アマガミSS 第4話
『森島はるか編・最終章“レンアイ”』
≪あらすじ≫
いよいよ迫るクリスマスイヴ。二年前のその日、純一はデートの約束をすっぽかされ、はるかは3歳からずっと一緒に過ごした愛犬が他界していた。
共に、因縁深いその日、純一ははるかと家のクリスマスパーティに招かれる。
今年こそは――
そんな想いが実ったクリスマスイヴ当日。はるかが案内したのは、屋内プールもある高級ホテルだった―――
≪感想≫
本当なら『森島先輩の水着キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!』とか『新妻の森島先輩(*´▽`)b』とかやりたいですが(笑)、思いのほか“森島はるか編”の出来が良かったので、かなり大真面目にレビューします。
さてはて、実は『アマガミSS』は『けいおん!!』同様最速で感想レビューをしているので、実は記事投稿の初稿だと他の方のレビューを観ていません。なので、他の方がどんな反応をし、感想を持っているかは分りませんが、個人的には大満足の“森島はるか編”でした。
Bパート以降、原作を知らない方からすれば、はるかが泣き出してしまうシーンなど唐突感はあったかもしれませんが、原作プレイ者からすると、元より長編に入る恋愛SLGのルートを30分×4本で収めていることを考えれば、今回のプロット・構成・脚本の出来は秀逸だったと言えます。
あのホテルでのやり取りは、実は見えない純一とはるかの本質が見え隠れしているから面白い。
一見、変態紳士とまで言われる思春期男子特有の欲求に満ち満ちている純一だが、相手の好悪と一線をしっかりと弁えている。だからこそ、彼はホテルのシーンで覗きはいかなかったわけだ(って言うか、はるかの「どうして覗きに来てくれないの!?」と言う発想そのものが普通の人間にはないが)。
やっぱりなんだかんだで彼は“主人公”なのである。基本スペックは変態でも、場面場面では他のどのキャラにも負けない誠実さと真摯さを併せ持つ“紳士”として、聞いている側が赤面しそうなセリフも口に出来るのだ。恋愛SLGの主人公と言う、本来あまりユーザー・プレイヤーから愛されがたいポジションにいながら、『変態紳士』なんて言われて親しまれているのは伊達ではない。
対して、表面上の付き合いでは誰とでも気軽に接して仲良くなれるはるかだが、天性の容姿と持ち前の性格から自然と人が集まる故に、“本気”のやり取り・ぶつかり合いと言うことに酷く不慣れなのである。それは純一との恋愛であり、ある意味で親友・響との友情だと思う。
ゲームの都合上と言うこともあるだろうが、劇中ではるかが行動を共にするのは基本的に純一と響だけ。それは裏を返せばはるかの中で、「純一」「響」と言うカテゴリーと「その他」と言うカテゴリーに分かれると言うことなのだろう。「その他大勢」から特別な一人になるステップアップは誰であっても難しいが、こと上記のように“本気”のやり取りに不慣れなはるかからすれば、その壁は一層高く険しいモノだった。
そういった意味では純一の熱烈な諦めないアタックは、森島はるかと言う人物の攻略に対して正攻法だったのだ。接しやすいのに高根の花、と言う矛盾を抱えるはるかに複数回アタックする人物はいなかった。でも、上記のように本気のやり取りを苦手とする彼女相手に、一度や二度のアタックでその壁を超えることが出来るはずもない。
はるかを振り向かせたのは、他でもない純一が“本気”を見せ続けることが出来たから。
ラストは10年後。橘純一27歳、職業・刑事。橘はるか(旧姓:森島・ラブリー・はるか)28歳、職業・専業主婦。どうしても恋愛SLG原作だと結ばれてENDパターンが多いだけに、こうして将来像をしっかりと描いて見せるやり方は原作同様好感が持てる。
ちなみに原作では、急遽事件へ向かう純一に前時代的な火打石で願掛けをするはるか、と言う構図だったが、ここで響を登場させた改変は絶妙だった。
元の舞台がまだ携帯電話も登場しない90年代初頭~半ば(故に登場人物の高校生は誰一人携帯電話を持たない)。そのことを考えれば、そんな前時代的願掛けをしている家もあるだろうが、そこは今視聴者の年齢層と放映している年代をやや反映させたのだろう。
この魅せ方にはおそらく賛否両論があるのだろう。そもそもオムニバス形式の放映が恋愛SLG原作では数が少ない為に、賛否両論が起こりやすい。ただ、私はしっかりと一人のヒロインにスポットが当てられて、幸せになる将来までが描かれているのだから、むしろ複数の攻略ルート要する恋愛SLGの場合はこの形式の方が適しているとさえ思う。
原作を知る者に対してはメインヒロインたちをしっかりとカバーすることでファン層に喜んでもらえる展開になるし、原作を知らない者に対してもどのヒロインでも一定の掘り下げが出来る分、観ながらお気に入りのヒロインを見つけてファンになっていくことが出来るだろう。
何はともあれ第一部“森島はるか”編は成功だと言えるだろう。
故に大事なのは次の“棚町薫”編となる。まだまだコメディタッチで描けるヒロインの一人ではあるが、使うネタ次第では当然森島はるか編よりもシリアス度が強くなる。コメディタッチだからこそ楽しく見れた側面があるここまでのアマガミSSだけに、今後シリアス度の高いヒロインが後になるほど出てくるだけに、シリアスでの魅せ方・楽しませ方に注目したい。
第5話『棚町薫編・第一章“アクユウ”』 憧れの先輩の次は中学時代からの悪友。またパターンが異なるタイプのヒロインなだけに楽しめます。
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