夢使い 総括
夢使い
吉永さん家のガーゴイルに続いて、最終回を迎えました夢使いの総括です。当初は、恥ずかしながらあまり期待していなかったこのアニメですが、徐々に面白さを増したアニメです(若干、最終回は不完全燃焼気味ではありますが)。それだけに、ちょっと高評価しているかもσ(^◇^;)
業務(?)連絡ですが、明日から2日間はアニメ感想(「ウィッチブレイド」「うたわれるもの」「スクールランブル2学期」)はお休みさせて頂きます。実は、明日から所属ゼミで草津に行かねばならなくなってしまったので、自宅に帰れなくなってしまいまして( ̄∇ ̄;) 後日(出来れば月曜辺りからやりたいけど、月曜から新規のアニメもあるから水曜くらいになるかも)、改めて簡易的になるとは思いますが感想はアップしますので、その時はまたよろしくお願いします。
では、詳細は続きからどうぞ。
※批評の前に
批評はD・C・B・A・Sの5段階評価となっています。まぁ、5段階なので同じ「B」でも若干ニュアンスが違う場合もあるのですが、大まかな評価は以下の通りです。
S=最高
A=高レベル
B=平均的、普通
C=平均以下、微妙
D=……(もはや語ることすら)
アニメの批評のポイントとしては、「シナリオ構成」「演出」「作画」「CAST」「音楽」の5項目+「総評」の全6項目で、さらにおまけで「ベストキャラTOP3」付き。
念を押すようですが、あくまで「私の個人的批評」であって、「客観的批評」ではないので、注意願います。
では、改めて……
夢使い(原作あり)
放映期間:2006年4月~6月 放映局(私が視聴した局):テレビ埼玉
シナリオ構成 評価:S
オムニバスな1話完結が多く、近年の週1放映アニメでは非常に珍しく、新鮮味が強い(似た傾向としては、「あぁ、女神さまっ」もあるが)。また、1話1話で人間の持つ願望に近い「夢」を対象にしていることで、内容がシリアスでディープ(1話では同性愛で始まり、それから近親相姦・二世帯家族問題・夢への引きこもり・破壊願望等々アニメで取り上げるにはかなりディープな話題が多い)となっており、非常に考えさせられる内容が多い。私としてはこの辺りは高評価となっています(そう言うの好きだから)。個人的主観と言うことで、そう言ったディープな話題を1話完結の30分で収めたところを評価してS。
演出 評価:B
技がもっとたくさんあるのだろうけど、かなり絞られていた。特に中盤はほとんどドリームサイクロンで使いまわし。戦闘の無い話もあったくらいで、戦闘に関する演出はかなり低い。
反面、キャラクターの心理描写に関してはこのアニメにおいて生命線なので、だいぶ丁寧に描かれていたと思う。双方を相殺して平均的なB。
作画 評価:A
観る人の趣味でしょうね、ここは。何と言っても原画の絵の好みに分かれます。私は当初あまり好きではありませんでした( ̄∇ ̄;) 今では結構大丈夫です。と言うか、思い返せばダメだったのは燐子の目の描き方だけだったのではないか、と思ってます。あとは普通な感じですし。ただ、大きな作画崩れはほとんど無く、作画のクオリティとしては一定だったのでそこは評価出来るためA。
CAST 評価:A
レギュラーが事実上3人(一・三時花を入れれば5人)と少ないため、レギュラー陣に関しては演技力が高く、文句無し。
あとは大半が1話限りのゲスト陣なのだけれど、特に目立って「うわ、ダメだ」と思う人は(たぶん)いなかったと思うのでA。
音楽 評価:B
BGMは最終回に限れば非常に印象が強い。
OPとEDもそこそこ。EDについては個人的に聞き込んだ結果、10話過ぎ辺りからかなり好きになりました。思わず衝動買いしそうになったくらい( ̄∇ ̄;) まぁ、EDと最終回BGMでB。
総評 評価:A
Aと言う高評価をしたものの、他人にそのまま「観て損はしない」と勧められるかどうかと問われると……。ハッキリ言って、この手の題材をテーマにしたアニメは、評価が個人差で大きく分かれるところなので。
ディープな話題、人間の暗い闇の部分にスポットライトを当てたテーマ、独特のキャラ作画などなど……。でも、私は好きですけどね、この手の話。特に今年度の4月期は、「ひぐらし」と言う推理主体アニメがあっただけに「アニメを観ながら考える」と言うのを良くやったからかもしれませんが。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 父(初代・童遊斎)
何と言ってもそのセリフ。妻を失い塞ぎがちだったとは思えない名ゼリフの数々は、私の中で強いインパクトとして今でも記憶に残ってます。
2位 三嶋塔子(二代目・童遊斎)
主人公。世捨て人と言う設定、スカートの下にジャージ(しかも学生用のダサイやつ)を履くと言う、とんでも設定ながら、夢使いとしての強さは「夢見」が出来ると言う点だけでも最高クラス。そんなギャップが好きです。
3位 三嶋美砂子
10話(だったかな)で見せたあの主役話を観たら、彼女を推さないわけにはいかなかった( ̄∇ ̄;) まぁ、でも一番「女性」と言うか「女の子」っぽいところも良かったと思います。
私の中では、当初の期待を良い意味で大きく裏切ってくれた作品でした。1クールの間、スタッフ・キャストの方々、お疲れ様でしたm(_ _)m
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