ハヤテのごとく! 25巻&畑健二郎初期作品集 ハヤテのごとく!の前


≪感想≫
2巻同時発売だけど、やっぱり前回のインパクトを超えることは出来ないよね。
と言うわけで、25巻感想から。
アーたん編が
終わった
・゚・(ノд`)・゚・
あぁ、もうこれから何を楽しみに「ハヤテのごとく!」を読めば良いんだ(マテ
まぁ、それはさすがに冗談にしても終わってしまったなぁ、と言う感覚はやっぱりあるね。アーたんはアーたんでハヤテ争奪戦で一歩身を引いてしまった感じだしね。出番もその後激減なわけだし。
それでも、ナギとの邂逅では空の指輪ケースを渡し、指輪の中身は自分の右手の薬指に輝かせながら、ハヤテと一線を引いてギリシャに残るのかと思いきや、日本に帰る伏線だから、まだまだもうひと山、ふた山くらい山場がありそう。それだけが救いです(笑
実際、ナギとアテネだとヒロイン属性としてアテネが強いと思うんだよね、ぶっちゃけ。ハヤテがナギを恋愛対象として視ていないと言うこともあるが、それ以上にアテネにだけはしっかりと“好きだ”と言ってキスしているわけだから。オールキャラでも、ヒナギクはあまりに不憫だが今のところ、芽はだいぶ小さくなってしまったし。
ハヤテ争奪戦もこれからどう動くのかは楽しみにしたい。
さて、すっかり恋愛対象から外れながらも恩人対象としてはアテネ以上のものを構築したナギも前回良い女になりつつあるなぁ、と思いきや、アーたん編が終わってからはいつものナギだしね。それはそれでナギらしくて良い。
ツンデレお嬢様
と言うのが、ナギの属性だったわけだけど、そこから“お嬢様”の属性がスペック上から抜けるわけだから、どう補うのかは楽しみにしたい。
全体的に、25巻からはハヤテのごとく!が一度壊されて再生されると思う。ナギを始め周囲のキャラクターを取り巻く環境は明らかに変わる。お嬢様同士ではなくなった咲夜や伊澄、お屋敷を出るナギとマリア、ギリシャ編でその恋に終止符をうちかけたヒナギクと、結構様相が変わる。
ハヤテの兄も回想で出て来た25巻。ナギの祖父であるジジィこと帝もそろそろ出張るだろうし、霞愛歌の行動も気になる。
だからこそ、次巻以降の展開を大切にしてほしいと思う。
さてはて、畑健二郎初期作品集は、所詮はハヤテのごとく!連載前の作品なので、画力・構成力共に、期待して見てはいけない。あくまで、例えば事前作品が好きだった方とか、あるいはハヤテのごとく!の原石を見たいとかそういう形か。
画力は本当に初期のハヤテのごとく!に近いので、そんなに悪いとは思わない。ギャグ・コメディのセンスはしっかりとこの時からあるので笑える作品ではあるが、似たようなハートフルコメディ系の作品ではあるが、物語の構成力が甘くハヤテのごとく!と比べると、ハートフルコメディのはずがシリアス度が急激に高くなるシーンがあったりと安定しない。
この辺りは、後のハヤテのごとく!に活かされたのだろうな、とも思えるが。
おまけの「ハヤテのごとく!」の短編は、本当に短編である。期待厳禁。それでも千桜は登場します。と言うか、ナギとこの二人しか出てこないけどね。
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