2010.11/23 [Tue]
百花繚乱 サムライガールズ 第8話
- ジャンル：[アニメ・コミック]
- テーマ：[百花繚乱サムライガールズ]
百花繚乱 サムライガールズ 第8話
『忠の奴隷』
≪あらすじ≫
一週間後、フランスから慶彦が帰還する。その時には、その手が宗明や千たちに伸びて慶彦が潰しに来るのは必至。それまでに、幸村と千はそれぞれ自分を支えてくれた又兵衛、半蔵に宗明とキスをしてマスターサムライ化することを命じる。
だが、それに反対したのは当人たちに加えて、十兵衛だった。
愛の無いキスはおかしいと声を荒げる中、十兵衛の時と同じように再び空から謎の少女・柳生義仙が舞い降りる―――
≪感想≫
卓越するコメディ描写
今回のテーマは後述する「信頼と絆とは」と言う部分だと思う。そうした中で、描かれているテーマはシリアスなのだけど、その上辺を綺麗にコメディでデコレーションした印象がある。
義仙の登場から戦闘シーンまでの一連の流れは、コメディ……と言うよりも、コントとしての定番な感じを受ける。同じこと（今回で言えば、宗明が義仙の色香にかかっているシーンを何度も千たちに見られる、千たちに回想シーンを挟んで何度も殴られるなど）を繰り返していたが、それは以前の幸村がマスターサムライ化する時の話にも同じことが言えて、そう言う意味で定番をしっかり外さないなぁ、と感じる。
宗明を追う千と幸村が、曇りガラスの扉越しに化け物のように見えるのも、アニメや漫画と言った二次元ならではの描写であって、二次元の特性をうまく生かした形になっている。
本作は、墨描写の代表されるように昨今の光規制（笑）と同じエロい作品の一つとして挙げられながら、定番ネタでのコメディ要素が強く、その上で戦闘シーンを描いて、ちょこっとシリアスが混じる。
詰め込み過ぎ、とも言われそうであるが、私の中では今のところ巧く収まっている印象がある。これから慶彦帰還で物語は確実に加速するが、その時どうなるのかも楽しみにしたい。
将と侍の間は信頼と絆
語るべきことは全部義仙に語られてしまったので、実はどう語って良いのか解らないのですが（苦笑
実はこうした部分は前回からの続きでもある。前回、半蔵が宗明とキス出来なかった件から何も進んでいない。まぁ、前回は透明な敵の襲撃でそこは有耶無耶となり、千と半蔵の絆にシフトしてしまったので、改めて今回描いた、と言う形になるのだと思う。
そこは前回語っているし、何より劇中で義仙と十兵衛のセリフによって語られ済みである。彼女たちが言うように、将と侍の関係を信頼と絆と言うのならば、力を得る為にキスを強要するのは信頼と絆とは呼べない。かと言って、マスターサムライ化する為にキスをすることはただの契約ではない。キスとはもっと尊いものである、と言うのが要約すると二人のセリフを合わせた結果である。
これ以上ないほどの誠実さの上に成り立つ正論であるw
さて、ラストは半ばコメディ見たいな形で収拾がついてしまった義仙。わざわざ彼女の身体から迸る墨が、十兵衛たちのような“黒”ではなく“白”であったことに意味はあるのだろうか？ マスターサムライ化しなくても、マスターサムライのようなパワーを発揮した十兵衛と義仙には、何か千や幸村とは違う意味合いがあるマスターサムライなのか？
後ろ髪惹かれ、次回に期待を残すと言う良い形で終えた今回。流れで行けば、次回には慶彦が帰ってくるのだろうが、果たしてどうなるのか期待しようではないか。
第9話『将の帰還』
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『忠の奴隷』
≪あらすじ≫
一週間後、フランスから慶彦が帰還する。その時には、その手が宗明や千たちに伸びて慶彦が潰しに来るのは必至。それまでに、幸村と千はそれぞれ自分を支えてくれた又兵衛、半蔵に宗明とキスをしてマスターサムライ化することを命じる。
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愛の無いキスはおかしいと声を荒げる中、十兵衛の時と同じように再び空から謎の少女・柳生義仙が舞い降りる―――
≪感想≫
卓越するコメディ描写
今回のテーマは後述する「信頼と絆とは」と言う部分だと思う。そうした中で、描かれているテーマはシリアスなのだけど、その上辺を綺麗にコメディでデコレーションした印象がある。
義仙の登場から戦闘シーンまでの一連の流れは、コメディ……と言うよりも、コントとしての定番な感じを受ける。同じこと（今回で言えば、宗明が義仙の色香にかかっているシーンを何度も千たちに見られる、千たちに回想シーンを挟んで何度も殴られるなど）を繰り返していたが、それは以前の幸村がマスターサムライ化する時の話にも同じことが言えて、そう言う意味で定番をしっかり外さないなぁ、と感じる。
宗明を追う千と幸村が、曇りガラスの扉越しに化け物のように見えるのも、アニメや漫画と言った二次元ならではの描写であって、二次元の特性をうまく生かした形になっている。
本作は、墨描写の代表されるように昨今の光規制（笑）と同じエロい作品の一つとして挙げられながら、定番ネタでのコメディ要素が強く、その上で戦闘シーンを描いて、ちょこっとシリアスが混じる。
詰め込み過ぎ、とも言われそうであるが、私の中では今のところ巧く収まっている印象がある。これから慶彦帰還で物語は確実に加速するが、その時どうなるのかも楽しみにしたい。
将と侍の間は信頼と絆
語るべきことは全部義仙に語られてしまったので、実はどう語って良いのか解らないのですが（苦笑
実はこうした部分は前回からの続きでもある。前回、半蔵が宗明とキス出来なかった件から何も進んでいない。まぁ、前回は透明な敵の襲撃でそこは有耶無耶となり、千と半蔵の絆にシフトしてしまったので、改めて今回描いた、と言う形になるのだと思う。
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