祝福のカンパネラ 総評
クランOasis。そこには笑顔が素敵なアイテム技師のレスター、廃れた技術・魔法を扱う公女カリーナ、斧使いのニック、管理人のニナと多くの仲間がいた。
そんな折、師を探す旅の人形芸人アニエス、アーティファクト警護の為に来国したチェルシーたちと出会い、そしてエールが降り注ぐ夜、オートマタと呼ばれる人間と見分けのつかない人形ミネットが起動する。
みんなを幸せにしたいと言うミネットと、そんな彼女を見守るレスターたちの物語。
そんなの私の評価ですが...
B
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
祝福のカンパネラ 総評
放映日:2010年06月~2010年09月(全12話)
私が視聴した放映局:テレビ埼玉、東京MXテレビ
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:B
良くも悪くも安定クオリティ。
客観的にいえば、水戸黄門的な先が見える物語。全てが作り手はおろか、受け手である視聴者にとっても予定調和の中で終わって行ったもので、そこに起伏も急転直下も予想外な展開もあったもんじゃない。
でも、それが悪いのだろうか?
全てがこんな作品だらけになってしまうのは問題だが、数多ある1クールの中の作品に一つくらいはこれくらい安心して見れる作品があっても良い。
予定調和は良く言えば王道展開だ。誰もが予想出来る展開で、予想通りみんながハッピーエンドになるシナリオの終わり方に文句なんてあるはずがない。
演出 評価:C
バトルモノと言うことで魔法演出や戦闘の演出もあったがそこまででもなかったか。昨今の技術を使えば比較的良かった程度かもしれない。
心理描写も元が元だけにそこまで深く掘り下げたって言う印象はない。
作画 評価:B
デフォルメも多かった作品なので、一概に他作品と同列視することは出来ないが、デフォルメも単純に描けば良いというわけではなく、キャラクターとしての特性を捉えながら可愛く描けていたと思う。
全体的には平均安定か。
CAST 評価:B
こちらも安定。
脇を固めた声優陣がしっかりしているので、崩れることはなかったなぁ、と言う印象。
でも、やっぱりアニエス役の水橋かおりさんの可愛さは秀逸だった。カリーナ役のこやまきみこさんも、これまでの彼女の声質とはちょっと違った感じの役で意外性があった(普段こやまさんはもっとロリ系の役が多かったと思う)。
OP/ED/BGM 評価:S
とにかく8話を丸々違うOP・EDにし、OPも1クールの中で変えてくるなどかなり意欲的にOP・EDの大切さを知りつくしたスタッフの努力と英断は評価したい。
総合 評価:B
内訳は、S評価(5点)+B評価(3点)×3+C評価(2点)=3.2点(B評価 3.4点~2.5点)。個人的主観による加減は、サルサ&リトス姉妹を加味して+0.2点で総合3.4点(評価ランクは変わらず)。
終わり良ければ全て良し。まるでそんな感じの話だった。
起伏の薄いシナリオの中で、中盤まではキャラクター当番回をこなしながら、最後に一つ起伏を設けてラストはハッピーエンドと言う具合。
誰もが予想出来る最も無難で最も妥当なストーリー展開だからこそ、私たち視聴者は腰を据えて物語ではなくキャラクターを見られたとは思わないだろうか?
原作は恋愛SLG。ストーリー展開はハーレムルートと呼ぶにふさわしいものだが、このアニメはもとからストーリーではなくキャラクターを楽しむものだったと思う。
そのためのお当番回だったと思うし、キャラクター一人ひとりをしっかりと一度は魅力を見せてくれた。
ストーリーではなくキャラクターを楽しむアニメ。そんなものが一つはあっても良いと思った。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 シェリー・メイクラフト
レスターの母親。10話でミネットに投げかけた問いが全て。アニメで、あの事実をしっかりと打ち明けてくれるキャラクターが出てくれるとは思わなかった。今季最大の名台詞。
2位 リトス&サルサ
この双子あっての祝福のカンパネラ(爆 8話は最高だった。
3位 ニナ・リンドベルイ
ニナさんwww うーん、サブキャラだけど、リトスたちにお当番があるならニナさんにもお当番回が欲しかった(´・ω・`)ショボーン
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