夢使い #11
夢使い 第11話 「過去から来た悪夢」
前回……と言うよりは話的には前々回からの続きな感じです。いよいよ塔子の過去が明らかになってきます……が、今回観ただけだとまだちょっと(・・? って感じが強いです。次回こそ、明らかになるのだと思いますが。
では、詳細は続きからどうぞ。
Aパート
未だに寝込み塞ぎっぱなしの塔子。そこにかつて目の前で父親であり、初代・童遊斎(わらべ ゆうさい)が関わっていると睨んだ燐子は、塔子にそれを問い詰めようと決める。しかし、塔子のところへ行こうとした直前、悪夢退治を依頼してきた黒い喪服のようなワンピースに、塔子が父親の形見として持つ狐面をつけた少女が訪れる。
しきりに童遊斎を名指しで指名して来る少女。夢使いを頼って来る者はいても、童遊斎の名を知り、しかも指名して来る依頼人など滅多にいないことから不自然に思う燐子だったが、今の童遊斎(二代目・童遊斎=塔子)が寝込んでしまっているため、自分が代わりに引き受けると言う。そこへ、今まで塞ぎ込んでいた塔子が姿を現す。
「公園の秘密基地に現れた悪夢を退治して欲しい」
依頼主である少女の依頼はそのようなものだった。塔子はその依頼を受けると、今日のところはもう遅いため翌日その公園に出向くことに。
真夜中。塔子は皆に黙ったまま、1人自宅を後にし、裏山にある公園へと向かう。途中、全てお見通しとばかりに待ち受けていた燐子と合流し、公園の秘密基地へと向かう。その時折で、塔子の脳裏にはかつて父親と共にあった記憶が脳裏を掠める。
公園の奥にあった洞窟。そこはかつて塔子が「秘密基地」と呼んでいた場所。そして姿を現す依頼主。洞窟にさかさまになって存在する少女こそが公園に出現した悪夢と理解する燐子。だが、悪夢は今までのものとは違い、人の言葉を喋り出す。
「どうして妹に教えてあげないの?」
「妹に教えないなんて卑怯よ」
まるで塔子の全てを知っているかのような口ぶりの悪夢。そして、塔子の脳裏にはあの日・父親を喪った記憶が甦る。
Bパート
父を喪い、左目を失った(?)塔子。甦る記憶に思わず叫ぶ塔子。そしてその周りには「昔、家にあった」と言う古いおもちゃが投影されていた。悪夢から伸びる漆黒の蛇。塔子はまるで自分を犠牲にするかのように動かず、燐子に逃げるよう促すも、燐子は四次元ハサミをインストールし、塔子に絡みついた蛇を切断しようとする。しかし、無限に沸いて出る蛇にキリが無い状態。しかも、悪夢は何故か塔子ばかりを執拗に狙い続ける。そこへ美砂子からの連絡で救援に来た一。一によって辛うじてその場から離脱し、山を駆け下りる3人。
「あれはとんでもない悪夢だ」
楽観的な一を以ってしてそう言わしめるほどの悪夢。その時、塔子の耳にはハッキリと自分の名を呼ぶ父親の声が聞こえる。そして、塔子は何かに気付いたように走るのをやめ、立ち止まった。
急がなければ追いつかれると急かす燐子と一。だが、塔子はその場から動かず、ただ燐子に一言告げ、頭につけていた狐面を残して悪夢に囚われてしまう。
「燐子、ゴメンね」
塔子を救うべく、2人でドリームサイクロンを使おうと言う無謀に走る燐子。美砂子から送信されてきたドリームサイクロンだったが、それは悪夢によって一瞬で破壊されてしまった。
気絶した燐子を抱え、命からがら美砂子の家まで逃げて来た一。目を覚ました燐子は塔子を助けるためすぐにでも再戦を望むが、体力的な消耗、ドリームサイクロンの破損、何より悪夢の正体が掴めていない状態では勝機は無いし、塔子を救うことも出来ない、と美砂子と一に説得され、渋々納得する。
美砂子がドリームサイクロンを修復し、一が三時花へと連絡を取っている時、最後に残した塔子の不可解な謝罪の言葉に納得のいかない燐子は、自宅へと走る。そこに、塔子の言動の意味と、今回の悪夢に関わっているであろう父親と塔子について知ることが出来ると信じて。
その頃、悪夢に取り込まれた塔子は洞窟内にいた。まるで何かに取り憑かれたように歩く塔子の先には、少女の悪夢と、そして今は亡き父である初代・童遊斎の姿があった。
次回は最終回……なのかな? 「夢仕舞い・塔子の選択」。「仕舞い」と「終い」をかけてる……のだろうか( ̄∇ ̄;) まぁ、タイトル通りでしょうね。執拗に塔子を狙い続けていること、塔子の過去に詳し過ぎること、「悪夢は持ち主が消えれば消滅する」ことを知ってわざと(?)悪夢に捕まった塔子の行動などからあの少女の悪夢は、幼いころ(5年前)に塔子が生み出した悪夢。それに対する塔子が取る選択、ってことで。
なんか私からすると、普通に面白くなってきたんですけど、夢使いσ(^◇^;)
TB先 参照リンク
・http://astrea9999.blog63.fc2.com/blog-entry-75.html
・http://kingear.blog17.fc2.com/blog-entry-625.html
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