百花繚乱 サムライガールズ 第4話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[百花繚乱サムライガールズ]
『ねえ忠してよ?』
≪あらすじ≫
十兵衛がひとまず、マスターサムライで間違いないことが分かり、さらにどうやら宗明とキスすることでマスターサムライとして覚醒する可能性まで明らかになった。
そこで幸村は宗明に「自分とキスをして、その可能性が真偽を確かめよ」と話を持ちかけてくるが、当然のように千は全力で反対。部下の半蔵まで使って宗明と幸村のキスを拒もうとする。
とりあえず、学園追放は免れて離れで暮らすことになった幸村と又兵衛は策を練るのだが―――
≪感想≫
ようやく見えた十兵衛の魅力
3話目にしてようやくかw と言うツッコみもありそうですが、1話ではほとんど出番なし、2話では情緒不安定過ぎて正直、ヒロインとしてのインパクトはやや弱いか、と思っていた。例えるなら、「けんぷファー」という作品におけるヒロインの一人・紅音というキャラクターだ。あのキャラクターは、戦闘と非戦闘で人格が入れ替わるキャラクターであり、戦闘モードのほうが好戦的で積極的……つまるところ、インパクトが強いのだ。
だが、そんなモノは杞憂に終わったようだ。
平時の十兵衛もまた、戦闘時とは違った魅力を秘めていた。戦闘時は、正しく“戦うヒロイン”としての強さと男性も思わずギョッとしてしまうような“武士道”を兼ね備えたキャラクターだった。
一方、平時の十兵衛はトコトン“萌え”を突き詰めている。巨乳で、懐っこくて(それこそ前回ではないが子犬っぽくて)、健気で、本当はちゃんと好きな人のことも恋敵になる相手のことも思い遣れる。戦闘時の十兵衛が戦闘力に特化している分、平時の十兵衛は感情に特化している感情豊かなキャラクターだ。
やや甲高くて、正直慣れていなかった声も3話くらいの甲高さだと丁度良く、耳障りも心地好い。それぞれのキャラクターを独特の愛称で呼ぶセリフなんかは、これぞ“妹系萌えキャラ”と言わんばかりの可愛さを内包していたと言えるだろう。
“将”の資質
さてはて、今回の話でどうやら宗明がキスをするとマスターサムライとして覚醒する可能性が示唆されて、さらに人体実験として幸村が覚醒したわけだが、思うところは二つ。
一つは、マスターサムライが減少する日本の実情。
そもそも“将”とは何だったのだろうか。
どうして、かつての日本には今よりもマスターサムライが多かったのか。
それは、きっとマスターサムライとして覚醒させることが出来る“将”と呼べるほどの男子が減ったからなのだろう。将と呼べるだけの男子が(こう言っちゃアレだが)あふれるほどに居た時代には、同じく“侍”としての資質を持つ女子と交わることでマスターサムライとして開花することが出来た。でも、時代が流れることで将と呼べるほどの男子が数を減らしていく。
この作品では宗明以外の男子がほとんど出てこないので、何とも言えないのだが、世界観としては開国しなかった日本がそのまま続いていれば、という形のように思える。宗明が1話でデジカメを有していたことを考えても、(もちろん仔細、差はたくさんあるわけだけど)そんな感じなのだろう。
そうなると、この現状は、現代社会への警鐘か警報か。
別に、武術をやってるとかいないとか、あるいはナヨナヨしているとかいないとか、そういうことではない。宗明が“将”と呼ばれる資質は、別に剣術の腕前でもなければ体力でもない。
もっと根本的な“心”のはずだ。
宗明は、とにかく1話からその内面に“武士道”を宿す青年であった。“武士道”であることが“将”の資質にどこまで関わってくるのかは分からないが、宗明が見せるヒロインたちへの気遣い・心遣いなどそうした一つの健全で強靭な精神こそが“将”の資質の一欠けらであることは間違いないだろう。
“少年よ大志を抱け”ではないが、さまざまな社会的境遇含めて色々と言われる今の若者たちに向け、自分を含め、30~10代の若者たちに武力は持てずとも健やかで強い精神は抱け、と言っているように聞こえる。
もう一つは、マスターサムライの力は絶大なわけだが、そこにはやっぱり十兵衛との差を感じてしまう。
十兵衛は服装・髪型もそうだったが、何より戦いに適した人格へと変貌していること、そして自分に宿るマスターサムライとしての力を熟知し使いこなしていた。
だが、幸村はそうした部分がなかった。もちろん服装は変わったわけだが、人格は変わることなく、自分の力も使いこなせなかった。
後者に関しては初めての覚醒だった為、満足に力を使いこなせなかったとも考えられるが、人格が変わらなかったことに意味はあるのか?
もちろん、単純に平時の十兵衛の人格では戦闘に向かない為に変貌しただけで、幸村は平時の人格でも戦闘にも問題なかっただけ、とも考えられるのだが。
スカウターという便利なモノを持つ(笑)半蔵がおらず戦闘力が図れなかったのが惜しい。私の推察だと、五百萬の戦闘力を誇る十兵衛と比較して、元々幸村が軍師で戦闘向きではないことも考慮すれば二~三百萬が良いところかと思っている。それでもすごいのだと思う。
十兵衛の戦闘時には、皆さん大嫌いな(笑)墨による描写が多かったが、幸村にはなかった。もちろんその体からは薄く墨のオーラが出ていたわけだが、あのアニメにおいて戦闘シーンにおける墨は戦闘力のパラメータの一つのように見える。突風を巻き起こした時でも、墨による真っ黒な突風は出なかった。逆に過去2話だと剣風だけで真っ黒な突風を起こしていたことまで踏まえるとね。
要するに、本来なら幸村がマスターサムライ化したことで千や又兵衛が後に続いてマスターサムライが増えるインフレが進む展開のはずなのに、今回幸村がマスターサムライ化したことで十兵衛の特殊性がさらに浮き彫りになったように見えるのだ。
果たして十兵衛は特殊なのか、そう見えただけなのか? こうした謎含めて、次回以降にも期待が持てる。
第5話『愛の戦士、登場』
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- at 02:29
- [アニメ(放送終了):百花繚乱 サムライガールズ]
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NoTitle
百花繚乱関係ないけど、紅音は変身後は2番人気で変身前は3番人気だった気が
あと、アニメだとアクセントで妄想設定が加わってたね