生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5
碧陽学園生徒会議事録5
<内容>
春。
彼女に出逢わなければ、前を向けなかった―――
夏。
彼女に出逢わなければ、腐抜けたままだった―――
秋。
彼女に出逢わなければ、人知れず潰れていた―――
冬。
彼女に出逢わなければ、強さを履き違えていた―――
だからこそ―――
<感想>
第五巻です。このラノベって、四人の生徒会メンバーを愛でるモノでしょ?とお思いの方々、それは違います! ええ、第五巻の表紙は誰かと問われれば、それは生徒会唯一の男性にして小説の語り部(?)である杉崎鍵!
第五巻は、『企業』編が完結しました。シリアスパートをわずか冒頭とラストで数ページずつ存在していましたが、完全に五巻のメインへ。もちろん、ページ数的には当然ながらいつも通りダベっているシーンの方が多いに決まって入るのですがw
そこで大活躍したのは杉崎鍵です。我らが(?)主人公。だいたいこの手の主人公って、どこか批判的な部分が多いのですが、杉崎は珍しく真っ当な主人公です。ええ、普段の言動とか頭の中がすっかりピンク色だったとしても、です。
もちろん、これにも賛否両論あるのは解っていますが、それでもこの主人公はカッコいいと思いました。それこそ、第五巻の表紙を飾るにふさわしいのは、杉崎鍵だと断言出来るくらいに!
以下、ネタばれ。自己責任での閲覧でお願いします。と言っても今回は文字通り数行しかないです。メインは上で書いたように杉崎の活躍なのでwww
五巻では、真儀瑠先生も陰ながら活躍。大人なところを久々に見せてもらいました。終わり方とかも、それらしくて良いですよね。小説を書いて載せているっていう設定がしっかり活きている。
さてはて『企業』編が終わって、六巻からは『卒業』編らしいですが……。
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