地獄少女 三鼎 第20話
『地獄博士対地獄少女』
ゆずきが通う学校の保険医であり、かつて地獄少女に深く関わった柴田つぐみが、地獄通信に名前を書き込まれた。
書き込んだのは溝呂木省吾。
アクセスされたことを知り、あいが、ゆずきが、そして書き込まれたつぐみ本人が溝呂木邸へと向かう。
<感想・考察>
地獄少女の役目は、その人を本当に地獄に送るべきか判断することではなく、決まった相手を流すだけ。そこで相手を選ぶ権限は、きっと地獄少女にはないのでしょう。それは、すでに二籠の時に解っていたことですが、ゆずきがいるためよけいに対比がハッキリしたように見えます。
あいとつぐみとゆずき。
確かにつぐみの特性やゆずきの特性を比較すると、つぐみが地獄少女になる宿命を背負っていた可能性はありますね。
でも、そうならなかったのは、彼女が言う「罪がない……わけではない。私は一ちゃんを」と言うセリフに凝縮されているのかもしれません。一期では流さなかった一を、結局最後に流してしまったために彼女は地獄少女になる宿命から外れてしまったのかもしれません。
ただ、確か地獄でも償いきれないほどの大罪を犯したからこそ地獄少女をしていたはずのあい。そうなると、地獄に流した=宿命から外れた、と言うのは矛盾する気もします。むしろ、地獄に流した人間にこそ、地獄少女にならざるを得ないような気もするので。
つぐみやゆずきがしきりに口にした「罪」。ゆずきは罪のない人間を流すなんて間違っていると言うが、そもそも「罪」の有無や重さは誰が決めるのか、と言うこと。結局そこで、ゆずきはゆずきの観点で「罪」の有無や重さを決めてしまっているんですよね。
だから、正直観ていてゆずきの存在はウザったさえ感じてしまう。おそらくあいが一期、二期と通じて自分に対する答えを見出すまでのプロセスやつぐみに対する想い入れがあるから、なのかもしれませんがね。
次回『地獄少女vs地獄博士』。
<TB先 参照リンク(URLアルファベット順)>
赤字はTBが現在弾かれてしまっているBlog様です。
・http://ameblo.jp/norarin-house/entry-10212280791.html
・http://blog.livedoor.jp/ms_2001/archives/50658697.html
・http://okimamoton.sblo.jp/article/27034375.html
・http://sigerublog.txt-nifty.com/utakata/2009/02/post-4a86.html
・http://yfuji.moe-nifty.com/compass/2009/02/post-49a2.html
TBありがとうございました。御サイトに残念ながら接続することが出来ず、TB返しが出来ませんでした。申し訳ありません。
もしよろしければ、拍手ボタンをポチッと押して下さいm(_ _)m 管理人のモチベーションが上がります(ぉ
Comment
Comment_form