ひぐらしのなく頃に #17
ひぐらしのなく頃に 第17話「目明し編 其ノ弐 ケジメ」
とりあえず、一区切り……なんでしょうか? まだ目明し編は続くわけですけどね。ただ、1つ……これは本当に解答編なんでしょうか(ノ∀`*)アイター なんか、疑問が次から次へと沸いて出る。観終わった後には、解答されているといいなぁ……なんて、希望です。実際は、原作やった方が良いんでしょうけどね。
宣言どおり、「ひぐらし」は出来るだけ通常版でやろうと思います。しかし、どうなんでしょう? ここで皆さまにちょっとしたアンケートなのですが、どちらの方が良いんでしょう?
1.従来通り、詳細なあらすじ+感想
or
2.(ひぐらしを除く)現在の簡易あらすじ+感想
読みやすいのは2ですけどね。皆さまは、どっちが良いのかなぁって。
出来ればこちらのアンケートにもコメントかメルフォで答えてくれると今後のためになってうれしいなぁ、と思いますので、よろしくお願いします。
ではひぐらしの感想は続きからどうぞ。
<Aパート>
教室での一件以来、塞ぎがちになった詩音。そこへわざわざ公衆電話を使った魅音から「教室のことを謝りたい」と悟史から電話があり、自分ではなく詩音が出るべきと魅音が電話番号を教えてくれる。
悟史につながった電話。互いに謝罪した後で、悟史は詩音に「一晩くらい沙都子を楽しませたいんだ。綿流しの祭りに連れ出して欲しい」と頼む。自分で誘わない悟史に疑問を抱いた詩音だったが、それを承諾する。しかし、最後になって悟史は詩音にとって「笑い話」でしかないことを言い出す。
「魅音は信じないよね……オヤシロ様の祟り」
その問いかけに笑い出す詩音だったが、悟史の口調は決して冗談のようなものではない。「まだ許してもらえない」。それはかつてレナから聞いたのと同じ言葉。その真意を確かめる間もなく、悟史は電話を切ってしまう。
「沙都子を……頼むからね」
とだけ、言い残して。
綿流しの祭り当日の夕刻。詩音から事情を聞いた魅音は、沙都子も連れ出しいつものメンバーで祭りへと繰り出す。それでも、兄である悟史がいないからか、それとも悟史の言う通り「擦り切れる寸前」なのか元気の無い沙都子。「そういう気分になれませんの」。そう呟く沙都子に梨花は「なら、沙都子の辛いのが今日で終わるなら、沙都子は笑ってくれますか?」と問うが、逆に沙都子から「下らない気休めはやめて」と拒絶される。今日で辛いことが終わるわけが無い……沙都子にはそうとしか思えなかった。しかし、梨花は自信を持って言い切る。「もう決まっていることなのですよ」、と。
一方、悟史は不法投棄現場にいた。すでに手筈は整っている。もう呼び出している。あとは待つだけ。
えさにつられた魚のように寄って来たのは、自分たちにとっての叔母。まだまだ使える箪笥を見つけて喜ぶ隙だらけの叔母に向かって悟史は一心不乱にバットを振り下ろす。
わずか数時間でそれは御三家と警察の知るものとなった。祭りのまだ終わらぬ頃から警察は数台のパトカーで駆けつけ、死体を確認し現場を保護する。
後日、詩音は魅音からの電話で悟史たちの叔母が殺されたことを知る。脳裏によぎったのは、その前に交わした悟史との会話。悟史は祭りに行っていないはず……。そう思った詩音は、悟史のアリバイを確かめるも確証のあるアリバイなんてあるはずがなかった。
魅音の姿で街に繰り出す詩音。そこで見つけた悟史に声をかける。「沙都子の誕生日プレゼント」に見ていた悟史。バイト代が出るまでに売れないかどうか心配している悟史に対して、詩音は店内に入ってあっさり予約を取り付けてしまう。自分の悩みがいとも簡単に解決してしまったことで苦笑しながらも、詩音に礼を言い、頭をなでる悟史。だが、そこに現れたのは大石ら3人の刑事。魅音との会話で大石たちがすでに悟史に目をつけ捜査していることを知っていた詩音は悟史のアリバイを証言する、と強気に出る。
「悟史は私とずっと一緒にエンジェルモートにいた」
だが、大石はそれを鼻で笑う。すでに魅音が祭りの最後までいたことは確認済みなのだ。苦しい言い訳に過ぎない。そうとしか思っていなかったのだが。
「園崎詩音です。魅音の双子の妹です」
驚愕する。苦しい言い訳にしては詩音は「戸籍でも調べれば」と強気に出る。刑事たちが相談している中で詩音は、悟史に口裏を合わせるように言い、さらにだましていたことを謝罪する。話がかみ合わないことから薄々気づいていたと言う悟史は詩音の名前を「良い名前だね」と言ってくれた。初めて悟史が園崎詩音を見てくれた瞬間だった。
任意同行で別々に事情聴取が終わった後、警察署の前には園崎本家の人間が待ち構えていた。詩音は葛西がいないことに気づくと、大人しく園崎本家へと向かうのだった。
<Bパート>
園崎本家についた詩音。出迎えたのは、白装束に似た白い着物を纏った魅音だった。抑揚の無い声、まるで機械のようなその態度に疑問と不快感を感じながらも詩音は、園崎本家の地下祭具殿へと入る。そこには、園崎家を始めとした御三家幹部。
久々に対面する詩音とお魎。お魎は無断で戻ってきた上に、よりにもよって裏切り者・北条家の倅(せがれ)と共にいたことに怒り心頭。だが、詩音もまた一歩も引き下がらない。悟史の両親の罪を悟史や沙都子にまでかぶせようとしているお魎や御三家のやり方に、「時代錯誤」と一蹴し、さらには大声で悟史に好意を持つことを暴露する。
周囲には自分と御三家、さらには園崎家のツワモノが護衛として控えている場面での宣言に、魅音は詩音にケジメをつけなければならないという。魅音は、葛西と善郎おじさんまでがすでに奥の部屋にいると告げる。この場にはいなくて、奥の部屋にいる。それが捕縛であり、監禁であることを園崎の血を引く詩音は悟ってしまう。追い討ちをかけるように告げられた「悟史」の名。このままでは悟史まで巻き込んでしまう。悟史を想うが故にお魎に対しても一歩も引かない強さを得ると同時に、悟史を想うが故に「北条悟史」という弱点を持ってしまった詩音は、魅音の言葉にうなずき、謝罪。
そしてケジメ。不気味な器具を出してきて、これを使い3枚の爪をはがせ、と要求する魅音に詩音は従うしかない。だが、爪をはがすなどという異常行為を意識があるまま行えば結果、どうなるかなど目に見えていた。想像を絶する激痛。一度は葛西や善郎おじさん、そして悟史のために気を奮わせる詩音だったが、2発目が不発に終わった時に奮い立たせていた気力の糸が切れた。
激痛を訴え、泣きじゃくる詩音。魅音に助けを求めるも、励ましてはくれるが、助けてはくれない。そして、園崎家の護衛に取り押さえられた詩音は覆面をさせられると……。
爪は3枚はがされた。想像するも恐ろしいほどの激痛。思い出すだけで胃の中のものが逆流するほどの痛み。それでも丁寧に手当てされたこと、葛西と善郎おじさんは助けられ葛西に至っては今も自分の傍にいること、そして自分がまだ興宮の町にいられることは、もしかしたら園崎家か、あるいは魅音の情けだったのかもしれない。
肉体的・精神的な痛みでずっと部屋にこもっていたがバイトをしなければ生活費がない。仕方なく、街に出る詩音。途中のおもちゃ屋で悟史がプレゼントすると言っていた人形は姿を消していた。悟史が無事購入できたものと想っていたところに、入江が声をかけてくる。詩音は、自分の存在を打ち明け、だましていたことを謝罪する。そこへさらに現れるのは大石。大石は詩音のケガについてその詳細まで知っているような口ぶり。それに疑念を抱く詩音。
再び警察に任意同行となった詩音。言うべきことは言ったし、悟史にアリバイについてあれ以上言うことなんてない。そう想っていた詩音だったが、大石の口から告げられたのは予想外の言葉だった。
「北条悟史が失踪した」
大石から聞いたのは悟史が叔母殺害容疑者の有力候補だということ、あの人形は悟史が購入して消えたのではなく、悟史は人形を買えなかったらしいこと、まだ生きている可能性はあるということを告げる。
さらに、自宅へ帰ると葛西から叔母殺害の容疑者が捕まり、それが悟史ではないということを聞く。犯人は一連の殺人事件を見立てた異常犯らしい。悟史は叔母を殺していない、ではいったいなぜ悟史はあそこまで疑われたのか。頭は混乱するばかり。
「まだ、許してもらえてないんだ」
脳裏に響くのは悟史のその言葉。自分は本当に悟史を守れたのだろうか? まだ治らない疼く3枚の爪を剥がされた指の痛みがそう詩音に問いかけるようだった。
<MVC>
北条悟史
というわけで今回で失踪してしまったわけですが……。でも、名前や家柄で決して個人をうらまない彼は、すばらしい人間だなぁ、と。対して詩音は、とても人間味あふれますね……良くも悪くも。想い人のためにアリバイ偽装をしたかと思えば、想い人やお世話になった人の命運がかかるかもしれない場面の途中で、激痛ゆえにすべてを放棄して「もういやだ」と連呼したりとか。人間味は確かに溢れるんですが……もちっとガンバって欲しかったよ、詩音には(´・ω・`)ショボーン
<私的推理>
1.悟史による叔母殺害
どこかで観たような……そう、それは圭一のした殺害にソックリ。ただ、圭一に比べると計画性が低いですけどね。呼び出し方法では悟史は実名で叔母の喜びそうなものでつったわけですが、圭一は偽名で警察を名乗って。他者と呼び出したい人間が会話した時に、バラされる可能性を考えると実名を使う悟史のやり方は決して利口ではありませんね。凶器は同じですが、犯行後の隠蔽工作の有無を考えても圭一の方が計画性は高いですね。
2.悟史がぬいぐるみを買えなかったわけ
さすがに「悟史の正体を知った店主が、ぬいぐるみの金額を吊り上げた」とも考えられなくは無いですが、あまりに可能性が……。
もっと有力なのは、悟史がバイト代を別のものに使ってしまって金額が足りなくなってしまった可能性。別のものは……私は叔母を呼び出した箪笥と思われる家具関連ではないかと思ってます。直接買ったか、あるいはアレだけのものを買えばアシがつくことを恐れてどこかから拾ってきた箪笥の修理費、あるいは移送費(誰かに頼むのではなく、動かすための道具の購入費)に使ったんじゃないかと。それが予想外にお金を使うことになって、結果としてぬいぐるみを買えなかった、と。
ただ、そうなるとおもちゃ屋にあったぬいぐるみは誰が買ったのか? 悟史が買えないと判り、予約を取り消した直後に売れたとも考えられますが、あまりにタイミングが良過ぎるような気もする……。
3.悟史の失踪について
失踪した悟史ですが……疑問点は当然あるわけです。冒頭で悟史はすでに詩音から「逃げ出そうとでもした?」と問われ「もうそんな気は無い」と言っている。このことから、あまり自発的な失踪とは考えにくい。まぁ、雛見沢を抜け出す想いが何らかの理由で再発したとも考えられるのですが。
あとは、オヤシロ様の祟り関連ですかね。「まだ許してもらえてない」。レナの経験談がそのまま悟史に適用されるのであれば、もう精神的に限界となって逃げ出した? でも、普通に考えると雛見沢から逃げ出すってあまり意味無いような……むしろ、悪化するって普通に思えるんだけど。
4.園崎魅音の存在
AパートとBパートでまるで別人なのではないか、と思う魅音。こうなってくると前々からうわさされていた(?)、魅音・詩音に次ぐ3人目の存在も考えられてきます。口調や綿流し編のラストの魅音が実物ならば十分3人目とも考えられますけどね。
ただ、若干……。それは記憶。魅音としての記憶がだいぶある気がする。この編だけじゃなく、特に綿流し編を踏まえても。3人目が魅音の記憶や、あるいは感情をある程度受け継いでいるというか。綿流し編の場合は圭一への想い、目明し編では詩音への想い……まぁ、異性と姉妹というそれぞれの想いの違いこそあれ、魅音のそういった気持ちがあるのは疑問点。そもそも綿流し編のラストの魅音については、圭一の妄想だと思ってますんで(ぉ
そうなると考えられるのは、3人目は3人目でも魅音の二重人格説。あるいは1つの身体に2つの魂が宿ってる、みたいな設定。実は魅音たちは三つ子だったが、1人は生まれてまもなく死亡。その魂が魅音に宿って、魅音の身体には~と言う妄想が出来ちゃうくらいです(マテ まぁ、この辺りはもっとあとにならないと判らないかも。
5.大石と園崎家
大石が園崎家とつながっているのか、はたまた園崎家の中に大石とつながっている者がいるのかは判りませんが、どうやらこの2つがつながっているのはほぼ間違いない模様です。あるいは大石を経由して、警察とつながっているのかもしれませんけど。
ちなみに上の「大石が園崎家とつながっている」のと「園崎家の中に大石とつながっている者がいる」というのは似ていますが、意味が違います。前者は園崎家の全員、あるいは幹部、少なくともお魎が知っている状態ですが、後者はどちらかと言うとお魎が知らない状態で園崎家内部の人間の一部とつながっている状態です。まぁ、これらは些細な違いですが、推理では大切だと思うので、一応注意。加えて「お魎が知らないことなんてあるのか?」とも思うかもしれませんが、詩音が無断で戻ってきた一件での葛西や善郎おじさんを考えると、物事のレベル次第ではお魎にまで情報がいかない可能性、意図的に情報が送られない可能性も十分あるかと。
6.葛西と善郎おじさん
まぁ、表面的には詩音の味方なわけですが……裏ではどうなのやら。でもまぁ、ここでは味方と信じましょう。実際、詩音が帰ってきていることは黙っていたみたいですし。
それよりも疑問なのは、あの地下祭具殿に本当にいたのか? ということ。私はいなかったんじゃないか、と思ってます。というか、いるならいるって描写をして欲しかった(´・ω・`)ショボーン 要は魅音の「脅し」だったのではないかなぁ、と。少なくとも詩音のせいで捕らえられたのに、その後葛西が詩音の自宅にいたり、あるいはバイトも継続してたり(明確な描写はないものの、生活費のために外出した詩音はそのままバイト先に向かおうとしたのが妥当)するのは、ちょっと人間の気持ち的におかしい。
よって2人ともその場には実はいなかった。魅音が、詩音の持つ一般人らしい良心を逆手に取った巧みな心理作戦だったのではないか、と。
とにかく今回は、怖かった(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル 怖いというか、詩音の爪がはがされるシーンは精神的に弱い人なら軽くトラウマになったり、しばらく夢に出てきそうな光景ですよ。声優としては素晴らしい演技力なのですが、何もこんなところで発揮せんでも良いのに……雪乃さん(魅音・詩音の声優さん)。
次回はそろそろ圭一再登場? 時間軸としてはどこへ飛ぶんでしょうね??
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
・http://angelnotes.blog46.fc2.com/blog-entry-464.html
・http://blog.goo.ne.jp/sweet-lovely/e/f29f353bce7c995794447e865e3fb02c
・http://blog.livedoor.jp/natsu_ki00/archives/50404085.html
・http://blog.livedoor.jp/paprika200502/archives/50651745.html
・http://blog.livedoor.jp/xenon44/archives/50512318.html
・http://endless-space.jugem.jp/?eid=937
・http://firelife.blog55.fc2.com/blog-entry-207.html
・http://hashinomierufuukei.blog41.fc2.com/blog-entry-716.html
・http://honoh.jugem.jp/?eid=26
・http://maruton.blog55.fc2.com/blog-entry-398.html
・http://omochiyasan.blog69.fc2.com/blog-entry-101.html
・http://takoyaki-tako-tako.de-blog.jp/takotako/2006/07/post_a117.html
・http://zdryeo.blog43.fc2.com/blog-entry-173.html
- at 23:54
- [アニメ(放送終了):ひぐらしのなく頃にシリーズ]
- TB(6) |
- CO(5)
- [Edit]
ですので…「1.従来通り、詳細なあらすじ+感想」
希望です。
アニメただ今解答編やってますが、目明し編だと一部の解答+謎が出てくると思います。
最大の解答が出揃うのが皆殺し編ですがアニメではその前の罪滅ぼし編までしかやらないと言う話を聞いたんですがどうなんでしょうか…
原作はプレイ済みですが、叔母殺害シーン原作では「殺害したのかもしれない」程度の情報しか得られません。しかしアニメのあれはどう見ても…うーん。
あ。おそらく次は圭一出てくると思いますよ。