
まぁ、結果を求めるべき試合で結果が出て来ているので特に辛辣に言葉を連ねることもないだろう。今日はこれで良かったと思っている。勝利と勝ち点3という要素はやっぱり必要だ。
次はサウジアラビア戦。勝ち点ですでに予選敗退が決まっているサウジアラビアだが、確実に予選通過するためには引き分け以上が絶対。決勝トーナメントでの勢いや配置を考えれば勝って一位通過したい。
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