機動戦士ガンダムOO 2nd season 第22話
- ジャンル:[アニメ・コミック]
- テーマ:[機動戦士ガンダムOO]
『未来のために』
未来(あす)のために戦うことを決意した刹那は、純粋種として覚醒を果たす。一方、CBは王留美の情報によってヴェーダの位置を知ると、全戦力を以てヴェーダ奪還作戦に挑む。
しかしそれはリボンズにとって、予期していた「審判の時」だった―――。
<あらすじ>
Mr.ブシドー―――グラハム・エーカーとの死闘の中で、勝利のための戦いではなく、明日を生きるための戦いを見出した刹那。その圧倒的な力は、スサノオの斬戟を白羽取りで受け止め、大破させるほどのものだった。
純粋種として覚醒した刹那は、グラハムにトドメを刺さず、自らもグラハムも生きる道を選ぶ。
王留美の情報によってヴェーダの位置を算出したCB。その位置にA-LOWSの全戦力が集結しつつある事実もあり、そこがヴェーダの位置であり、イノベーターたちの本拠地であろうと確信する。
明日のための戦いをするのだと決意する刹那。リンダたちからの物資も到着。各ガンダムの最終強化パーツや、欠いたGNドライヴ部分を大型コンデンサーで補うことで一定時間動けるようにしたOガンダムをも投入し、総戦力で戦いに挑む。
そして、ヴェーダを巡る攻防戦。
その中で、カタロン残存艦隊がCB側へ廻る。さらに、A-LOWS内でも姿を晦ましていたカティ・マネキンが一部隊を率いて登場し―――。
感想・考察はOPENからどうぞ。
<感想・考察>
全体的に急な展開過ぎてどうしていいのか解りません。主なポイントで挙げるなら、
1)フェルトの刹那への想い
2)アレルヤの想いの果て
3)カティの反逆
でしょうか。
1)は決定的に不足しましたね。と言うよりも、スメラギ復帰後&アニュー参加後、一気に出番もマイスターとの絡みも激減したフェルトをここで持ってくるのはいささか強引。確かに、1話で刹那が生きていることを知っての安堵や、その後も事あるごとに出てくる第一声が「刹那」なので匂わせていると言えば、そうなのかもしれませんが、もう少し決定的な部分が欲しかった。
例えば、マリナを連れ帰った時にもう少し絡ませるとか、刹那がトレミーから離れ離れになった時に刹那よりの描写をするとか。
2)もやや不足でしょうね。アレルヤとしては、おそらくソーマとしての在り方を受け入れたのだと考えています。アレルヤにとっても、ハレルヤと言う人物がいた(高濃度GN粒子領域下ではまだ“いる”のですが)。ハレルヤもまた、アレルヤと言う人間を構成する一要素であった以上、マリーと言う存在にとってソーマ・ピーリスもまた、構成する一要素なのだと受け入れたんじゃないかって。だから、マリーとしての人格が再び裏になってしまったとしても、そこにいる人物はアレルヤにとって大切な人間であることに変わりはない。
アレルヤの心境の変化に対する描写も不足。ソーマ側も確かに不足しているのですが、それはまだ沙慈などとの触れ合いで変化したとも捉えられますし。
3)はもう、完全不足。突拍子なさすぎる。もう少し、製作サイドも起承転結が必要なのだと考えるべきではないか、と。カティ一人が反逆するならまだ解ります。そこに炭酸がくっついてくるのも納得します。でも、現実彼女はほぼ艦隊一つを従えていたわけで……それだけの賛同者を得た経緯などはもっとしっかりと描くべきだった。
まぁ、愚痴ばかり言っても仕方ありません。フェルトもカティも炭酸も、ああいった描写をされると三人とも死亡フラグが経ったみたいで嫌なのですが・・・・・・。
あとは純粋種発言。
つまるところ人為的に覚醒したイノベーターは純粋種ではなく、異端種ってことですよね。この辺の語彙の用い方がいまいち解りづらい。人類が人為的操作を受けずに覚醒したのが純粋種ってことでしょうか。
そうなると、もしかしたらリボンズも純粋種なのかもしれません。彼はイノベーターたちに、自分がいのベーターよりも上位種であることを語っている。それはつまり、
人類→イノベーター(異端種)→リボンズ・刹那(純粋種)
と言うことなのではないか、と。
まぁ、この辺の説明も経緯もさっぱりなのでどうしようもないのですが(汗
久々にここからはメカニック考察。
OOガンダム
新装備はGNソードⅢ。唯一、新装備が模型雑誌で先行紹介されていました。
おそらくは純粋にエクシアのGNソードの発展系と捉えるべきでしょう。個人的にOOのGNソードⅡは、GNソードの発展系と言うよりはGNブレイドの発展系だと思ってます。公式記録上はGNソードの発展系なのですが、刀身サイズやそのシステムを考えるとどう考えてもGNブレイド。
それを原点に戻したのがGNソードⅢ。
理由はいろいろ考えられますが、トランザムライザー時の膨大なGN粒子を制御するため個々のシステムに特化したGNソード型に戻すのが適切と判断したのでしょう。
GNソードの場合、外部をシールド(?)が覆い、GNビームライフルはそれ単体で存在し、そこにGNソードが付随したものでした。つまるところ、例えば外部装甲がなくても他の機能は発揮するし、GNソードが折れてもGNビームライフルには影響がない(逆もまたしかり)。それ自体は1話でエクシアリペアが半壊状態のGNソードで戦闘を行えていたことからも明白でしょう。
それに対してGNソードⅡは、刀身部分およびその内部にビームライフルとしての機能を持たせた。おそらく刀身が欠ければシステムそのものに不具合が出てビームライフルとしても使えなくなるでしょう。根元から折られたら確実に使えない。また、刀身内部にビームライフルとしての機構を組み込むこと自体が、装備としての複雑さを生み、強度面での問題もあったはずです。
GNソードⅡは、高速戦闘時においてビームライフルモードとソードモードをほぼタイムラグなしで運用出来ると言う、あくまで使い分けに重点を置いたもの。ただ、トランザムライザーにおける膨大なGN粒子とそれによる超高速戦闘において使い分けはそこまで重点をおくべきものではなくなったのではないでしょうか。
それに故に、単体として個別に完成された機能を持つGNソード型を新装備に選んだ。刀身部がグリーンなのは、おそらく外伝で出てきたダブルオー・セブンソードが保有していた武器の一つの技術でしょう。グリーンの部分は、GNコンデンサーの技術を応用した部分でGN粒子を効率よく熱変換し、接触した部位に対して高効率で熱を伝達させて切断するもの、だったはずです(うろ覚え
それらの機能は巧く働いていて、その切れ味はGNソードⅡを軽く超え、ライフルモード・ソードモードでそれぞれGNソードⅡ以上の成果を出しています。
欲を言えばオーライザーにも追加システムや武装が欲しかったかな(汗
ケルディム
正直解りづらいです。変更点としては、
・右肩の長距離狙撃ビーム砲?
・シールドビットを左肩に集中
・後部の太陽炉周辺には新たなシステム
でした。
長距離狙撃砲は ハロが制御しているのか、それともケルディムのスナイパーライフルに連動しているのか同時攻撃が可能。精密射撃の同時攻撃なんて普通は出来ないですから、狙撃手としては確かに魅力的な武装。
シールドビットは左肩に集中してますが、そのほかの部位に設置された新兵装が判りません。大型のビット兵器なのか、それとも……。
アリオス
私の中でキュリオス・アリオス系MSの到達点に達したと考えています。おそらく追加兵装がもっともハマったのはアリオス。
変更点は、
・大型のGNビームバズーカ(GNマシンガン装備?)
・背部にミサイルコンテナ追加
です。
アリオスは高機動を生かした一撃離脱戦法が基本的な戦術ですから、それを考えると今までのアリオス(ないしキュリオス)は機動性はあったが火力に乏しかった。それは機動性を低下させるような火力を産める巨大な武装を装備するのはコンセプトに反するからだったと思うのですが、それは違うと思います。
一撃離脱を実行するには高い機動力と、一撃必殺の火力があってナンボ。火力に乏しくて何度も攻撃しないと倒せないようなようでは、一撃離脱は成功しない。だから、ミサイルと何よりバスターライフルのような強大なライフルを装備したのは嬉しい限りです。これで日の目を見づらかったアリオスも活躍してくれるでしょうσ(^◇^;)
しかし、これで、ますますウイング・ウイングゼロに近い機体になってしまいましたな。まぁ、個人的に好きな機体ですが。
オーライザー同様、アーチャーも大きな変更点はなさそう。
セラヴィー
全体像としてはヴァーチェに戻ったな、と言う感じ。
変更点は、
・腰部にGNバズーカⅡらしきものを装備。
・背部のGNキャノンⅡを強化(セラフィム時の強化武装?
・肩部・脹脛部に黒い物体あり
です。
腰部のGNバズーカⅡの増設を考えれば、両肩・両足の黒い物体は大型のGNコンデンサーと考えるのが妥当でしょうか。風貌としてはヴァーチェそのものなので、GNフィールド強化装置でも面白いのですが、どうもそう言うわけではなさそう。
あとはセラフィムがどう強化されているかと言う点ですかね。加えて言えば、セラヴィー時から言われていた、ヴェーダのバックアップを受けて初めて発揮されるトライアルシステムを超える新システム。これがどういうものなのかが気になりますが、果たして最終回までに披露されるのでしょうか(爆
Oガンダム
まさかの登場。GNドライヴ部分を大型コンデンサーに取り換えて稼働させる方式は、すでにGNアーチャーで実証済みですから、理論的には可能です(GNアーチャーはもともとエクシアらと同じ第三世代ガンダムとして開発されたものの、途中で遺棄されたものを支援機として完成させたもの。つまり、もともとGNアーチャーもGNドライヴで動かすことが前提だったが、GNドライヴは全て使い切っているため本来GNドライヴが入る部分に大型コンデンサーを積んで代用している)。
問題はパイロットが誰なのか、ですよね。ラッセが出てくるのではないかとも思いましたが、操舵士として復帰してしまいましたし、もしここでアニューが生きて戻っていればアニューが乗る可能性もあったのですが・・・・・・。
次回『命の華』。考えられる戦死者リストは、カティ、炭酸、ブシドー、イノベーター各員。辛うじて次回予告を見る限りではライルも危うそう。しかし、登場人物が多すぎて人物整理のために殺すのは、Vや初期SEED以来のような気がします(特に後者はひどかった)。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
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アリオスの新装備かなり好きです。背部のコンテナはミサイルだけでなくGNコンデンサー的な役割も兼ねてると思うのですが、どうでしょう?あとコンテナから粒子が出てるようにも見えたのでバーニア内蔵かもしれないですね。
ラッセはほぼ確実に逝くでしょうが、トレミー側にはあまり死者がでてほしくないですね。
あっ、残り三話で新キャラが出るそうですよ(笑)