インフィニット・ストラトス 第2話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[IS<インフィニット・ストラトス>]
『クラス代表決定戦!』
≪あらすじ≫
クラス代表の座をかけてイギリスの代表候補生セシリア・オルコットと勝負することになった織斑一夏。一夏には都合上、国家や企業に属するごく一部のわずかな者たちにしか与えられない専用機が特別に与えられることとなった。
専用機が届くまでの間、何とかあまりにISについて無知な自分をどうにかしようと、一夏は幼なじみで剣道の同門でもある篠ノ之箒にISについて教えてくれと頼む。彼女の姉・束は世界で唯一ISのブラックボックスと呼ばれるコアを製造出来るほどISに精通している人物だったが、箒はどこかでそれを疎ましく思っていた。
勝負当日、ようやく一夏の下に専用機<白式(びゃくしき)>が届く。フォーマットすら済んでいないが、闘技場(アリーナ)の使用時間も限られるため、早速出撃する一夏はセシリアが操る遠距離攻撃型のIS<ブルー・ティアーズ>と対峙する――
≪感想≫
三次元空間機動戦闘
なんか、とりあえず辞書で見たようなカッコいい単語を並べてみたw まるで厨二病のような単語であるが、お話の中身もそんな感じである。結末だけ述べてしまえば、ISに関して素人であるはずの一夏が二回目のIS搭乗で、すでに国家の代表候補生を務めるセシリアにあと一歩のところまで迫る快進撃を見せた。
まず、その展開だけでも十分過ぎるほど最強主人公を設定として描かれているのに、さらにISに触れただけでISについての技術を理解するような素振りがあったり、セシリアとの戦いの中盤まではフォーマット作業中の初期データで戦っていたと言うハンデでセシリアと対等の戦いをやっていたり。
極めつけは、セシリアへの敗北も自分のバリア値(と劇中では述べられているが、競技場はHP値と考えてよい)を攻撃転用したせいでゼロになったため規定上敗北となっただけで、あと数秒バリア値が残っていれば一夏の勝利は確実だったと言う、セシリアが試合に勝って勝負に負けるという展開。
おそらく人によっては絶対に受け付けない設定と展開だと思う。ISについてまるで無知な一夏が、国家代表候補生にあそこまで追随し、実質勝負には勝つと言うのだから、主人公最強系小説にきっと分類されるのだろうな、と思う。
ただ、補足をしておくと彼にはかつて日本の国家代表で今なお多くのIS搭乗者の憧れとなっている織斑千冬を姉に持つ、というバックボーンがある。設定上、織斑の血筋に先天的にISに対する優位性や特性があるのならば、まぁそれなりの説得力があるだろう。
しかしながら、本作に関してはそういう主人公最強な展開はおまけに過ぎないのだろう。まずはやっぱり、今回の戦闘シーンをぜひ堪能して欲しい。CGとセル画が融合された作画は、CGだけで構成される戦闘シーンよりはずっと私たちが見慣れた作画による戦闘シーンでどことなく安心出来る。
一方で、ハイスピードバトルは作品のあらすじで紹介されていたが、その紹介に恥じないスピード感。あらすじで無駄に期待感を煽るような場合も多い中で、このスピード感でサクサク動いてくれる戦闘シーンならば『ハイスピードバトル』の名は用いるべきだと思える。若干板野サーカスを意識したようなミサイルを利用する空戦回避もわずか数秒のシーンだが見応えがある。
ISは大気圏内飛行が可能なようなので、戦闘は必然的に三次元を駆使する立体空間戦闘となる。今回はブルー・ティアーズにファンネル(笑)が装備されていたのでそれを活かすことが出来たが、他のISとの戦闘でどこまでこの立体感のある戦闘を維持出来るかがポイントか。
ありがちな設定の裏に見える対比
織斑一夏と篠ノ之箒。
一夏は恋に疎いけどISに強いと言う典型的なラブコメ主人公で、箒は普段はツンケンしているけど本当は小さい頃からずっと一夏を好きだった典型的ツンデレ幼なじみ。
そんな二人に共通するのが、優秀過ぎる姉がいる、ということ。
一夏にはISでかつて日本代表となった姉である千冬がおり、箒には世界でただ一人ISのコアを製造出来る束がいる。
だが、そんな優秀過ぎる姉を持つ一夏と箒の持つ感情は今のところまるで真逆なところが心理描写の展開としては面白い。
一夏は千冬に対して尊敬と感謝の念を持っている。優秀な姉(でしかも今は担当教官)の存在にプレッシャーとして気負っておらず、この手のラノベの主人公にありがちな姉に対するコンプレックスも観られない。逆に、これまで姉の存在に自分を含め家族は守られており、そろそろ今度は自分が姉と一緒に、あるいは姉を含めて家族を守ろうとセシリアとの戦闘中に決意を表明している。
一方、箒は優秀な姉に対して強いプレッシャーとコンプレックスを抱いている。気の強く持てる箒はそうした重圧に対して、少し間違えれば、興味本位でその話題に接してくるクラスメイトとの仲を険悪にしそうなくらいの勢いで突っぱねてしまい、「自分と姉は関係ない!」と声を荒げる。
同じように優秀な姉を持つ同門で幼なじみの二人だが、こうした違いが今後ラブコメにありがちなすれ違いや、あるいは行方不明になっていると言う束、あるいはすでに現役を引退した千冬といった二人が物語に深くかかわってくるのであろう。そう考えると、確かにこの二人は主人公でありメインヒロインなのだと思う。
織斑一夏の感性
前述のような事実がある中で、少しだけ見方を変えよう。一夏の感性についてだ。
これは、このISの世界観では女性優位(女尊男卑)の世界となっていることと照らし合わせると、一層興味深い。その感性はどちらかと言えば私たちや、私たちよりも一世代前くらいの日本人男性の感性に近いのだが、それは良くも悪くも前時代的な感性。
先述のように一夏は、ずっと姉(女性)に自分を含めて家族は守られてきたという想いがある。それはこの女性優位の世界ではある意味当然なんだけど(1話での女子の「戦争が起きても三日で勝てる」発言など)、男が女を護る感性って私たちにとっては当たり前の感性。そのギャップが面白い。
そんな前時代的な感性を持つ一夏が、どう新世代の感性を持つ女子たちとどう向き合って、どう立ち回っていくのか。そのギャップから生み出される物語にも期待したい。
余談
長々書いてしまったのでIS関連の考察はまた機会があれば(笑 というか世界での保有台数があまりに少な過ぎて、ぶっちゃけIS学園だけで全台保有してそうな勢い※だけど、セシリアを観るとそうでもないらしいw IS学園ってかなり小規模な学園なのかね?
※ISに個性があり、長く付き合い相互理解に近い理解をする必要があるなら入学から卒業まで生徒一人につき訓練機一機が与えられないとおかしい(複数で共有しているなら、乗るたびに前後の搭乗者によってISの個性が変化するのではないか?
第3話『転校性はセカンド幼なじみ』
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- [アニメ(放送終了):インフィニット・ストラトス]
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