おとめ妖怪 ざくろ 第6話
『ゆきて、事々と』
≪あらすじ≫
女郎蜘蛛の一件で、丸竜は自分の力の無さを悔いる。自分を責める丸竜に、鬼灯と雪洞は自分たちの過去の話をする。彼女たちが、櫛松の下に来る前には、一人の親切な女性から洞窟に匿われて生きていた―――。
一方、女郎蜘蛛の一言にずっと引っかかっている西王母桃。櫛松に問い詰めても答えない。そんな彼女はますます自分を追い詰めていくが―――
≪感想≫
西王母桃の秘密によって加速する関係
秘密の共有、あるいは自己が抱える秘密の告白は、人間関係において特別な意味を持つことが多い。もちろん、それには正の面もあれば、負の面もあるわけだが、そうしたことは置いておくとして、せっかくの恋愛劇であるので、正の面だけを観て行こう。
二人だけしか知らない秘密の共有は二人で積み重ねる思い出に等しく、自己が抱える秘密の告白も相手に自分の秘密を知ってもらうことでより深く理解してもらい、前者の秘密の共有に近い形で親密度を上げていく手法だ。少年漫画・青年漫画系だと、秘密はどちらかと言えば負の面や要素で扱われることが比較的多いように感じるが、その点、少女漫画・乙女系だと、秘密は比較的正の面や要素で扱われることが多いので、王道な手法と言えるのだろう。
今回は秘密の共有と言うよりは、西王母桃が抱えていた秘密―――誰にも打ち明けなかった女郎蜘蛛に言われた言葉に対する感情を伝えた。
景は、西王母桃の出生の秘密をすでに知っており、さらに今回女郎蜘蛛から言われた言葉によって揺れ動く西王母桃の心情を教えてもらった。もちろん、それ以前にすでに彼は西王母桃が普段とは違って無理をしていることを見抜いていたわけだが、暗黙の了解であったとしてもちゃんと言葉として伝える行為は、言った西王母桃にとっても言われた景にとっても、また一段と特別な意味を持つことになるのだろう。
誰にも触らせなかった母からもらったペンダント。修理の為とは言え、それを景に触らせたことはそれだけ西王母桃はもう景を信頼していることだ。そして、信頼された景は西王母桃が一人だけで頑張ろうとしていることを見抜いている。
前回の感想にも書いたが、景の立ち位置は西王母桃が憧れの眼差しを向ける花楯中尉とは異なる。彼は、花楯中尉のように西王母桃の理想として具現する必要性はまるでなくなっており、逆に気の置かなくて良い西王母桃が他の誰よりも自然に接することが出来る異性としての立ち位置が求められている。
それを考えると、これより先は如何に景が、『西王母桃が休みたい・泣きたいと思った時に、彼女が他の人に見せることの出来ない醜態であったとしても、休ませること・泣かせることをさせられるかどうか』がポイントになるのだろう。
同時に気になるのは、景の妖怪を苦手とする理由にも裏が無いのか、と言うこと。景は克服しつつあるし、高所恐怖症であることも明らかになったし、それと同じで単純に先天的に恐怖の対象として捉えてしまっているだけなのかもしれないが、もし裏や理由があるのならそれを今度は景の側から西王母桃に告白出来た時、このカップルはまたカップルとしてパートナーとして一つ上の段階へ一緒に昇ることが出来るのだろう。
さてはて、西王母桃から未だに圧倒的な憧れの眼差しを向けられる花楯中尉。あからさまな好意が逆に怪しいと捉える人も多くて、「ラスボスでは?」と言う説も耳に届くが、果たしてどうなっていくのか。ラスボスであるなら、それはそれでありそうな展開だし、そうでなかったとしても景の立ち位置をしっかりさせると言う意味で必要なキャラクターだからなぁ、とも思う。
西王母桃の出生の秘密共々気になるところだが、まぁそこは首を長くして明かされる時を待とうと思う。
第7話『うち、猫々と』
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NoTitle
TBありがとうございました。
景は西王母桃が自然と身をゆだねられる男であってほしいと思います。
時にドキっとさせるシーンがあったり、ちょっとずつ二人の距離が縮まっている気もします。
これからも楽しみですね♪