ストライクウィッチーズ2 第09話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[ストライクウィッチーズ2]
『明日へ架ける橋』
≪あらすじ≫
休暇にガリアへ帰って復興の手伝いをしていたペリーヌ。着実に進む復興。しかしそこで、橋が壊れて学校に通えなくなった子供たちの存在を知る。
自分の家に伝わる最後の家宝のレイピアを売って復興資金にすべきか悩むペリーヌ。
そんな矢先、海中訓練を兼ねて全員で海水浴へ向かうことに。そこでペリーヌたちは、謎の宝箱を発見する。そこに金銀財宝が眠っていて、それを使えば橋の再建ができると信じて疑わないペリーヌは、芳佳たちを率いて宝探しを始めるが―――
≪感想≫
ストライクウィッチーズって…
今更だけど、結構独断専行が容認されている部隊なんだな、と。普通の軍指揮系統内だとたぶんあり得ないよねって。芳佳の突撃もそうだし、ベリーヌの突撃もそうだけど。
坂本少佐は、ネウロイ戦後に単身震電で接近を試みた芳佳、同じく単身突撃したベリーヌを称賛していたし。
別に私は、それを否定したいわけでではなくて、改めてこの部隊の特殊性を感じたってわけ。
震電によって潜在能力を余すところなく発揮出来るようになった芳佳、烈風斬による一撃必殺を持つ坂本少佐、絶対的エースのハルトマン、怪力無双が出来るバルクホルン、元祖シールドアタッカールッキーニ、未来視による絶対回避能力のエイラ、対ネウロイに限らず電撃魔法によるあらゆる攻撃性を備えるペリーヌ。
誰も彼も一騎当千であったり、その素質を備えていたりする、本当に精鋭部隊だ。もちろん、リーネの長距離砲撃だったり、サーニャの索敵能力だったり、シャーリーの機動性だったり、ミーナの手腕だったり、部隊内であって初めて真価を発揮出来る存在ももちろんいるんだけどさ。
でも、こうして改めて戦力として挙げてみると、自分が仮にこの部隊の指揮を執ることになったとしても、確かにある程度の独断専行は容認してしまう。それは戦力云々よりも、彼女たちの実力を最大限活かす為には、必要最低限の連携とフォーメーションの維持に留めて、言い方は悪いが後は各個に一騎当千の実力を持つ彼女たちに状況に応じて自由にやらせる方が戦果が上がりそう。
突出した一戦力は部隊運用で考えた時、実は頭を抱えたくなるような問題だと思う。戦力としては申し分ないんだけど、スペックが高すぎて他の兵器や兵士たちと連携が取れないようでは、通常の部隊運用下では実は使い勝手が悪い。
一人の突出した能力に頼るのならば、そのほかの兵士全員の熟練度と連携を上げて戦力の平均を上げた方がよほど戦力としては運用し易い。
だから、根本的に兵士としても兵器としても違う運用理論が必要なのが、たぶんこの世界におけるウィッチという存在なのだと思う。
ちょうど『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』を読んでいてそんなことを思った。その中では通常の量産機とは規格外の性能を持った“トールギス”という常人では扱うことさえ適わないMSが出てくる。
そこでトールギスを設計した一人の技師は、トールギスは能力が突出し過ぎて連携が取れず、戦場では有効に使えないと進言する若き士官にこう告げる。
『それはMSを部隊や師団の中に組み込んだ時の考え方だ。トールギスは一機で数千の敵を相手に相手にする。本来MSとはそう言う戦い方こそが最も有効な活用法なんだ』
(この当時、MSという人型ロボットはまだ開発段階で、戦場の主役は現代と同じ戦車や戦闘機であった)
ちょうど、この構図が今回のアバンでのネウロイ戦とその後の対応を観ていてふと脳裏を過ぎった。
もちろん、戦いにおける最上の策は数的有利を作り上げ、適うならば圧倒的物量による戦闘だろう。だが、それと真逆の思考―――それぞれが平均値を求められ、数が多い故に、油断が生じ機能不全になることもある大部隊とたった一人の圧倒的な英雄なら後者の方が利点がある場合もある、ということ。
ウィッチの活用法は正しくトールギスそのものなのだろう。
敵もまた単騎で通常兵器がほとんど通用しないネウロイということもあるだろうが、圧倒的な性能を持つウィッチを規定の部隊や師団の形で当てはめるのではなく、その性能を活かすような部隊編成、あるいは同列の性能を持つ者同士での部隊編成が好ましい、ということのような気がする。
ふぅー……アバンだけでこんなに語っちまったぜ(笑
それは恵まれるものではなく…
ペリーヌと故郷ガリア復興のお話だった今回。何とも締めは、クサいセリフであったが、なるほどと思う部分もある。
ペリーヌとしては、復興に全力を注ぐのは故郷である母国の愛国心と同時に、おそらく貴族の子女という中でのノーブル・オブリゲーションなのだろう。
ただ、どんなにペリーヌが頑張っても所詮今は一軍人であり、限界がある。そもそも財源に限界があるわけだから、復興など牛歩の如き、と言ったところか。
だからこそ大切なのは、坂本少佐が言ったように『心』なのだろう。
復興とは決して全てが恵まれるものではない。与えられるものではない。自分たちで少しずつ築き上げて勝ち取っていくもの。
誰かに恵まれるのを待つだけではダメで、自分から努力を積み重ねないといけない時もある。
そんなことを、最後の一枚の写真が物語っていた。もうこの最後の写真の一枚とペリーヌの笑顔だけで十分と思える内容だった。
P.S.
サーニャとエイラの扱いが酷いwww っていうか、サーニャって通常任務明けなら夜間哨戒明けだろ? 寝かせてやれよ、さすがに(爆
ルッキーニ役の斎藤千和さんがやっぱりいい味出していると思うんだ、この作品。エイラの棒読みとはまた違う、味のある抑揚があってないような喋り方は千和さんじゃないと出来ないと思う。斎藤千和さん、実はNACK5というFM放送局のVOICE CREWと言う番組のパーソナリティを桑谷夏子さんと一緒にやられていた時、毎週欠かさず聴いていた記憶がある。FMは音源が良いのでラジオも聴いていて良い感じだったんだよね。
え? 坂本少佐とミーナのキス? そんなの他のBlog様が、水着回と一緒に取り上げてくれるに決まっている(マテコラ
第10話『500 overs』え? もしかしてハルトマンの撃墜数で500オーバーなんてけた外れなわけですか? っていうか、10話目にしてようやくハルトマンに光が当てられるのね(ノ∀`*)アイター
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