おとめ妖怪 ざくろ 第3話
『かこ、哀々と』
≪あらすじ≫
妖人省では簡単な調査以来を粛々とこなす日々。だが、未だに景との間の関係が良好とは言えず、母桃と景はそうした依頼も任されず、妖人省で暇をもてあそぶ日々。
そんな折、妖人省に一つの依頼が届く。その中身は、神隠しと呼ばれる謎の失踪事件であった。神隠しと聞いて母桃は、半ば強引に依頼を引き受け、景と共に現地へと赴く。
神隠しに隠された母桃―――否、半妖出生の秘密とは?
≪感想≫
さまざまな顔を見せる多様性
1話を導入とし、2話でヘビーな話を持って来ての3話。この作品は、実に多様な側面を魅せてくれると思う。
1話はどちらかと言えば導入部であったこともあってコメディチックに描かれ、2話では人と妖人の間の確執と人側の醜さが描かれていたが、3話では今度は妖人側の醜さが描かれていた。あるいは、私たちが本来抱いている、妖怪退治活劇のイメージに一番近かったのが3話とも言い換えることが出来るだろう。
本当に色々な面から物語を見て、描いていく作品だ。
根深い確執がある人と妖人。そのはざまに居る半妖。
人が悪いわけでも、妖人が悪いわけでも、そして今回その出生が明らかになった半妖が悪いわけでもない。妖怪退治活劇にありがちな、人が正しく妖怪が悪いと言う“勧善懲悪”な部分はまるで見られない部分が、個人的には好感が持てる。
“誰が”やったから正しい・悪いではない。
正否は本来“誰がしたか”ではなく“何をしたか”で判断されるべきなのである。
だから、2話では人が経済の活性の為に土地本来すべき地鎮祭などを怠った傲慢さとそれによって困った妖人が描かれ、片や3話では妖人たちの横暴で困惑する人間たちが描かれた。
色々な方角から描かれる、人・妖人、そして半妖。そうした多角的な面で物語を見て行くことがこの作品なのだろう。
多様性とは裏腹に一本通った軸
そうした多角的な面とは裏腹に一本通されている軸は、やはり人と半妖(妖人)の間の確執なのだろう。溝は深い。人である景にとっては冗談なつもりの「君の方が怖い」と言う言葉も、半妖である母桃からすればそれは心を切り裂く言葉のナイフに等しかった。
今はまだ景と母桃に限定された確執だが、いずれ他のキャラクターたちのペアの間でもこうした別の側面からの確執や溝と言ったものが描かれるのだろう。
そして、今は景たち人間側に半妖の理解が足りずに溝や確執を浮きぼらせているが、いずれ逆のケース(今は景が母桃の神経を逆なでているが、逆に母桃が景の神経を逆なでること)もあるのだろう。
そうしたものをどう縮めていくのか。
人と半妖を使って描かれているが、それは人と人とでも同じことなのだろう。人種や民族はおろか、同じ組織の中でさえ仲違いのする人間と言う生物にとって、溝を埋めて距離を縮める為にはどうしたらいいのか? それを人と半妖と言う役者を使って問題提起と解決策へと足を踏み込もうとしている作品に見えた。
第4話『きょり、恐々と』
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