おとめ妖怪 ざくろ 第2話
『あか、煌々と』
≪あらすじ≫
妖人省に持ち込まれた妖人の調査依頼。朝から幼いころの日の夢を見、おまけに景の勘違いによって母桃の機嫌は最悪。
そんな折、薄蛍から母桃のことを聞いた景は、改めて色々と思い直す。
それでも依頼をなんとか成し遂げた景たちは妖怪と対話をすることに成功するが、何も知らない人間たちは「退治しろと頼んだじゃないか」とイチャモンをつけてきて―――
≪感想≫
思いの外、内容が重厚。
人間と妖怪。その相容れない部分について描く作品は多い。と言うか、人間と妖怪を取り上げた作品ではある意味必然のテーマと言えよう。そこをライトに前向きに描くか、へヴィに後ろ向きに描くか。本作は間違いなく後者だと言えるだろう。
中盤までは確実にラブコメであったのだが、終盤に一気に中身がへヴィになった。こりゃあ予想以上に重い。あの世界における妖人の扱いが、あの依頼人に代表されてしまっている辺りに、どうしようもない絶望感を漂わせる。
妖(アヤカシ)含め、例えば霊であったり、そうしたモノに対する畏怖が薄れている姿は、現代に近いかもしれないが、まだ現代人の方がそうしたものに対する信仰心があるようにさえ感じるほど、劇中の一般人たちの感性は酷い。
(追記)
ある意味、日本人と言う立場からすれば社やらそうしたものを畏れ奉れる感性の方が正論に聞こえる。でも、実際には劇中では、それでもなお妖人に対する軽蔑の眼差しさえあるわけだから、作品のこととはいえこの世界の日本人はどうなってしまったのかと思ってしまう。
もしかしたら、それが文明開化による影響力か。資本主義と言うわけではないが、目に見えない信仰や畏れ奉る気持ちよりも、目に見える金を重んじる辺りが、母桃が頻りに文明開化を嫌う要因の一つなのだろう。
(この辺りの観点での感想は、おパゲーヌスさんの『妄想詩人の手記』の感想を読まれると良いと思う。この追記も、記事を読ませてもらっての追記です)
(ここまで追記)
社(やしろ)と言うネタを出してきたことも、そうした感想を覚えた要因なのかもしれない。こうしたモノに対して、畏れを抱けるのが、この民族の特徴であったのだが、それがまるでない状況だと、とても違和感を覚えてしまう。もし、社を出さずに、単純に薄蛍が感知したように地脈云々だけの方がまだ「妖怪の都合」「人間の都合」で割り切れて観れた気がする。社なんて出てきてしまうから、民族性とか変な方向に思考が向いたような(汗
おそらく無駄に妖人として存在が具現化出来てしまっていることが、そうした畏怖を薄れさせてしまっているのだろうな、と思いつつも、やっぱり最後はあの依頼人の方が懲らしめられる展開であって欲しかったなぁ、と言う希望もあった。
今後も似たような展開は続くのだろう。と言うか、ここから妖人と人間の共存を描こうとするのはかなりヘヴィ、いろんな意味でね。観るにはかなり根気を要するかもしれない。
確実に景たちではどうにもならない状況で出てきたのは花楯中尉。妖人たちに理解があり、歩み寄る姿勢もあって、おまけに美形。母桃がオチないわけがないわけですが(笑)、今後は景とどう絡んでくるかが楽しみです。まぁ、確実に母桃が今後ことあるごとに景と花楯を比較することで、ひと悶着ありそうですがσ(^◇^;) 少女漫画的だと、一度は花楯中尉に傾きながらも、景が熱血に愛を叫んでヨリを戻す、と言うのがお決まり?
景の妖怪嫌いと言う設定がもう少し活かされれるならば、花楯の登場で、妖として母桃を遠ざけながら、人として見過ごせない感情を抱く葛藤とかがあると設定が活かされるとも思うが、景はもうすでにだいぶ妖としても歩み寄ってしまっているからなぁ。そこはちょっと設定倒れしそうで残念か。
おそらく、この作品、そのキャラデザとは正反対で、意外と内容がへヴィだ。2話目を見て受け入れられるか否かで、視聴継続か断念かが決まりそうな気がする。
第3話『かこ、哀々と』
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、yahoo系、nifty系、so-net系はほぼ全滅。楽天系は調子がいいと送れます。
・http://ai-mugi.blog.eonet.jp/aimugi/2010/10/post-a878.html
・http://ameblo.jp/at1845/entry-10676474243.html
・http://aoimon.blog7.fc2.com/blog-entry-1519.html
・http://ariaprincipe.blog46.fc2.com/blog-entry-753.html
・http://arpus.blog121.fc2.com/blog-entry-1279.html
・http://aucp0087.blog65.fc2.com/blog-entry-774.html
・http://blog.goo.ne.jp/since2005my_secret_garden/e/24932879
1f3050850fb4491a6d4339b8
・http://blog.livedoor.jp/kansaianime/archives/51629108.html
・http://blog.livedoor.jp/koubow20053/archives/51624667.html
・http://cactusanime.blog104.fc2.com/blog-entry-1297.html
・http://coffeemonster.at.webry.info/201010/article_22.html
・http://fanblogs.jp/gyobayashi/archive/1936/0
・http://gekkasleep.blog75.fc2.com/blog-entry-462.html
・http://glossyleaf.blog8.fc2.com/blog-entry-1213.html
・http://gomarz.blog.so-net.ne.jp/2010-10-12-1
・http://happy2material.blog41.fc2.com/blog-entry-1975.html
・http://kananta24freedom.blog133.fc2.com/blog-entry-51.html
・http://lessiy.jugem.jp/?eid=2375
・http://mitubatatibana.blog122.fc2.com/blog-entry-1935.html
・http://musashinoline205.blog100.fc2.com/blog-entry-924.html
・http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-1066.html
・http://plaza.rakuten.co.jp/blackwidow/diary/201010120001/
・http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201010120001/
・http://plaza.rakuten.co.jp/kiko000/diary/201010120000/
・http://plaza.rakuten.co.jp/oboro1964/diary/201010120000/
・http://sagaturedure.blog31.fc2.com/blog-entry-4289.html
・http://seraraku2.blog59.fc2.com/blog-entry-4964.html
・http://shino134.blog22.fc2.com/blog-entry-822.html
・http://soraxcan.blog59.fc2.com/blog-entry-2145.html
・http://spadea.jugem.jp/?eid=8352
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-2683.html
・http://takotakotakoyaki.blog52.fc2.com/blog-entry-3089.html
・http://ukishin.blog88.fc2.com/blog-entry-819.html
・http://vnr2034.blog133.fc2.com/blog-entry-380.html
・http://yamitarou.blog75.fc2.com/blog-entry-2372.html
・http://yusyu.blog34.fc2.com/blog-entry-633.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
Comment
Comment_form