アマガミSS 第16話
『七咲逢編・最終章“コクハク”』
≪あらすじ≫
始まった創設祭。純一はこれまでの迷惑の分を少しくらい返そうと、水泳部の伝統の出し物・おでん屋台を手伝うことにした。茶道部の先輩やら、甘酒で酔ってしまった高橋先生やら紆余曲折色々あったものの、見事純一は七咲と二人でおでんを完売して見せる。
完売したご褒美、として水泳部を引退した三年生たちから早退して良いと言われた二人。七咲は、純一をとっておきの場所へと連れて行く。
クリスマスの夜、人気の無い山道を進む七咲の先に現れたのは、温泉!?―――
≪感想≫
納得の最終回
七咲逢編の最終章。創設祭を取り上げたところでは、色々な要素を詰め込む、ファンサービス的な色合いが強いし、それと同時に次回以降への布石が散りばめられていた。
次回からヒロインとなる梨穂子に関しては、彼女自身ではないが、彼女が属する茶道部の先輩二人を出した。これによって次回以降出現頻度が増える二人に対する事前の印象をしっかり植え付けることが出来たと言えるだろう。
また、ラストヒロインである絢辻詞に対しても、意味深なワンカットを刷り込ませている。これまで彼女の印象と言えば、委員長を務め、さらに創設祭の実行委員も務めている優等生。創設祭の見事な挨拶を作って暗記して堂々とスピーチ出来るほどの才能を有し、さらに文武両道で同級生はもちろん教師からの信頼も厚い彼女がずっと描かれながら、創設祭のワンカットには彼女が無人の校舎にただ一人で佇んでいた。
多くの人たちから最大限の信頼を寄せられながら、彼女の周りには創設祭で誰一人一緒に過ごそうとする友人がいない現実。
あるいは、七咲からおでんを渡された時の一瞬の戸惑い。これは原作を知っている者にしか解らない部分ではあるが、見事な布石と言えよう。
そして、本番のBパート。
温泉キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
となっている視聴者も多いのではないだろうか。しかも、七咲は水着着用と言いながらも、肌を露出させしっかり水着の日焼け痕と言うマニアックな部分を突きながらも、実は水着着用は嘘だった、と言うオチ。規制が厳しいことで有名なTBSでのギリギリサービスショットだろうw むしろTBSも良くこれを容認したな、とwww
だが、ここは半ば原作を超えたカットだったかもしれない。原作は一枚絵なのであの七咲のタオルが取れかかった背後からの絵はあるのだが、正面からのカットからキスへ至る描写は無いので、原作を知っている人も大満足(笑)なカットと言える。
ただし、ストーリー的には安直と感じる部分なのかもしれない。純一のクリスマスに対するトラウマは結局描かれることはなかったわけだし、決してそのストーリーを文章で読んでも良いと言えるほどのものだっただろうか。
だが、それとは裏腹に観終わった後の、不思議な充足感。
他の編に比べて、やや起伏の少ない予定調和的な話だったかもしれない。だが、それを補い切ったのは、今回やたらと力の入った作画演出だろう。さすがと言うべきか、スタッフは全編通してもどこに力を入れるべきかを解っているようだ(ぉ
ストーリーを支え切った丁寧な造りの背景画
今回、特に目に行ったのは、実は背景画だった。それもBパートの。
私は自分のHNに「月」と言う文字を入れているように、感覚的に月と言う存在がとてつもなく好きなわけだが、今回の背景画として出てきた月の描写に魅入られた。青白い月の演出は懇切丁寧に作画が行われていたと思う。
もちろん、それだけではない。
背景に出てきた山の木々一本一本に渡る細部までの描き込み、告白後にこっそり姿を現した鹿が実はぼんやり事前の背景画の中に居た作り込み(ちなみに鹿は原作でも出て来ます)もそうだ。
さらに言えば、水面の演出、水面に浮かぶ月の描き方。
まぁ、なぜか月が浮かんでいる日に雪が降って来る演出もあったが、そこはそこで受け入れよう(笑
そうした背景の丁寧な作りを反映されたのか、告白後に微妙に震える七咲の手や身体が、「もしも受け入れられなかったら」と言う不安を安易ながらしっかりと描かれていた。
作品と言うのはキャラクターが動いていてストーリーが描かれていて声が当てられていれば、確かにそれはそれで良いのかもしれないが、作品としての完成度を高める要素はやっぱり背景画やBGMと言った部分の丁寧さだと思っている。
もちろん、そこに拘り過ぎて中身が空洞になってしまうことは問題であるのだが、背景にまで丁寧な造り方がされている作品には、基本的に好感が持てる。
私が背景画で感動したのは、最近だと(と言ってもかなり前だけど)クレイモアくらいだったので、ほとんどそれ以降かもしれない。本当にクレイモアの背景画は良かった。
まぁ、それはさておいて。その意味では、本当に今回―――特にBパートの背景画の作り込みには、脱帽させられる。基本的に人気ギャルゲーのアニメ化に過ぎないと思っていた私が恥ずかしい。ここまでの背景画の作り込みが出来るほどだったとは。
思えば、はるか編や薫編のラストの夜景や雪の背景画は確かに作り込みとしては良かったわけだけど、ここまでのものになるとは思っていなかった。
あとこれほどの力を入れる瞬間と言えば、ラストヒロインの絢辻詞編だろうか? もちろん、毎回このレベルを要求するつもりは毛頭ないが、今回のように最終話の1パートくらいはこのレベルの作画が見れるのであれば、それはそれで更なる楽しみになりそうである。
第17話『桜井梨穂子編・第一章“オモイデ”』
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塚原先輩のテロップwポンプ小屋見られていたのか。