ぬらりひょんの孫 第05話
『鬼棲む山に紅き梅は咲く』
≪簡易感想≫
なんか、予想した通りのラブコメした展開になってきたなσ(^◇^;) Aパートなんてその最たるところで、本当に見ていてニヤニヤ出来た。ちょっとここまでの4話では見えづらかったが、カナが嫉妬…とまではいかないが、リクオに近付く雪女(つらら)に警戒心を抱くシーンを観ると、カナもリクオ相手でも満更ではないのだな、と。
しかし、リクオ⇒カナが見える中で、二大ヒロインの立ち位置が微妙なところがまたラブコメと同時に、私にはシリアスさを感じずにはいられない。
例えばカナ。彼女は昼リクオに接する雪女(つらら)に対して何やら怪訝な表情を浮かべている。普通にこれならば、彼女も実は昼リクオに気がある……となるのだが、彼女の脳裏には夜リクオが時折出てきては、頬を赤らめている。
例えば雪女。彼女はリクオを『若』と呼んで慕っている。でも、それは昼リクオの性格に惚れこんでのことなのか、それとも「ぬらりひょんの孫」と言う立場からなのか。ぬら組の妖怪の中にはまだまだ後者が多い中、果たして彼女はどっちなのか? また、もしかしたら彼女もまた、リクオではなく夜リクオに対して惚れこんでいるのではないか。
二重人格主人公の場合、たいていヒロインが惚れるのは『裏』と呼ばれる方の人格であることがほとんどだ。この作品も、その方向性が見え始めている。
その時、立つ瀬がなくなっていくのが主人格・表と呼ばれる方の人格である。この作品なら昼リクオ。
この作品の登場人物のほとんどが、昼リクオを通して夜リクオを観ている気がする。例えば事情を全く知らないカナと妖怪たちでは同じように「昼リクオを通して夜リクオを観る」と言っても、キャラによって個人差はあるけれど…。
それってその人を通して他人を観ているということなので、個人的にあまり好ましいとは思えないものだ。たとえそれが、同一人物の肉体に宿る二つの人格であったとしても……。
特に恋愛モノの場合、その傾向が顕著になる。ヒロインが主人公を通して、主人公のもう一つの人格を観る……。やっぱりそれは物語としては主人公とヒロインが一対一に見えて実は三角関係で、物語としては面白いのだけれど、反面ヒトとしてはやっぱりどうかと思ってしまうわけで。
その帰来が少しずつ見え始めたこの作品、二重人格主人公として果たしてどういう描かれ方をするのだろうか?
第6話『魔の山に仕組まれし罠』
≪TB先 参照リンク(URLアルファベット順)≫
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
現在、ameblo系、yahoo系、nifty系、so-net系はほぼ全滅。楽天系は調子がいいと送れます。goo系はURLが長いので小文字表記にさせていただいてます。それ以外の他意はございません。
・http://strawcat.blog12.fc2.com/blog-entry-2575.html
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
Comment
Comment_form