夏のあらし!~春夏冬中~ 総評
70年近く前の戦争の空襲で死んだはずの『あらし』こと嵐山小夜子。しかし、彼女は夏の期間だけ、その姿を実体化させていた……ある特殊な能力を持つ幽霊として。
それは通じ合う人と接することで存在するためのエネルギーを分けてもらい、そのエネルギーを使い、過去へタイムトラベルするというもの。
あらしは、八坂一と言う通じ合える少年と出会い、過去を変える。空襲で死んでしまう人を助け続ける。
それ―――過去を変えるということは未来を変えるということ。
その真意に悩みぬいた一期を経て、再びやってきたあらしと一の方舟での時間。
そして、今度二人が直面したのは、お互いの気持ちと言う名の問題で―――
そんな『夏のあらし!~春夏冬中~』の私の評価ですが...
S
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
夏のあらし!~春夏冬中~ 総評
放映日:200年月~200年月(全話)
私が視聴した放映局:
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
演出 評価:A
作画 評価:S
CAST 評価:A
OP/ED/BGM 評価:S
総合 評価:S
今季、『そらのおとしもの』と並んで個人的に大穴だったのがこの作品。
原作既読ですが、アニメにはアニメのノリがあるので、原作好き=アニメ好きとは限らない珍しい作品の一つでもある。でも、そこが良い。その方向性の正否は、個人個人の趣向でもあるけれど。
ただ『そらのおとしもの』との違うは、一期を経ているか否か。一期を経ている分、【はっちゃけ度】では『そらのおとしもの』よりも上。
シナリオとしては中盤やや中だるみした感じが否めないことと、ネタが『賞味期限のもの→過去に持って行けば大丈夫』路線を引っ張り過ぎと思ったことか。物事には限度がある。悪い意味で良い例。ただし、それ以外は秀逸で、特に終盤10話以降は原作のネタを引っ張ってきたこともあって、出来栄えはかなりのもの。
『そらのおとしもの』がEDに工夫したのに対し、本作は挿入歌であるキャラソンの出来栄えが素晴らしい。全てが、物語が舞台となった時代くらいに日本で流行した曲のリメイクなのだが、リメイク精度や選曲がかなり良い。
三期もやれるものならやってほしいところ。もともとが、原作ネタに依存していなかったアニメなので、DVDの売上とスポンサー次第では期待出来るか?
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 嵐山小夜子
本名をうっかり忘れてしまうほど『あらし』と呼ばれることが多い。まぁ、タイトルの通りだけどw
実際に、09年ベストヒロインにアウォーズで選びました。直近で観ていて、しかもあらしの過去話をした直後だったこともあってインパクトの影響もあるのでしょうが、本当に魅力的なキャラクターだと思いましたね。快活さ、達観さ、精神年齢相応の恋する少女としての気持ちを持ち合わせたのは反則だと思ったw
2位 カヤ
すっかり親父ギャグキャラにw でも、そこが良い! いや、むしろそのセンスを持つCVの名塚さんに度肝を抜かれたというべきか。
3位 上賀茂潤
主人公の一にだけ正体を隠している男装の少女。今季は特に良い意味でスポットが当たったり、一を男性として意識するシーンがあり、さらには終盤であらしの初恋の相手が一だと解った後での、三角関係っぽいところとか、良い味を出したキャラだと思う。
- at 12:26
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
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