雑記3/1
私事でありますが、ご報告させて頂きます。
3月31日を以て、現在の仕事を退職させて頂くことになりました。
と言うわけで、晴れて新学期からニートです(マテ まぁ、もうかれこれ1ヶ月半以上前から、辞意は伝えておりましたが、それが辞意と言う辞める『意思』ではなく、辞めると言う決定事項となりましたので、ご報告させて頂くことにしました。
この選択が本当にベストだったのか、それは解りませんが、上司や同僚はもちろん色々な方と話をして、時には相談もした結果として自分の意思で選んだモノですので、これから先どうなろうとそれを誰かのせいにすることなく、人生を歩いていけそうです……否、歩いて行きます。
ここから先の追記は、退職理由や退職に至る経緯など、気が重くなる文章が続きます。それでも読んでくれる方・読みたいと思って頂ける方は、追記の開閉からどうぞ。
※特に文字に色付けはしません。もともと自分の描いていることは、自分主観なのですが、そこで色付けをしてしまうと自分を肯定・相手を否定しまうだけの文章になるだけになりそうなので。
なので、パッと見、変化もアクセントも付かない長文になり下がってますので、読まれる前にご了承下さい。
【退職理由】
もちろん(?)、一つではありません。色々なことがあって、色々なことを考えさせられて、その結果としてこうすることが将来を見据えた上では一番良いのではないか、と言うことです。
その中でも大きな理由の一つとして、『家業』がありました。
私の実家では、先祖代々継承してきた『家業』と言うべきものがあります。ただし、それだけで生活費が賄えるほど収入があるものではなく、むしろ赤字にさえなってしまうくらいのもので、言ってしまえば代々やっている規模の大きい趣味のようなもの。
つまり、世に言う『兼業家業』なのです。
そうなると、生活費などは別途仕事を持ってそこから得るしかありません。現に私の父はその状況です。
その状況を踏まえた上で大学を卒業し、社会に出て二年。色々なことを感じた二年ですが、その中で感じたことの一つとして今まで当たり前に目の前にあった『家業』と言うものが、とても重みのあって大切なものだと感じられたこと。そして、感じられたからこそ、それを自分も継ぎたいと思えたこと(それを感じるのには実は二年もかからなかったのですが……)。
その意思は前々から感じていましたが、月日が経てば経つほど強くなりました。その結果として、将来像を自分なりに考えた時、今の仕事では継ぐことが難しいことに直面したわけです。
シフト制の勤務形態、連休は月に一度あれば良い公休取得、関東圏内とは言え転勤・転属が頻繁にある多店舗経営、体力勝負の実質肉体労働な仕事……そのどれもが、二年前の自分にとっては魅力的でも、今の自分にとっては足枷でしかなくなってしまいました。
それを踏まえた上で、辞める意思を固めました。
辞めた後、もう一度学校に入り直して勉強するつもりはありませんが、そうでなかったとしても転職活動しながら本を読んだり、資格取る勉強したり……そんな余裕が果たして退職した後の精神状態であるかどうかは解りませんが、やりたいと思ってます。
でも、年齢を重ねてしまって、もし自分が養わなければならない家族がいたらきっとその決断も出来ない。辞めることは出来るかもしれないけれど、生活がかかっているから次の仕事を急務で探さないといけない。在職中に探すにしても、年齢がネックになってしまうこともあるはず。
(実際、今の会社は極端に30代後半~50代前半の社員がいません。本当に取締役になるくらいの上層部の方が上にいて、あとは30代前後の社員だけ。それは裏を返せば、本当にごく一部の限られた人しか30代以降仕事を続けていくことが難しい職であると考えさせられます)。
現在、世界的な不況の中、日本はさらにその不況のどん底です。こんな世の中での転職は、リスクが大きいものでしょう。たかだか社会に出て二年、24歳程度の青二才が、すんなり自分が求める次の仕事が決まって行くほど世の中は甘くないと理解した上で、それでももし可能性があるのであれば若いうちではないのかな、と言う結論が『今しかない』と言う退職のタイミングでした。
もう一つの大きな理由は、人間関係でした。今の会社の上司・同僚・部下の方々は本当に個々には、人間味あふれる方々で、一時期社会的な問題にもなった大人のイジメも特になく、楽しく仕事をしている現場ではあったかと思います。
ただ数ヶ月前に店長が交代してから、やや様相を変え始めてきました。
前任の店長は良くも悪くも厳しい方だったのですが、現在の店長が複数店舗兼任の方なのでほとんど店舗にいない。その為か、前までなら絶対になかった仕事の抜けや漏れが多発。その多くが同僚や部下ではなく、上司によるものでそのしわ寄せを部下である自分たちが受けています。
さらに、前任の店長と現在の店長の方向性が真逆。そして、会社としては現在の店長の方向性にどちらかと言えば向いている。自分でも、その方向性や思考回路と言ったものに切り替えたいと思って数カ月頑張ってきましたが、どうしても前の店長の方が偉大で、その方向性や思考回路に共感していただけに、直すことに時間がかかってしまっていました。ただ、店長は店長なので、なんとか奮闘していたそんな矢先。ちょっとした事件が……。
遅番で仕事を終えて帰宅し床に就いたのがだいたい朝方5時。その日は公休日で、直前に控えていた研修の勉強をしようと計画。そしたらお店から電話が7時にかかってきて起こされたら、『俺のミスで研修今日だったわ。行ってきて』と言われて電話を切られてしまいました。
その時、今まで頑張ってきた糸みたいなものがプツリと切れてしまいました。店長が変わって見え始めたミスが積み重なって、『上司なんだからしっかりしてくれよ』と思いながらも、『人間だからミスは誰にだってある』と自分に言い聞かせていましたが、積み重ね過ぎて崩れてしまった感じです。
最初にあげた理由を強く感じていたこともあって、一気に仕事に対するモチベーションが急低下してしまったわけです。
情けない話です。店長の方向性に合わず、上司の尻拭いと皺寄せに呆れ・疲れてしまったことが辞める原因の一つなのですから。
自分が弱い人間だなぁ、と思い知らされました。ただ、それでもそれをストレスに感じながら会社に立ち向かって仕事をしていくなら、家業問題もあって見限るのもアリなのかな、と思ったわけです。
【退職に至る経緯】
辞めさせて下さいと辞意を伝えたのは、上記のちょっとした事件があった当日でした。ある種の勢いみたいなものでした。研修報告の後、お時間よろしいでしょうか?から始まって……。勢いもなかったら言えなかったような気もします。
それが一月半ば。
その後、上司や会社側からの目立ったアクションはなく、もしかしたら忘れられているかもしれないと思って再アクションをこちらから取ったのが、二月下旬でした。
そこからが修羅場。
まずは実質的な店舗責任者となっているNo.2の方とお話をし、その時は『あと半年』『あと一年』と引き留めの説得を受けましたが、最初に辞意を伝えてから一カ月。ちょっとした事件の怒りは落ち着いて、冷静になって考えて、その間に両親や大学・高校時代の友人とそれぞれ逢う機会もあって相談して、気持ちが完全に固まってしまっていたので、お話を全て頂いた上で、改めて辞意を伝えました。
その後、普段ほとんど店舗にいらっしゃらない店長とそのNo.2と自分の三人で、ある種の三者面談。
結論から言えば、ボロクソに言われました。
『世の中舐めてるんじゃないか』『考え方が甘い』『たかだか24歳の即戦力にもならない青二才を中途採用で採る会社なんてねぇよ』……etc
実際に、(上司の言葉選びは悪いなと想いながらも)それは客観的に見て事実な部分なので自分としては否定出来ず、受け止めることしか出来ませんでした。否、どんな理由であれ辞めるのだから、それは受け止めなければならないと思って受け止めてました。だって、それが事実だしね。それを否定することは出来ません。
そして、それを承知の上で、それでも(上記の理由で)辞めさせて頂きたいと伝えた後が……。
『そんなの(辞める)理由にならねぇよ』『逃げんじゃねぇよ』『ふざけんな』……etc
と上位役職を盾に取ったかどうかは解りませんが高圧的に怒鳴りつけられ、自分が率直に感じて結論を出した辞める理由も自分の人格も、さらには相談したという家族や友人の存在までも全否定された揚句……
『会社に恩義感じねぇのか、この無責任』『会社のかけたコストどうするんだ』『辞めるんなら、落とし前つけろや』
まるでヤクザみたいな物言いで、特に後者のセリフは再三言われました。恐喝・脅迫紛いの行為に屈するつもりは毛頭ありませんでしたが、それに応えられなかった自分は(しっかりとこの面談に臨む前に、こういった退職トラブルがある・言われる、それに対する自分の義務と権利を把握してなかった甘さもあって)何も言い返せませんでした。まさか、指を詰めますなんて言えないし、かと言ってお金払いますなんてことも言えないし……。
その日は、時間も時間だったので、もう一度相談して出直してこいと言われて終わりました。
その後、少なからず迷惑をかける両親とはもう一度話し合った結果として、後日、今度は店舗で辞意を伝えました。それも、自分の中で曖昧な表現は辞めて、確固たる意思を以って、しっかりと伝えようと決め
『先日叱咤激励頂きましたが、3月31日付けを持ちまして退職させて頂きます』
と断言して来ました。(円満退社は無理でも、無難に辞めたかったのですが)最悪、前のような言い分をされたら(やりたくないですが)労働基準監督署に相談しますとか、本社に退職届(退職願ではなく)を内容証明郵便で送りつけますとかやらないといけないと覚悟していたのですが、そこでは割とスムーズに承諾頂きました。
そして、現在に至るわけです。
正直、上司の真意は解りません。解りませんが、その上司が受け持つ別の店舗でもごく最近退職された人がいるらしく、それに対する評価が下がるからじゃないか、と仲の良い同僚に恐喝紛いのことを受けた際に相談したら、そういう答えが返ってきました。
それが真実かどうかは解りませんが、その前後でも相手を全否定して罵声を浴びせて暴言を放って……その上、その日の深夜に自分以外の社員に、『自分が話にかみつくなど人間性のかけらも見られない最悪な態度を取って身勝手に辞めると言ってきている』と言う旨のメールを送信している(仲の良い上司の方が、こっそりメールの存在を教えてくれました)など、むしろ相手の人間性を疑いたくもなってしまう出来ごとも重なっていて、『もしかしたら、度量のせまい人間なのかなぁ』と最後の最後でまた失望させられる物事にも直面させられました。
まぁ、自分をダシに自分以外の方々がそれでお店全体として一致団結すると言うのであれば、辞める自分をダシに使って頂いても(所詮辞めるので)構わないのですが、あまりそう言った雰囲気でもないので、そうなのかなと。
【退職日まで】
これから先、どうなるかは解りません。今いるアパートは会社が契約したモノなので出ていかないといけない為、当然電気・ガス・水道などを含めその辺りの手続きや引っ越しもしないといけませんし、公的な書類も……。会社に返さないといけない物品・会社から返してもらわないといけない物品や証明書もあります、そこも早々に詰めないといけないなぁ、と。
次の職は、退職理由に書いていないので想像された方も多いかと思いますが、決まってません。まずは心も体も、ほんのわずかな間だけでも休めたいな、と。その上で、自分の理想が叶えられる職をコツコツ探して採用試験を受け続けて、合間に時間が出来れば資格も何かしら取ってみたい。一応、それくらい手が伸ばせて、それなりの月日を過ごせる程度の預貯金は蓄えた上なので(まぁ、仕事が忙し過ぎて使う暇もなく、偶然貯まっていただけですが)。
仕事に関しては、自分は31日まで、少なくともしっかりと他の同僚や部下に迷惑をかけぬよう、辞めると決まったからと言って手のぬくことないよう頑張って仕事をして、数少ない担当業務も引き継いでいきます。
『落とし前』と脅迫紛いに上司には言われましたが、『落とし前』は無理でもしっかりとケジメはつけないといけない。区切りの日取りも決まったのだから、その日まではしっかり働いて、その後働く方々に迷惑がかからないようにしないといけないと、これからの一カ月を考えてます。
ただ、上記のようなことがあるので、もしかしたらイジメみたいなこともあるかもしれません。それは覚悟の上で、こうした意思を伝えさせてもらっているので、覚悟の上、なんですけどね(まぁ、あまりに酷いようなら多少考えますが)。
後は、上司から面談の席で『おまえは融通が利かない。悪い意味で頑固でしかない』と言われたほどにまで頑なに守った(?)自分の決意と気持ち。それだけは、これから先、決して喪うことなく、それが達成出来るように頑張るだけです。イバラの多い、試練が続く道のりだとは思いますがね。でも、どんなにつらい道だったとしても、多くの背中を押してくれる方々、逆に正面から押し留める方々がいる中で、自分の意思で選んだ結論なので、誰のせいにすることなく胸を張って人生を歩けるかな。
最後に、ここまで読んでいただいた方々、長々と私の近況報告につきあって頂きありがとうございます。皆様の場合、これが参考になることがないことを祈るばかりですが、退職までの経緯でこう言う展開もあるのだな、と思っていただければいいのかな。
このBlogはもちろん閉鎖するつもりはないです! これからも皆様のお力添えを頂きながら、更新していきます。
ではでは~ノシ
NoTitle
面談の時会社の上役からそんな言葉を投げつけられたら、自分だったらすぐ心が折れる、意思が砕けてしまうと思います、というより砕けます。
それ以外のことも全部含めて、月詠さんの最後まで貫き通した意思は絶対にいきてくると思います。
僕はまだ子供ですしこんなことを言える立場にはありませんが、これからも頑張っていって下さいm(_ _)m
ほうらいでした。。