にゃんこい! 総評
主人公・高坂潤平はクラスメイトの水野楓に想いを寄せる。しかし、ふとした拍子で猫地蔵の首を折ってしまった!?
翌日から、自宅で飼う愛猫ニャムサスの声が!? それだけではなくて、潤平は猫地蔵の呪いで猫たちの声が聴こえるようになってしまう。
しかも、呪いは加速していき、最終的には潤平は猫になってしまうという。呪いを解くためには、猫を助けていかなければならないのだが、潤平は極度の猫アレルギーで……。
そんなにゃんこい! 総評の私の評価ですが...
S
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
にゃんこい! 総評
放映日:2009年10月~2009年12月(全12話)
私が視聴した放映局:TBS
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:A
演出 評価:A
作画 評価:B
CAST 評価:S
OP/ED/BGM 評価:S
総合 評価:S
各部門別に観てみると、キャスト・BGMが秀逸だった印象。この評価だとまるで某種ガンダムみたいな感じですが(マテ しかし、OP・ED共に今季アニメの中ではトップクラスの出来だったと言わざるを得ないでしょう(曲の出来はもちろん、OP・EDとしての作品との一体感などを踏まえて)。
シナリオはA評価としていますが、マイナス面は主にラブコメ作品としての突拍子の無さです。時間帯前番組の「けんぷファー」が突飛なことばかりしていたので、その比較対象になってしまったのも一因でしょう。突飛な部分がないため、実は話単体で劇的に印象に残っているシーンが少なく、起伏の少ない無難なストーリーな部分も、客観的にみれば評価を下げている。
その反面、全体としての纏まり感やCMカット、教師などのサブキャラが一瞬見せるギャグ的要素など細部まで作りこまれている印象もある。また、アニメオリジナル回も、得てして原作ありアニメでは失敗に終わるケースが多い中、比較的成功した例ではないかと思います。
全体としてシナリオは、あえて多様化を避けて王道要素を詰め込んだ印象。もともとの原作がそうであるというのもありますが、アニメ版でもしっかりと受け継いでおり、個人的にはそこを最大評価しています。
作画は最終回など重要回に限って、やや顔の輪郭とパーツのバランスが崩れたのがマイナス要素として強い。どうしてよりにも寄って、この回で崩れるんだorzと。よってB評価。全体・総合としては十分すぎるレベルではあるのですが。
点数としてはA評価ですが、猫要素と個人的に面白いと思えたのでS評価としています。
実際に二期があるかどうかは不明ですが、二期があるなら期待したいですね。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 水野楓
昨今の多様化したヒロイン像の中では、極めて稀な存在になってしまった「同級生」「入学式での出会い」「天然」「普通に優しい」と学園ラブコメ系王道ヒロイン。これで幼馴染属性まであったら完璧すぎですがね。
2位 ニャムサス
猫版ヒロイン? なにはともあれ、田中敦子氏の声に惚れるキャラです。
3位 桐島姉妹
姉妹を別々のキャラでありながら、やっぱり双子だと二人で一つな要素も強い。双子キャラの強みってむしろそこにあるはずだし、そういった意味でほとんどのカットで二人一緒に描いてシナリオを進めたのは、楓同様、典型的ながら素晴らしいほど王道な「双子ヒロイン」の描き方だったかな、と思う。
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