ぬらりひょんの孫 第09話
『牛鬼の愛した奴良組』
≪簡易感想≫
牛気編完結かな。
最後はリクオが三代目候補としてのお役目を受けること、そこでの牛鬼への裁きでお咎め無しとしたことで終結。
“家族”と言う部分を全面に出したのは良かったな、と思う。
あそこまで頑なに三代目を拒んでいたリクオが、もしそれに対して前向きになるのだとすれば、よほどのことでないとダメだと思っていた。
だから、そういう意味ではやや古風な考えかもしれないが、“家族”という概念を引っ張り出して、その大切さ、大切な家族を守りたいからこその決意という部分でいえば、いい部分なのかな、と思えた。
“家族”というのは、最も小さな社会だろう。
血の繋がりはあっても、人と人との接する関係であることに変わりはない。それは人であっても、妖怪であっても変わらないということだろう。
リクオはこれまで多くの奴良組本家にいた多くの妖怪たちに「若」と慕ってもらってきた。それは、こういうのはどうかと思うが、親の七光りならぬ祖父の七光り、その威光を借りたものにすぎない。もちろん、リクオの人となりを直に接して、リクオになら着いていっても良いと思う妖怪もいたかもしれないが。
それでも、多くの妖怪はぬらりひょんの血統を信じて、リクオに接してくれていたのだ。
それにリクオが報いる時が来たのだろう。
最後の発言を深読みすれば、リクオ以外に三代目候補が現れれば何かしらの形で正式な三代目を決めることになるのだろうか。まぁ、可能性としてはありそうだが。
欲を言えば、もう少しリクオの考える“家族”という部分を強調して欲しかったか。ここまでの間、リクオは頑なに三代目として生きること、妖怪として生きることを拒んできた。それを覆したほどの決意だったはずなのだが、かなりあっさり描かれすぎた気がしてならない。
リクオがもっと“家族”というものを大切にしている気持ち、そして妖怪たちも自分の“家族”だと思っている部分が多ければ、牛鬼への“家族”発言も、もっと視聴者にとって重みのあるものになったように思う。
第10話『魔鏡来たりて果実を喰らう』
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、ameblo系、yahoo系、nifty系、so-net系はほぼ全滅。楽天系は調子がいいと送れます。goo系はURLが長いので小文字表記にさせていただいてます。それ以外の他意はございません。
・http://ameblo.jp/hum09041/entry-10632398120.html
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-2618.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
Comment
Comment_form