生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8
碧陽学園生徒会議事録8

≪内容≫
初心に帰ったり、本音を晒したり、童心に帰ったり……。
いつもとはちょっと違う、ヒネりのある生徒会活動。だが、そんな生徒会活動が出来る時間も、刻一刻と減ってきていることを、誰もが痛感していた。
時は卒業式当日。飛鳥に『自分だけを見てほしい。そうでないと私は幸せになれない』と言われた杉崎。杉崎は、自分のハーレム思想にいよいよ一つの結論を見い出す。
そして、そんな杉崎の前に“企業編”黒幕にしてラスボスだったあの男が現れて―――
≪感想≫
面白かった。
毎回思うけど、毎回読む度に面白いと思える作品。ライトノベル業界は、先日のニュース『角川ラノベ、またも盗作発覚で発売中止&回収 作家は断筆を示唆(yahooニュース経由ORICON配信)』など人気作での盗作疑惑が多発している(中には『誰が書いてもこう言う表現にならないか?』と言う、ややファンや出版社の粗探し的なモノもあるのだが、それとは別に盗作のように感じられる文章もあるのは事実である)。
そんな中でやっぱりこの作品は特殊だなと思える。
今回は表紙の通り深夏巻。デレた深夏の破壊力は格が違う。デレない正統派ツンデレと言うのが初期設定でのキャッチフレーズだったわけだが、八巻にていよいよ深夏陥落。『キスまでしている』以上、これはいよいよ、と言う感じですね。
しかし、実は知弦巻でもある。この人がデレた時の破壊力は深夏並かそれ以上の桁違い。本音を描かれた話では、『キー君に対する安堵感』『ときめき』『実はドSな願いじゃない、『ほっ』とする感じ』など可愛過ぎる本音に悶絶するwww
前巻でもそうだったけれど、巻が増えるごとにこの人は実はドSではなく、生徒会メンバーの誰よりも乙女な部分が描かれているので、ニヤニヤします(*´▽`)ノ.+
しかし、こうして観ると真冬は早々に告白、深夏陥落、実はとっくの昔に知弦はずっと好意を寄せていた、となると生徒会メンバーの中で一番異性としての攻略が難しいのはくりむなんだよね(笑
精神的にお子ちゃまと言うこともあるけど、異性とか同性とか通り越して誰であっても一人の人間として接する純真さが原因かな? くりむを残り2巻でどう攻略するのかも楽しみにしたい。
次回は、外伝かな? 九巻は……なんでしょうw まさか『九尾』はないでしょうし、『九死』? 『九回(野球ののイニングではなく、“何度もねじれ回ること”と言う意味の単語)』?
元より全十巻予定(本編のみ)と言われている作品なので、残り二巻も外伝含め楽しみにしたいです。
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