生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2
碧陽学園生徒会黙示録2
<内容>
ふとした月末の碧陽学園の一コマを描いた一冊。いつものように杉崎たちはダベってバカしているだけなのだが、月末らしい真冬の金銭不足だったり、深夏の仕事の締め切りが迫っていたり……。
ちょっと違う側面が観れる?
<感想>
書き下ろしの椎名姉妹の短編がそれぞれ秀逸。これまでこの二人の視点で物語が描かれることがほとんどなかったことも、そう見えた一因かもしれないけれど。会長はなんだかんだでネタ要素の宝庫なので、それなりに単発書き下ろしあるし、基本的に杉崎以外の語り部は知弦だし、そうなると椎名姉妹って文面でセリフ以外で登場する機会って少ない。
そういった意味ではとても価値ある一冊。加えて、椎名姉妹とも最後には杉崎ないし自分の周囲の友人に対しては普段口にしない本音が垣間見えるシーンもあるので、本編補完の意味でも価値を持っている。
さてはて、気がつけばこの外伝もシリーズ化してきましたよね。最初が「日常」、そして本巻が「月末」。次回はなんでしょう?
「生徒会の火災」
生徒会室で起こった火災。その原因を究明する杉崎鍵の物語を描いた初の長編!? いやー、オチはきっと会長が室内で花火をやったとか、そんな子供的理由に違いないのですが、このシリーズでそもそも長編はやるべきではないのでは?と思う。
「生徒会の火遊」「生徒会の火傷」
いや、もう杉崎がいる時点で日常がもうこんな感じなんで意味ないね。杉崎にしてみれば、毎日が本気だけど客観的にみると杉崎が毎日が火遊びで毎日が火傷ww
どうして火かっていえば、「生徒会の『日』常」「生徒会の『月』末」。日・月と来たら火かなぁってw いや、もしかしたら年という選択肢も? そうなると「生徒会の年末」「生徒会の年始」とかかwww
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