あかね色に染まる坂 総評
妹の湊とひとつ屋根の下に住む長瀬準一。突如、彼の目の前に婚約者を名乗る美少女・片桐優姫が姿を現す。
しかも、準一は優姫とキスをしてしまうから事態は悪化していくのだが、準一との婚約を見極めるため優姫は準一たちと一緒に暮らすことになって…
そんなあかね色に染まる坂の私の評価ですが...
A
です。(SS、S、A~Dの評価)
では、詳細は続きをどうぞ。
※あくまで評価は、私的主観によるものですのでご了承下さい。
あかね色に染まる坂
放映日:2008年10月~2008年12月(全12話)
私が視聴した放映局:テレビ埼玉
総評
※評価についてはこちらからどうぞ→評価について。
シナリオ構成 評価:C
結局のところ、最後の最後で湊に持っていかれてしまったわけで、それまでまるで伏線がない状態で(出始めたのは直前)、だったらそれまでの10話近く費やした部分は何だったのかと思ってしまう。このエンディングそのものが不満なのではなくて、そこに至るならそれならそれで、もっと前から布石は必要だったのではないか、と言うこと。
全編シリアスで描けとまでは言わないし、展開としてコメディ中心で観やすかったのは事実だけど、少しずつ湊の準一や優姫に対する心情はもう一歩も二歩も踏み込んでおくべきだったように思えます。
演出 評価:B
メイン三人の中では優姫の描写は深くて、また観ている側にも解り易くて伝わってくる部分が大きかった。問題は、最終的に結ばれる準一と湊だろうか。湊の描写不足は言うまでもなく、準一に関しては……いや、あれはあれで描写された方なのかもしれない。
突如として中学時代の自分が自分に問いかけると言う、二重人格みたいな展開になってしまったからやや複雑に見えただけで。
作画 評価:B
平均的かなぁ、と思います。別段、崩れていなかったけれど、特に秀逸すべき点もなかった。ただ、安定していた、と言う部分では評価していいような気もします。
CAST 評価:S
キャストに関してはこの上なく豪華です。主役をはじめ、わきを固める面々も……。あとはストーリーさえと言ったところでしょうか。
OP/ED/BGM 評価:B
可もなく不可もなく。欲を言えば、もう少し印象的なBGMがあればよかったかなぁ、と。
総合 評価:B
原作を知りませんのでその比較は出来ませんが、アニメ作品としては不完全燃焼と言うか、サクサクッと終わってしまったかなぁ、と。
あまり重すぎると今度は観づらい部分も少なからず出てきてしまうのですが、それは別にしてももう少しキャラクターの心理描写には重点を置いても良かったように思えます。ぶっちゃけ、長瀬両親の戦闘シーンなんて別に毎回入れる必要性はゼロだったんじゃないだろうか、と。その時間をメインキャラの描写掘り下げに当てられれば、もっとコメディ中心ながらも中身の濃いアニメになったように思えてなりません。
おまけ
ベストキャラTOP3
1位 椎名観月
抜群の存在感を持つ生徒会長。まぁ、なんとなく最初に思い立ったキャラでした。
2位 片桐優姫
メイン三人の中では最も心理描写がされたキャラクター。観ていて成長したな、と言うか、時間が経過したんだな、と言う部分がしっかりしていた。
3位 杉下 清次郎
教師でサブキャラなのに印象度が強い。カッコイイ男って感じがする。
- at 04:46
- [アニメ(放送中):総評(カテゴリのない作品)]
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