生徒会役員共 総評
今年から、女子高から共学となった私立桜才学園高等部。家に近いと言う理由だけで入学した津田タカトシは、男女比率28:524と言う圧倒的女子の多い学園で、なぜか生徒会に入らされる。
胸がちょっとコンプレックスな完璧生徒会長・天草シノ、天然お嬢様の生徒会書記・七条アリア、IQ180の天才帰国子女・萩村スズ。
個性的な生徒会役員共だが、タカトシの周囲にはなぜか下ネタ好きな変態ばかりが……
そんな生徒会役員共の私の評価ですが...
S
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
生徒会役員共 総評
放映日:2010年06月~2010年09月(全13話)
私が視聴した放映局:テレビ埼玉、東京MXテレビ
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:S
原作がある作品において、原作をそのまんま忠実に再現することに対して異論を持つ者も多い。それならば、アニメーション化する必要性がない、と。だが、逆に原作と忠実でないと反論を持つ者も多い。
と、原作を持つアニメにおいて再現度と忠実度に置いてやはり永遠の命題として。
本作は、次回予告のほとんどで次回やる原作ページを紹介しており、そのまんまで再現しており、原作における再現度と忠実度は極めて高い。
私はそのことは高く評価したい。
昨今どうしてもオリジナリティとかが叫ばれる中で、あくまで原作のアニメ化を忠実に真っ当出来た。原作通りと言う中で、物語の区切りにスタンプを用いるオリジナルさも時折見せるなど一つの作品として出来あがった。
モーションのある動きこそがアニメーションであって、それは漫画や小説と言った媒介ではないのだから、そこにアニメ化した意味があると思う。
演出 評価:A
原作の再現なので演出の大部分を原作に頼っている側面は否めない。
それでも、アニメ特有の“間”を使って演出はしていたと思う。演出と言う意味では、スタンプ演出も一つの区切りとしても、スタッフの意図やツッコみを使う意味でも、良かったと思う。
作画 評価:A
作画力は総じて高く、全体として非常に安定していたと言える。
CAST 評価:A
CVとして何と言ってもツッコミ役の津田タカトシ役の浅沼晋太郎さんの配役だろう。ツッコミ役が少ないこの作品において、ツッコミ役は大事であり、浅沼さんの“慣れ”と物語内でのタカトシの“慣れ”がリンクしており非常に良かった。
後はヒロイン三人に、新進気鋭で人気・実力共に伸び始めた日笠陽子さん、佐藤聡美さん、矢作紗友里さんの起用と、日笠さん・佐藤さんには規制音を入れる言葉を言わせるなど面白みを強く残している。
OP/ED/BGM 評価:A
OP・EDの両方でレベルの高い楽曲であり、インパクトもあって良かった。
総合 評価:S
内訳:S評価(5点)+A評価(4点)×4=4.2点。原作再現度を徹底した点による個人的主観による加点0.3点で、4.5点(S評価 4.9~4.5点)。
とにかく原作再現度の高さに脱帽する。原作重視、原作忠実と言うのは、忠実過ぎて反感を買う可能性がある。特にアニメーションにオリジナリティを求める層において、原作と全く変わらない展開は受けが良くない。
その上であくまで原作を忠実に再現し、誠実に取り組んだ姿勢を私は評価したい。
下ネタが多い作品だったが、ライトに描かれている分、下ネタに多い下劣さが目立たず、学園モノとしての側面をしっかりと描いてくれた気がする。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 天草シノ
やっぱり生徒会長としての魅力もそうだし、キャラクターとしてもタカトシとのラブコメは面白かった。
2位 三葉ムツミ
ほぼ唯一の純粋・純真な少女。これがある意味普通なんだけど稀少www
3位 津田タカトシ
ツッコみ役に徹した彼はやっぱり良かった。
- at 18:33
- [アニメ(放送終了):生徒会役員共シリーズ]
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